依田沙江美さんのレビュー一覧

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

明治時代の怪異譚

本書をあらわすキーワードを並べるとしたら、明治時代、東京の大学、植物学、田舎、妖かし、沼神、口のきけない使用人、といったところでしょうか。
著者の作品としてはとても特異な世界観だと思います。
この本を読んで、本当に振り幅の広い作家さんなんだなと思い知りました。
本のタイトルがタイトルなだけに、いったいどのような小説なんだろうとわくわくしてページをめくりましたが、「意外」という感想をもち、作者…

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よろめき番長 コミック

依田沙江美 

番長ではなく超コミュ障のピュアな大人の素敵な恋愛!

こちらの大好きなレビューアーさんが神評価されていたので読んでみましたら、ドストライクの素晴らしい作品でした!
依田先生が描かれるコミュ障の『30歳純情男子』(受け)に大笑いしたり共感したり、あーこういう子いたなぁーと勉強になったりです。
いろんなことにネガティブ思考ぐるぐるグルグルしてしまう受けの若葉くん。依田先生の描き方が素晴らしすぎて、どんどん愛おしくなっていきます。
そんな若葉くんを好…

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ラブ・プランツ 小説

火崎勇  依田沙江美 

穏やかな触手BL…じゃなかった、××BLのお話でした。

プロトプラストにより植物化してしまった攻めの家に、住み込みの家政夫としてやってきた受け。
攻めのことを何も知らない受けは、優しい攻めに好意を抱いていくのですが、攻めには怖い研究者の同居人がおり、そして何やら 2人は秘密を抱えているようで、、、?!!


お表紙とタイトルからしてなんとなくそうだろうなあとは思っていたけれど、まさか攻めが○○でいたとは!!(伏せている箇所は、ぜひ読んでご自身の…

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largo(ラルゴ) 小説

榎田尤利  依田沙江美 

甘酸っぱい音大もの

ピアノを弾くかわりにキスをさせてほしい。

読み始めて数ページであっという間に作品の世界に引き込まれてしまう榎田先生マジック!
音楽大学のピアノ科を専攻している学生たちの青春物語なのですが、サラっと読める読みやすさの中にもじわじわと沁みるものあり、かわいさあり、もどかしさあり、葛藤あり…と、榎田先生作品の中ではライトな印象がありながら満足度の高い素敵な1冊でした。
天才型と努力型の組み合わ…

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真夜中を駆けぬける コミック

依田沙江美 

何回もこのお話に戻ってきちゃう

依田沙江美先生の作品の中でも、このシリーズが最も好きです

作中の印象的なセリフ

「同じ人間にニ度も恋するなんてあるんだろうか」

「二人とも最初から恋におちた」「世界中が彼でいっぱいだった」

「2度も同じ人間を・・・・そんなことがあるのかどうか」

「いずれおまえは俺に飽きる いつかそうだったように
 その時俺はどうしたらいいんだろう?」

光の腐女子にも、夜明けの…

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よろめき番長 コミック

依田沙江美 

嫌いじゃないの、タイプが違うの

 依田先生は若葉のような独特のキャラを描き出すのが本当に上手いなぁ、と改めて感じました。ちょっと天然ぽくて、不思議ちゃんと評される若葉。会話する時に相手と目を合わさなかったり、基本受け身の姿勢だったり、人との付き合い全般的に消極的な彼。私自身はここまでコミュニケーション能力が低くはありませんが、彼の心情にはとても共感することが多かったです。自分の領域に他人がいるとリラックスできないし、気の置けない…

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かみなりソーダ コミック

依田沙江美 

仏教系 全寮制

2006年発刊の作品。
古さを感じない、可愛らしい絵。
みんな恋してる。

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ブリリアント★blue 2 コミック

依田沙江美 

2人も、2人の家族も愛おしい

 1巻だけではこの作品の醍醐味を味わえないですね。これは是非2巻まで読んで頂きたい。相手に本気で恋していることをお互い自覚しつつも、先の見えない同性愛や噂がすぐ回る田舎での恋愛に少し腰が引けていた章造と、自分が女性でないことに引け目を感じていた七海。そんな2人がこの閉じた場所で、どんな風に自分に恥じない恋人関係を築いていくのか、2巻ではそれが丁寧に描き出されていました。

 章造の家に来ていた…

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ブリリアント★blue 1 コミック

依田沙江美 

愛すべき素直受け

 七海のキャラクターにもしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は大好きになりました。単なるおバカとか、ただのお人好しみたいなタイプとは少し違う気がします。作中で明記はされていないし依田先生はそこまで意識して描いたわけではないかもしれないけれど、自閉症に近いものを感じました(あくまで私個人の意見です)。数字に強く仕事は出来る。でも、普段の言動は同年代に比べて幼い。彼を可愛がる人は同時に彼を…

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チョコレート・キス 1 コミック

依田沙江美 

大好きです。

記憶にある限りでは多分BLに触れた一番最初の本だったと思います。ここからすっかりハマってしまいましたが依田先生の本にはやはり何にも変えられない良さがあります。
みずみずしく少年らしくしかしどこか大人びた、洗練されすぎていない雰囲気がとても大好きです。これくらいが私のような昭和生まれにはちょうど良いのだと思います。もちろん最近の本も好きですが。
1〜3巻まで続いていてメインカプは二組いますがやは…

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