刑事に悩める恋の色

keiji ni nayameru koi no iro

刑事に悩める恋の色
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×28
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

299

レビュー数
6
得点
232
評価数
51
平均
4.6 / 5
神率
78.4%
著者
高月紅葉 

作家さんの新作発表
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イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
仁義なき嫁
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784815532567

あらすじ

組対の刑事・三宅大輔とその情報源のインテリヤクザ・田辺恂二――情報 と引き換えの肉体関係には、いつしか恋愛感情が生まれていた。田辺を伴 って数年ぶりに田舎の母のもとを訪れる大輔。恋人宣言などできるはずも なく友人として紹介する。しかし、大輔が酔いつぶれた隙に、田辺は単身、 彼の離婚の原因は自分が横恋慕したからだと母親に告げる――。 表題作+書き下ろし『夏の終わりの通り雨』の充実の二本立て!

表題作刑事に悩める恋の色

田辺,大滝組の構成員
三宅大輔,組織犯罪対策課の刑事

その他の収録作品

  • 夏の終わりの通り雨(書き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数6

大好きなシリーズ

待望の新刊です。話もキャラもイラストも神作品。今回もこの美麗な表紙、見て!小山田あみ先生描く短髪刑事受け(大好物ジャンル)が拝めるなんて私幸せ者すぎる。幸せがたった770円で買えるんですよ。

今回は前作で佐和紀に言われた通り、大輔の親に2人で挨拶に行くシーンから始まります。恋人同士とは伝えないですが、田辺が1人で策を仕掛けます。詐欺には慣れてる男が愛する人の家族のために柄にもなく指も震えながら賭けに出る所が良かったです。

2人は終始小っ恥ずかしくなるくらい甘々でまさに蜜月と言ってよいです。ただ男同士カップルな上にヤクザ×刑事という枷があり、いつまでこの関係続けられるだろう?ずっと一緒にいたいのに!とお互いに思ってるのが切ないです。最近匂い系の一般小説を多く読んでたのでこのBL特有の胸が苦しくなる感じ、やっぱええわあと思いました。素敵な挿し絵があるのも。

今回は仁嫁ファミリーがたくさん登場したので、小山田さんの描く、佐和紀や周平やシンや皐月が見れたのも嬉しかったです。大作ですが、仁嫁シリーズも文庫の出てる範囲だけでも読んでるともっと楽しめます。他にもリンク作ありますが私はこの刑事に××シリーズが1番好きです。

大輔は田辺よりイケメンじゃなく、男っぽい顔で刑事らしく目つきも鋭い人ですが、本当は甘えたで割と恋愛至上的な所があるのに必死に男らしくあろうとしてつっぱってきた人。根は真面目で誠実。お酒を飲むと本性の部分が出てきます。田辺はそんな大輔の全てを理解した上で包み込むように溺愛します。年下攻めなのに、というのも萌えポイント。

これからも色々試練はあると思いますが、ずっと一緒にいてほしい2人です。

17

田辺の溺愛は底なし、これで陥落しない男はいない

もともと小山田あみ先生のイラストが大好きで、この刑事に〜のシリーズをまとめ買い!一気にシリーズ4冊を読みました!

はぁーーーー!最高に面白かったです!!シリーズ1冊目の甘やかしの邪恋から比べると、受の大輔の変わりようったら!でもあれだけ田辺に愛されて甘やかされていたら、そりゃ骨抜きになりますよ…

田辺も田辺で当初の情報源として大輔と会っているときのクールな感じから、今となっては、受甘やかしの溺愛の執着攻め!ほぼほぼ大輔を甘やかしている描写しかないので、ヤクザであることを忘れそうです…。

だって、どんなに遅くなってもお迎え行くし、何をしても許すし、連絡マメだし、なんでも買ってくれて、なんでも大輔のやりたいことやらせてくれて、ご飯も作ってくれて、お風呂も入れてあげて、とにかく優しくて、もちろんセックスも優しくて甘やかしほーだい!!そんでもって、お金持ってて、超イケメンで、仕立てのいいスーツきて、スタイルはモデル並み…。

なんすか、もう、これってスパダリですよね…?完全なるスパダリですよね…。

大輔、めっちゃ強運の持ち主だと思うんです…。こんなに愛されて甘やかしてくれる彼氏、絶対に出逢えないもん…。はー、うらやま。

私は仁義なき嫁シリーズは読んでいないのですが、読まなくてもこの作品シリーズ単体でも楽しめます。

それに前巻よりも増し増しになった、セックスのときの大輔の甘さと言ったら…。くぅ〜!もう、身も心も田辺のものになっちゃって、それを自覚して恋する乙女になってる大輔が最高です!

心から好きな人とのセックスに身を委ねて、心も身体も開放されて、ただただお互いを慈しむセックスシーンが描かれて、色気も増し増しで、ほんっとーに最高なんです!!

大輔が田辺のことを、「あや…」って呼ぶときが大好きです。もう、色っぽくて艶があって、それに、あー二人の関係もここまできたんだなぁーと、しみじみ…

今回は大輔の実家に二人で訪れる話、大輔がひょんなことから、大滝組の息子の悠護と悠護の甥である皐月と一緒に飲んで、皐月といろんな話をし、田辺への愛情をちゃんと言葉や行動で示そうとする話ですが、本当に大輔が田辺のことが大好きで、不器用ながら、一生懸命に愛を育もうとしているところが、出会いから長い年月をかけて培った二人の確固たる結びつきを感じられて、感無量でした。

そして、小山田先生の洗練されたイラストが完璧で、田辺も大輔もめちゃくちゃかっこいい!短髪でがっちり体型の受とか、私のどストライクですが、とにかく絵がきれいで、話の世界を何倍にも広げてくれます。

このシリーズ、ずーっとずーっと続けてほしい!田辺の溺愛と、田辺に甘やかされてトロトロになる大輔を永遠に見ていたいです!!

14

仁嫁の経済ヤクザ×刑事シリーズ

経済ヤクザ×刑事シリーズが、仁嫁シリーズの添えに存在していた。
小山田あみ 先生の挿絵が綺麗、電子版/amazon kindleで読了。嬉しい!
シリーズすべてを小山田あみ 先生に描いてもらいたいくらい、綺麗。

佐和紀を美人局に使い、ピンハネして、隠し撮り写真を売り裁き、
更に佐和紀に催淫薬を盛り肉体関係を要求した、横恋慕のクズ、田辺が、
この作品では主役の男前な刑事と情報をやり取りしている。

組対の刑事・三宅大輔とその情報源のインテリヤクザ・田辺恂二
田辺から情報をもらい、その見返りを大輔が身体で払う関係が、本当の恋になっていく。
3巻目の巻末で、佐和紀に出された条件、大輔の親に挨拶に行く田辺。・・田辺が、真面目です。

インテリやくざの田辺が、張りぼての虚勢を張り、いい男ぶるのに笑っちゃう。
クズの田辺が知った、本気の恋でした。

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経済ヤクザ×刑事シリーズ・メモ
刑事に甘やかしの邪恋 2016/02/20
刑事に口説きの純愛  2016/04/20
インテリヤクザと甘い代償 2017/05/19
刑事に冷めない熱情 2016/05/20
刑事に一途なメランコリック 2019/05/20
刑事にキケンな横恋慕 2017/05/20  2020/06/20
刑事に悩める恋の色 2021/04/20 ←最新刊。ほぼ書き下ろしで構成された一冊。

著者HPを読むと、過去本の再編と再発行が行われているようなので、最新刊を読んで、既刊本購入は、Amazonkindleにある以外は、様子見することにしました。

6

甘々

田辺と大輔
安定の甘々~
シンさんも出ていて
シンさんファンの私には
ご褒美でした~(笑)

4

大輔のデレが爆発

甘い。大輔のデレが爆発して田辺が戸惑うくらい。大輔の事を好きな田辺は本当にいじらしくて可愛い。昭和の日陰の女のよう(笑)。
自分をもっと好きになってくれたら幸せ。約束をドタキャンされても最後に自分を思い出してくれれば幸せ。
そんな田辺がもっともっと幸せになれればいいな。
仁嫁を読んでるから、この先の2人の展開もなんとなく察してはいるのだけれど.........。
こっち側から見ると佐和紀が本当に狂犬ですね。
もう少し田辺と仲良くなってもいいのにな。

2

どうしちゃったの惚けちゃってあまい刑事さん

どんなに田辺がデロデロ甘々にしても心は屈しないのが最高だった1作目の大輔、その反動か、4作目のこちらでは(どうしちゃったの大輔さん…)と思うほど陥落して甘々〜〜でした。

このシリーズの好きなところは、刑事が主人公なのに事件がお話の要でないところ、ベッドシーンでも受けが男らしいのがそこはかとなく伝わるところ(ナヨったり感じ方とかが絶妙)、その男らしい人の中の可愛さ。そしてスパダリ攻めの甘々快楽責めVS全然陥落しない大輔でした。

そんな男が、理由あって母親に田辺を紹介し、“恋人”と紹介出来なかった事を後日散々悔やむ。
田辺が喜ぶと思えば普段は言葉にしない事を口にしてみる。
そんでもって初対面の人間に惚けをかます…⁉︎
田辺に今までで一番甘いフェ…⁉︎

妻がいるから、刑事だから、男同士だからと律した部分から反れなかった大輔が、甘やかされることを甘受し田辺という人間を受け入れ求めるようになった変化がすごい。人って変わるなと…

この一冊でとても好きだったのが、田辺がお得意の丸め込みで大輔母を懐柔しつつ、彼女に愛されてみたいと思うところ。あまりBLで見かけない感情な気がして新鮮でした。

それと、大輔が田辺との触れ合いを自宅で思い返すシーンの言葉がとても好きでした。
『すごい、偉い、素敵と言われて、言葉通りに信じるわけじゃなかった。
そうじゃなくて、言葉が嬉しいわけじゃなくて、言葉の響きの中にある、相手の充足感がたまらないのだ』
田辺のベッドでの可愛い言葉使い(あんよだとか上手とか可愛いとか)と、そういう言葉を使わない大輔が意思表示をがんばって相手を喜ばせようとする別種の甘さの混ざり合い…相手を愛したい、喜ばせたい感じさせたいと求め合う最後の情熱的な絡みは、文字から熱気が伝わるようでした。

2

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