高月紅葉さんのレビュー一覧

続々・仁義なき嫁4 ~愁景編・下巻~ 小説

高月紅葉  ユリ 

周平の愛の力で佐和紀の迷いが晴れた

良かった。
前を向き始めた佐和紀。
やっぱり佐和紀は和服が似合って色気があって気風がよくて。夢を預けたくなるような男だな。
佐和紀が前向きになれたキッカケを作ったのは周平。この周平の愛情深さが本当に大好き。
佐和紀にがっかりされたくなくて痩せ我慢的なところもあるのかもしれないけど、ほんとうに懐が深くていい男だな。佐和紀に対してだけだけど。
岡村とも仲直りできたし。
岡村も今まで頑張って…

1

オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~ 小説

高月紅葉  藤未都也 

転生モノ

転生モノのオメガバース作品で新鮮でした。
2.5次元俳優の真澄(Ω)の前世はヤクザで、
人気ナンバーワンのミュージカル俳優の花島(α)の前世は警察官です。

前世を絡めてお話が進んでいくのですが
個人的には読みにくいと感じてしまいました。
前世が無くても普通に面白い内容だと思ったので
私は前世の必要性を感じなかったです。
(私がヤクザモノや死ネタが好きじゃないのも関係あると思います…

0

愛淫堕ち ―若頭に仕込まれて― 小説

高月紅葉  Ciel 

爽快でした

先輩の借金のカタに『売られて』しまって、仕込みと称して自分を犯しているヤクザが、虐待され続けていた子どもの頃に淡い思慕の念を抱いた唯一の人だった……こう書くと、絵に描いた様な不憫受と裏稼業だけどある意味スパダリともいえるヤクザさんとの、ノアール感に満ち溢れた再会愛が書かれると思うじゃないですか。

いや、全然違った。
だって、クラスマックスがあれなんですよ?

私思うに、このお話は恋愛で…

6

純潔オメガの誘淫(ハニートラップ) 番外編 小説

高月紅葉 

あと10年後というけれど

「国家調査員のオメガ・トウマは、敏腕社長でマフィアのアルファ・リカルドと『運命のつがい』」
・・相愛の恋人になったのに、まだ番契約を経ていない二人。

リカルドは、トウマから要望する時をじっと待っている。
トウマは、リカルドの浮気が心配。でもハニトラを仕掛ける仕事は続けたい。
トウマは、あと10年待ってとリカルドにお願いをするけれど、
オメガの出産適齢期ってないのだろうか?
トウマは…

0

小鳥たちの巣 ―新米諜報員と寄宿舎の秘密― 小説

高月紅葉  九鳥ぽぽ 

美しくも危うい世界観にドキドキ

ギムナジウムの謎を明かす為に編入したミランは同室になったティモシーに惹かれていく‥
ティモシーとミランの危うい関係にドキドキティモシーと関係があった生徒に自分を重ね合わせたり自分の役割を考えて、自重してるのが切ない。
ストーリーが核心に迫るにつれ緊張感がすごくて、手に汗握りながら読みました。
生き方が1つしかないと思っていたミランが、ティモシーと出会い、希望を持てたのが夢があって良かった。面…

2

仁義なき嫁 横濱三美人 小説

高月紅葉  高峰顕 

横濱の港から中国へ船旅

電子版で読了、紙版は、一冊になっているけど、電子版は上下巻に別れてます。

いつものパターンで展開、
無自覚・狂暴で好奇心旺盛な佐和紀。
佐和紀が、周平をこっそり片思いする星香たちの芝居に騙されて、喫茶店に入る。
そして好奇心をくすぐられて、周平の裏稼業のイベントにチャイナ服を着て参加。
船の中で、参加者を区分する花簪をすり替えられて、男娼の花簪を髪に飾ってしまった佐和紀は、中国人の人…

1

小鳥たちの巣 ―新米諜報員と寄宿舎の秘密― 小説

高月紅葉  九鳥ぽぽ 

寄宿舎BL三部作

萌寄りです。

寄宿舎BL三部作のトリを飾るのは、作家様初めてのシャレード文庫さんから『小鳥たちの巣 -新米諜報員と寄宿舎の秘密- 』。作者ご自身が企画して自ら楽しんでいらっしゃる独自路線、大好きです。

この三部作、舞台設定の他にも裏企画として、文体七変化がそっと仕込まれているようです。確かに『戀は秘めたる情慾に -旧制高校モラトリアム- 』とは全く異なる味わい。舞台となる国がどこであっ…

4

刑事に悩める恋の色 小説

高月紅葉  小山田あみ 

大輔のデレが爆発

甘い。大輔のデレが爆発して田辺が戸惑うくらい。大輔の事を好きな田辺は本当にいじらしくて可愛い。昭和の日陰の女のよう(笑)。
自分をもっと好きになってくれたら幸せ。約束をドタキャンされても最後に自分を思い出してくれれば幸せ。
そんな田辺がもっともっと幸せになれればいいな。
仁嫁を読んでるから、この先の2人の展開もなんとなく察してはいるのだけれど.........。
こっち側から見ると佐和紀が…

2

小鳥たちの巣 ―新米諜報員と寄宿舎の秘密― 小説

高月紅葉  九鳥ぽぽ 

複雑なバックボーンが絡むストーリー

作家買い。
高月さんの新刊はパブリックスクールもの。高月さん作品×パブリックスクールものというと『春淫狩り』が思い浮かびますが、そこに九鳥さんの描かれたそこはかとなく淫靡な空気感漂う表紙が加わることで期待値も高まり、発売を心待ちにしていました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




ミランと名乗る少年が、とあるパブリックスクールに転入してくるところから物語はスタートします。

4

夜明け前まで~仁義なき嫁番外~ 小説

高月紅葉  小山田あみ 

名前と真逆、真幸の不幸な生い立ち

あとがきに、この作品の土台部分は、デビュー前の同人誌で、
実は、仁義なき嫁より古い作品だと書いていました。
スピンオフの仁嫁が、今は逆、すべてを飲み込む仁嫁。

真幸と美園について書かれた一冊です
真幸の生い立ちが想像以上に、過酷で気の毒な内容だった。
悲惨な真幸の物語は、読んで幸せには成れない暴力の連続。趣味じゃない人は止めたほうがいいかも。

紹介文には、簡略に
「政治活動家…

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