安西リカさんのレビュー一覧

月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

ほど良いむずがゆさ

意地っ張りと感じが悪いって紙一重だと思うのです。
本当はこんなことを言うつもりではなかったのに!と、その場にそぐわない発言をしては脳内反省会をするナランを読み手は見守っていられるものの、婚姻のお相手となるダムディ側の気持ちはわからないわけで。
人見知りで不器用なのはわかるけれど、はたしてこの皇子さまのことを好ましく思えるのだろうかと少々ハラハラしました。

ところがですよ。
作中でナラン…

6

楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

誰もが自由に生きられる世界を、

「セクサロイドと人間」というそもそもの立ち位置が違うふたりの恋なので、
切ない展開になるのも覚悟して読みましたが
非現実的な部分と現実的な気持ちの問題が共存していることが本当に切なかった…。
自分たちの努力では変えられないものの前で、
愛を抱えながら立ち止まるしかできないなんてこんなにツラいことがあっていいのかと、何度も胸が締め付けられました。

自我を持っているセクサロイドは、人間と…

0

『月満ちる第四皇子の婚礼』出版社特典ペーパー グッズ

朝の身支度、お団子をこしらえるナランと、誓いの日への思い

安西リカ先生「月満ちる第四皇子の婚礼」の購入特典ペーパーのこちら。

ナランの朝の身支度で目が覚めたダムディが、
今までのことを振り返りながらナランと会話を交わし…という、
ほのぼの心温まるお話でした(*´˘`*)

新たに”伴侶の誓い”をたてることになっている日の朝。

しゅ、しゅと髪を梳く音で目覚めたダムディ。
最愛の伴侶がせっせと朝の身支度をしているのをじっと見つめていると…

0

恋の傷あと 小説

安西リカ  高久尚子 

No Title


先生があとがきで今回プッシュしたいのは「がさつで恋愛下手な男に惚れてしまった気の毒な受」と書かれていたんですが(攻めのことも書いてあるけど)、未知也が惚れてしまったのは自分の元妻を妊娠させた男を探して激怒している橋口さん

その妻を妊娠させたのは未知也の彼氏(行方をくらましている)なんていうんだから……。二人の出会いも衝撃的だけど、行動を共にするにつれ惹かれていく未知也の気持ちが切なくて

0

月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

前半と後半の対比がさすが!

ナランー、ダムディー!

前半はナラン視点、後半はダムディ視点です。
お見事でした。
前半は大国の第四皇子のナランが隣国の小国の王弟ダムディと伴侶になるところから…。

もうナランの自己評価や口下手不器用プライドは高いなところが、読んでてなぜか泣けて泣けて。共感してしまって読むのに声が出そうでした。やめろーって。
お慕いしてるんでしょ?お話したいんでしょ?なのに口が喧嘩を売るようなこ…

5

月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

政略結婚が政略結婚でなくなっていく甘みのある愛に酔いしれました

安西リカ先生の日常現代ものじゃない作品は、久しぶりな気がする(笑)
カテゴリ的には外国モノ。世界観としては、チベット辺りか、モンゴル、あるいはネパール辺りかなって感じでしょうか。
時代背景も中世から近世くらいで、前時代的な趣きを感じる雰囲気がしっとりと艶めかしくてとても良かったです。

同性同士の、カタチだけの政略結婚から始まるストーリーというのはまあまあ見かける設定ではありますが、ちょっ…

7

月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

長髪同士のロマンチックシーンが最高。ドラマチックなファンタジー作品!

いやぁ、もう完璧に面白かったです!

大国の第四皇子ナランツェツェギと小国の王弟ダムディスレンの婚礼からお話は始まります。名前が難しい~と思う勿れ、基本はナラン様ダムディ様と呼び合いますので大丈夫!
(ちなみに閨では2人は呼び捨てになる。最高。)

ナランは自国でもあまり顧みられず過ごしてきた存在感の薄い第四皇子…とくれば健気受け?と思ったら、口から出る言葉は「大儀」「~しておらんわ」と…

8

月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

お団子頭の意地っ張り皇子の、可愛らしい仏頂面。受けの魅力満載の歳の差オリエンタル・ラブ

ああああーーー…!!
萌えすぎて萌えすぎて、なんというかこう、たまらない気持ちです。。
個人的に★5つでは足りなくて、倍にしたいぐらい。
以下、ただただ萌えを叫ぶレビューとなります...

安西リカ先生の新刊。
つい先日センチネルバースの現代ものを拝読した気がしますが、
間を置かずに新刊が読める幸せを噛み締めました。

今回の物語は、オリエンタル(中華、ともまたちょっと違うような…

8

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

残るものが何もないので……

安西リカさん大好きなんだけど、これはびっくりするほど刺さらなかった。あまりに何も無さ過ぎて。将来のビジョンもない幼い主人公が受験に挑む日々をただ見ていただけのような。
美術系の話にしては厳しさが無く、ゆるふわなのは読みやすかった。

連がサッカー部を引退してから美術の道に進み始める経緯は、応援したい気持ちを盛り上げるのが難しい。もう高校生なのに、大学選びでその先も考えずに美大受験はお気楽すぎ…

0

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

難しい題材を上手くまとめる力量に感動!

百合原透の謎めいた過去をメインに過去の滝本と三希の関係なども違和感なく分かりやすい構成と文章で書かれていました。
謎解きと恋愛の両方を期待しながら夢中で読み終わりました。

良いとこのお坊ちゃんで弁護士資格もある滝本ですが、愛より地位、権力、成功が大事な家柄なので最初ちょっと癖があり嫌なやつでした。
透と仲良くなってお互いの家を行き来し食事を一緒にするようになると、案外と幼稚な面が見えてな…

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