笠井あゆみさんのレビュー一覧

千年後宮 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

8割

先生買い。8割、ハマっているシーンでは?と思うほど、ぐっちょんぐっちょんでした。ぐっちょんなんだけど、お話があってですね、楽しい。エロい気分の時には最高なのでは?と思った一冊、370Pほど+あとがき。しかしぐちょぐちょでしたよ。

神の楽園と呼ばれる、大陸最大規模の伽国を治める皇帝玉還は17歳。17歳になったら妃を・・と言われていて、向かった後宮にいたのは、4人の妃と9人の嬪などで・・・と続き…

6

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

攻めの献身にふるえる

何度目かの読み直しです。
初めて読んだ時はサイを害獣でなんて鬼畜なんだ!と思ってました。

しかし再読なのでサイの気持ちを考えるとまた違う感想になります。
あんなやつに心酔して尽くして何もかもを捧げている己裕をサイはどんな気持ちで…(泣)

何度も己裕にどう思った?何を感じた?と問い続けるサイ(泣)
己裕からしたら地獄な日々のはずなのに、少しずつ変化がみられ…。
このサイの献身を!…

1

千年後宮 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

執着溺愛フルコースな一冊

怒涛の伏線回収が、めちゃくちゃ気持ちいいーー!
本編を読み終えたあと、暫く鳥肌が止まらなかった…
できれば、粗筋すら読まずに何の先入観もなく読んでいただきたい。
ネタバレ無いほうが絶対に楽しめると思います!

宮緒先生のXを拝見して「ほのぼの執着攻めです」の紹介文と、表紙奥に鎮座するラスボスに惹かれて購入しましたが。
いやー、もう期待を裏切らない“ほのぼの執着攻め”でした!笑

『…

6

アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

用意周到完璧策士溺愛攻

最初のほうは、ツンツンすぎる由葵のことが好きになれず。
可愛げがなくて。
完璧なアルファのアシュレイに対するコンプレックスや焦りがかなり強く、感情的な面が隠し切れてなくて、これは寮長やキングを先々狙うには、計算高いばかりではなくてもう少し冷静で理性的でないと…とマイナス面が目につきまして。

取り巻き同士の諍いだとか、ギルとの揉め事を収めきれてない感じとか、バース以前にね、由葵には隙があり…

0

恒久の月 小説

Tempp  笠井あゆみ 

一家を守ろうと自らをなげうつ延年と、延年を愛し守った武帝の切ないほどの愛に涙

前漢時代の史実をベースとしたフィクションとのことですが、社会の情勢や当時の風俗が窺え、BL読者に留まらず、歴史ベースにしたフィクション、あるいは時間を遥かに経て紡がれた恋愛小説と考えてもしっくりします。

武帝は、次の皇帝の子を産んで自分が権力者になりたい獰猛な女性たちに囲まれ、特別のただ一人を愛することは立場上許されないしがらみに絡めとられ辟易としています。匈奴をやっつけた英雄として民衆に囲…

4

千年後宮 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

これが噂の100ポンドステーキBL(衝撃を受けている)!!

たった今、コミコミさんのSSペーパーも含め、読了したばかりなんですが、、、


す、すっっっごいのを読んでしまった!!


いやはや。
お表紙からSSペーパーに至るまで、一部の隙もなく、宮緒先生ワールドが炸裂していましたね。


麗しのイケメンSたちのごぴーだと思ってたら、まさかの、、、ですね!!(読んだ人には分かる歓喜の戦慄)

まず、冒頭で抱く数々の違和感。


6

恒久の月 小説

Tempp  笠井あゆみ 

中華史が奏でる魂の主従愛と激動の物語

な…なんて読み応え!
なんて素晴らしいストーリー!!

中華史に彩られた魂で繋がり合う男たちの姿に、いつまでも読後の余韻が収まりませんっっ……!
主の従を想う愛の深さに、思わず涙。。。最後の1ページ、最後の一文字までみっちりと読ませにきます。
本当に…本当に素晴らしいお話でした。

この作品は、史実を元に綴られた歴史ロマン溢れる物語。武帝と延年の2人の濃密な主従関係からは、ブロマンス…

5

あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

No Title

ずーっと読みたかった本作。
宮緒先生の新刊「千年後宮」にも絡んでいると聞き、アンリミにもなっていたので読みました。

柊と夏生の執着愛が堪能できるのはもちろんのこと、そこに並行世界が加わり更にはミステリー要素も。盛りだくさんです。
最後は現代に戻り、仮想通貨をうまく操るも家電を叩いて直す柊にクスっとなるハピエン。

がしかし、その後登場する「おだまき様」。
ええー!?そうきたー!?

1

囚われのオメガ王子と恋の奴隷 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

ありがとうアラリック、リンツェットを幸せにしてくれ。

本当に出会えて良かったーーー!!
ふたりが運命の番で本当に良かった。

リンツェットの生い立ちは先の「深窓のオメガ王子と奴隷の王」でも少し触れられていましたが、こんなにもこんなにも辛く孤独な思いをして何年もひとりで過ごしていただなんて。

根拠もない迷信のために、生まれた時から忌み嫌われてきたリンツェット。
優しい母が亡くなり、家族のようでもあり優しい側仕えのふたりも遠ざけられ、顔を隠…

1

深窓のオメガ王子と奴隷の王 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

誤解の糸をほどいたら、強面が全崩壊した。

小林典雅先生×オメガバース×笠井あゆみ先生
しかもエロ度エロエロ
いつもと違う作風なのかな?とドキドキしましたが、やっぱりシリアス寄りでも小林先生らしいですね。
複雑化、深刻化させようと思えばきっといくらでもできそうなストーリー。だけど関係性をごくシンプルに抑えて、読み終わった時ほっと一息つける。やっぱりそこは変わりません。

最後まで読み終わった後にもう一度最初からたどると、ロランはこ…

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