かつらぎさんのレビュー一覧

恋する犬はよく転ぶ コミック

かつらぎ 

家族代行

独特なお仕事もので、カップルのキャラ付けも面白い。設定はとてもよいと思うのですが、なんとなく乗り切れませんでした。

まず、主人公となるワンコ攻め、柴。ゲイであることから家を出て東京に。路頭に迷っているところを派遣会社の真木に拾われる。
出だしの田舎を出るシーンがいいですね。
ところが、です。いきなりご飯食べながら社用電話の応対をする柴。仕事に真面目に取り組んでない感じがちょっとなあ、とい…

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願いごとはひだまりで コミック

かつらぎ 

貴重な一冊

もう、ボーイズ、の域を突破している作品。
ただ彼らもBoysであった頃を持っているわけで。

今、色んなBL小説やコミックスを読んでいますが、彼らの最後はこういう感じで添い遂げてるといいな、と思わせられるものでした。
(若かりし頃は勢いであんなことや、そんなことが色々有るわけですが。刑事だったり詐欺師だったり料理人だったり売り専だったり…)

ハッピーエンドのその先、な感じでしょうか。…

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僕のミューズ コミック

かつらぎ 

音楽の流れるお話

ふわりとした優しいBLでした。

恋愛体質なバイオリニストの律と、写譜を生業とするきれい好き(いやこれ潔癖笑)な清春。お互いに恋愛にまつわる過去のあれこれを払拭し、恋人になるまでが描かれています。

まず、写譜という珍しい職業に興味をひかれます。といってもお仕事BLではないので内容には触れられていないのですが、とてもいいスパイスになっていました。

それから表現がとても詩的で文学的で、…

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恋する犬はよく転ぶ コミック

かつらぎ 

色々な家族の形

面白かった!
お仕事中心で糖分は控えめですが、読みごたえがありました。

とある事情から故郷を飛び出して、家族代行派遣会社で働く柴は
つれない社長の真木に密かに想いを寄せていました。

依頼内容は冠婚葬祭から恋のお悩み相談、お見合いの代役など
様々で人間ドラマを覗いているようで面白かったです。

単純だけど真木の役に立ちたい一心でひたむきに頑張る柴がいい子で、
だからこそ、絶対…

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恋する犬はよく転ぶ コミック

かつらぎ 

家族とは

家族代行限定の派遣会社を舞台にしたお話。
地方から出てきた柴が田舎と都会との金銭感覚の違いに困っていたところ、社長の真木にバイトをしないかと持ち掛けられ
真木の会社で働き始めたところからふたりの関係は始まっていきました。

昔からゲイだと自覚していたけれど地方特有の閉鎖的な部分をよく理解していて、自由に生きられない地元から出てきた柴。
そして、真木に出会い一緒に仕事をしていくうちに恋に落…

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恋する犬はよく転ぶ コミック

かつらぎ 

ゆるさが微妙

性癖開拓に前向きな姿勢と、優しい作風が好きな作家様です。

BL的にはラブ薄めの家族ドラマ系ストーリー。

主人公のシバはゲイ。地元にいると性的指向が報われず、家族にもいえない閉塞感から(高校卒業後くらい?)、黙って家を飛び出します。

そこへ家族代行業を営むマキに声をかけられ、お手伝いからバイトを志願。雑用係に甘んずるものの、大好きなマキさんに褒められたいがために奮闘するのですが…

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ぼくらの不思議な恋事情 コミック

かつらぎ 

夏休みにやってたアレを求めすぎた

暇をもてあまし入った胡散臭いサークル
学内でも有名な変わり者が集まるそこは 思いの外居心地がよかった


積み本整理と持て余す暇に「夏だ!ホラーだ!オカルトだぁあ!」と 勝手にまつりを開催

が BのLがメインで薄ッ気味悪いものにそうそう出会えるわけもなく
こういう時思うんだけど少年漫画って容赦ないよね 首飛んでったり 血しぶき半端なかったり

で 表紙買いしたのよ あの日 …

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僕のミューズ コミック

かつらぎ 

仕事も大事だけれど

付き合い始めるまでは2話なのに、その2話で特に清春の感情が丁寧に描かれているのが印象深い。

その辺りの丁寧さが好きだったのに、3話以降介入してくるマネージャーの人権無視の振る舞いに反吐が出て、どうも精神衛生上よくなかった。もちろん仕事はきちんとするべきだと思いますけど。

「律さんと比べたら誰でも強いんじゃないかな」ってセリフがサラッと書かれてるけど相当辛辣である。清春の毒気が好きだ。

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僕のミューズ コミック

かつらぎ 

綯い交ぜになる気持ち

ヴァイオリニストと写譜屋さんの恋のお話、すごく素敵でした。

明るくふんわり、細かいことは気にしないようにみえて(実際気にしないことも多々ある)
実はすごく繊細な一面がある律。
恋をしていないと弾けない、だなんて聞こえはすごくロマンチックですが
それを生業としているならば致命傷にもなってしまうわけで…
実際、清春に出会うまでの1年のブランクは失恋したことによる意欲の低下だったというのが…

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願いごとはひだまりで コミック

かつらぎ 

秘めても寄り添っても、同じ半世紀

おじさん萌えはしない方です。
でも冷静に考えると、わたしたちが胸をときめかせて読んでいる男子高校生や大学生、30手前の社会人たちも、恋が愛になって、ずっと離れずにいたら、いつかはおじさんになるんですよね。

【願いごとはひだまりで】【願いごとは星の数ほど】 萌2
幼い頃から腐れ縁の作家の汐見と出版営業の中小路。
中小路からの「結婚してくれ!」という唐突な頼みに押されて、実家へ連れて行かれ…

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