テクノサマタさんのレビュー一覧

黄金のひとふれ 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

ズッシリくる

ハマった人はどれも全部好きになってしまいそうな中庭みかな作品。数作しか拝読していないけれど、一つひとつの作品に築かれる、作者独自のブレない世界観が魅力です。


他人から評価されるのは顔立ちだけで、何をやらせても時間が掛かってしまう不器用な千晶。飲食店の新規バイトでも失敗ばかりで、店長からも仲間からも疎まれていた。ある日、千晶はバイト中に誤って手を怪我してしまう。お店のオーナー・神野が手当て…

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純愛スイーツ 小説

間之あまの  テクノサマタ 

甘さを極めた作品、表紙もぴったり!

これは甘さを極めたお話でしょうか!

もういたれりつくせり感。
素敵な獣医さんから、彼に会いたくて喜んでほしくて、想いを否定し続けたけどこまちゃんは恋をしてしまって。

ご近所で噂話がすぐ広まる町で代々病院と付き合いがあって。絶対に好きって言えない。なにより会えなくなったら嫌。

小さくて可愛いこまちゃんが切なくて悩んで無理して。
ヒロさんも、そうなのかな?と思ってたら…。

0

金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

本編後の後日譚

本編を読み終えてすぐ、存在を知り読みました。


そうきたか…
というのが正直な感想でした。
本編上下巻を読み、創の思考についてわかっている分、何となく予感はしてましたが…


以下ネタバレあります


順風満帆の創と高野。ですが創の心の中ではどうしても瀬越との事が引っ掛かったままでした。
瀬越への情というよりも、瀬越を楽にしてあげたい、という思いが一番強いのだと思います。…

4

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

すごいファンタジー!竜攻めも良し!

作者さんの最新作を読んではまり、こちらも読んでみました。

すごかった、とっても読み応えがあり、長い物語を読んだような不思議な充実感があり。

シルヴィエルが悲壮で破滅的で泣くことも笑うことも心を開くこともできずに、敵をうつことだけを考えて生きてきたのが…。
毎晩悪夢にうなされ闇を怖がり。

竜に刺さった大剣を抜いたことで、竜についてこられて。
誰も信じないシルヴィエルが竜と旅をす…

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

凄く良い作品でお勧めします

こちらもChara BIRTHDAY FAIRの為に購入しました。この前出たばかりの「呪われた黒獅子王の小さな花嫁」もとても良かったので、こちらも期待していましたが想像以上でした。
元々とても気になっていた作品だったので、どうして読んでいなかったのかと後悔しました。

孤独な者同士だった竜とシルヴィエルが、お互いに救われて行く様子が見事としか言えませんでした。

とくに祖国で「黒影」との…

2

「沈まぬ夜の小舟(下)」コミコミ特典SS小冊子「リボンとアクアリウム」 グッズ

夜のお店

本編後日談で、ちょっとクスっと笑う甘めなお話です。好きなタイプのお話でしたので萌2にしました。瀬越はちょっと可哀想かも。

以下 よりネタバレ

高野の帰宅が遅くなると聞いた日。テレビで夜のお店のお姉さまが「客層として多いのは医者と政治家」と言っているのを聞き・・・と続くお話です。

そこからの創のアクションはといえば、まず瀬越にヒアリング。(瀬越はいい迷惑だけど、まあ罪滅ぼしだと思っ…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

小舟で夜に浮かぶ

良かったです。目新しさというものはあまり無いかもしれないけど、じわじわ浸ることが出来て沁みましたので、神にしました。じわっとくるタイプのお話が好きな方でしたら、めちゃおススメしたいです。上下巻の下巻本編270P弱+番外編4編。

瀬越と寝てしまった創。彼の心の負担にならないようにとお金をもらい、高野の家へ戻るけれども、だんだん疲れてきて、ナルミの申し出に乗ってしまい・・と続きます。

攻め…

8

「沈まぬ夜の小舟(下)」コミコミ特典SS小冊子「リボンとアクアリウム」 グッズ

癒しのひと時

本品は『沈まぬ夜の小舟(下)』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、創が高野を癒そうとするお話です。

高野の久瀧が遅くなったある夜、
創は夕食を食べながらテレビを見ていました。

それは世の中の不景気だという特集で
夜の仕事の女性がインタビューされ
医師や政治家はストレスのたまっていて
癒しを求めているという話をしていました。

創は"癒し"…

0

沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

ただひとつの言葉を胸に

今回は病院の勤務医とフリーターのお話です。 

受様が関わった2人の医師とどういう結末を迎えるのかと
攻視点での裏話的番外編など4話の短編を収録。

上司の失敗の責任を押し付けられて失意の底にいた外科医は
純真だと思っていた受様が売春していた過去知り、
受様に裏切られたという思いのままに受様を強姦するのです。

受様が好きな人が
外科医も尊敬している麻酔医だと知っていても、

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

名前に込められた意味

(上下続けての感想になります)
複雑な家庭環境の為母を失った後17歳で帰る家もなくバイトをしながら時には身を売りながら暮らす17歳の創
彼は屋上で寝袋に包まれながら眠る時真っ暗な夜空を見ながらその瞬間に
痛いことも辛いことも寝てる間に終りますからね
惹かれている麻酔科医高野の言葉を思い出しながら眠る

正直下巻の途中までかなり読むのが非常に辛い
漂う海は自分の流した涙かなと思うくらい…

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