いちご狂
こんなに攻め受けへの好感度が180度異なる作品は久々でした。攻めの廉は本当に好感の持てる男の子だったんです。カースト上位にいながら変にかっこつけでもなく自然体だし、好きな相手にはどんな態度をとられても下手に出る優しさがあって、手を離されたらちゃんと追いかける。濡れ場多めの作品ですが、受けの意思を無視して一方的に責め立てることもないので終始穏やかな空気感が漂っていて。とても誠実なキャラクターでした…
後半の攻めである廉視点の話がなければ中立評価にしていたと思います。家が隣で幼馴染同士の廉と夏稀。この1巻の5分の4くらいがほぼ夏稀の性処理描写に割かれています。もちろんこの歳の男の子にとって逼迫した問題なのは重々承知していますが、それにしても廉への求め方があまりに自分本位で廉が可哀想なくらいでしたし、そういうシーンばかりなので食傷気味になりました。ネットで調べられない、父親や友達に聞けないからと…