灼さんのレビュー一覧

イルカの耳骨 コミック

 

存在そのものに価値を与えた救済ラブ

"要る"か"要らない"
"役に立つ"か"役に立たない"

全ての指標がこの二択でしか考えられないって切ないですね。
自分の存在価値がそんな二択に振り回されてるなんてどうかしてる。
"都合のいいヤツ"に成り下がることでしか自分の価値を測れなくなった浅見にどこか怒りの気持ちも沸いたし、自分がどうしたいかより、相手がどうしたいかを優先させてしまうキッカケとなった暗い過去を思うと、どれだけ辛かっ…

3

『イルカの耳骨』電子特典描き下ろし漫画 グッズ

重なり合う二人の気持ち

「イルカの耳骨」電子限定おまけ漫画のこちら。

短い4コマ漫画ですが、千晃×浅見が互いを想い合う気持ちの一幕が見られ
キュンとする内容。
全体的に切なさ漂う本編とは異なるほんわか感に、ほっこりしました(*´˘`*)

図書館で天体の本を探しているところを千晃に見つかった浅見。
その千晃の手には「練り物大百科」が握られていてー

という内容です。

千晃に見られ、恥ずかしそうに…

0

イルカの耳骨 コミック

 

最高に心に響く。何度も読み返したくなる

文句なし!の「神」。
ここ最近読んだ漫画の中で、一番刺さるお話でした。

言葉やシーンの一つひとつに胸打たれて、読後少しぼうっと惚けてしてしまいました・・
読み終わったらもう一度、二人の出会いのシーンから読み直したくなります。

大学同級生のセフレ/年下幼馴染の二人が絡まるトライアングルラブ…
ではあるのだけど、その枠には収まりきらない背景や想いがあって、
物語にどっぷり浸って色々…

2

イルカの耳骨 コミック

 

散りばめられた【愛のキーワード】とは…♡ 読後感が良い。

詳しい内容は他の方々がしてくださってるので…わたしはキーワードの話についてします。
後半から本編ラスト、描き下ろしへと怒涛の伏線の回収は感動ものです!
この作品、たくさんのキーワードが出てきます。
パズルのピースのように散りばめられたキーワードが、最後にピタッとハマるのは爽快です。

下記のキーワードに注目して読んでみてください。何度も出てくるので面白いです。
【お願い】
【願うより…

2

イルカの耳骨 コミック

 

コミュ強受けと寡黙攻めのホントのところ

まず「イルカの耳骨」っていうタイトルが凄くロマンを掻き立てられるタイトルでとても素敵だなあと。とても好き。

一見コミュ力高めで明るい性格に見えて、実は傷ついた過去の経験のせいで大事なところで臆病になってしまい、必要とされたくて自分を蔑ろにしがちな世話焼きの受けと
何考えてるかわからないけどちゃんと人を見ていて実は愛が重いムッツリ攻め…
この組み合わせ大好物なのでまるで私のために作られた作…

4

イルカの耳骨 コミック

 

トラウマへの寄り添い方

うわわわわわ~~~~~!!!(;////;)
すっっっっごい良かった!!!(;////;)

救済の要素もあるのでお好きな方は是非…!
っていうのもあるんですけど、
シンプルに三つ巴ラブの感情の絡み合いが良い。

3人の中で攻め受けは完全な両片想いで
もう一人はいわゆる当て馬ポジなんだけど、
受けにとっては弟の様に大事な幼馴染なんです。

それこそ攻めとの事後でも連絡があれば…

4

イルカの耳骨 コミック

 

3人それぞれの欲望と大学生の恋がリアル

千晃×浅見

灼先生の作品、
今回もまた味わい深い。


大学生の浅見と千晃のセフレ関係に、
浅見の年下の幼馴染・宝が加わって、
展開されるエモーショナルな三角関係。
(浅見と千晃のエッチもエモさ全開。)

宝が欲しがっている「イルカの耳骨」が全体に繋がっているのが巧妙で、
安心できる結末が心を温める。

千晃と宝の浅見への執着、
3人の恋のゆえに生まれた嫉妬、
浅…

4

あおに鳴く・続 コミック

 

爽やかな重たさ

読後しばらく放心しました。
シリアスな雰囲気を挟みつつ、穏やかな日常がベースでキャラの掛け合いもテンポよく爽やかな雰囲気だと思います。ですがラストにかけてズシッと...。
キャラも魅力的で、丁寧な描写に惹き込まれます。
解釈分かれると思いますが、私は幸せな後日談を想像してます。
ストーリーもさることながら、絵が美麗ですね!実は表紙に惹かれて購入したのですが、中身もずっと綺麗なイラストで、見…

1

あおに鳴く 小冊子 グッズ

切なかわいい

本編ラストの解釈のヒントになるようなエピソードはなく…当然かw
本編の合間のショートストーリーが読めて電子派にはとてもありがたいです。

冷静でどこか冷めたところがある司朗が、だんだん菊を好きになって照れたり自分からキスしたりストレートに言葉にしたり…本編での変化を思い出し改めて切なく萌えます。

司郎は菊の顔立ちがタイプだったのか?!とか、素直な欲にあらがおうとするとか、菊が作ってくれ…

0

あおに鳴く・続 コミック

 

ラストの解釈について

ま、ファンタジーですもんね。
前作のレビューにラストがどうなるか不安だと書いたのですが。
タイムスリップしてきた人がそのまま現在で生き続けるのは物語としてあまり考えにくい。
やっぱり一度過去へのケジメが必要となるのはわかる。
が、タイムスリップしてきた時と同じシチュエーションにしたからって、都合良く鴻が消えるのはあまりにファンタジーだなと。
そして、過去が変わって司朗は家族に愛されて育ち…

0
PAGE TOP