栗城偲さんのレビュー一覧

カフェオレ・ランデブー 小説

栗城偲  藤たまき 

珈琲の味と香りの描写が秀逸

二部構成。
 カフェオレ・トワイライト
 恋する喫茶店

珈琲好きが読むと、飲んでみたくなる描写が連発。
久能の恋愛の展開より、関心は、平北が提供する珈琲に釘付け。
どんな風味なのか、想像してしまう。

美貌の主人公、久能は、同じ会社に勤める上司、笹野と 秘密の恋をしている。
24才から交際する有能な上司で年上の恋人を 久能は独身だと思っていた。
近日転職をする予定で、それにも…

3

カフェオレ・ランデブー 小説

栗城偲  藤たまき 

年下の魅力

主人公の久能が初めて付き合った恋人・笹野との別れを決めた直後、レトロ純喫茶「東風」を発見したところから始まる、優しくて誠実なラブストーリーです。でもエチはガッツリ?ガツガツ?しててそのギャップがたまらないですね。

受けが好きなんですよね。笹野の仕打ちに傷ついてなお、彼との恋で得た素敵な時間や経験だけは大切にしたいと思っているところ。元恋人への未練から少しずつ脱却して、自分が恋愛そのものや笹野…

3

恋渡り 小説

栗城偲  yoco 

後日談が尊い

 亜蘭×英理も好きだけど、サブの凰炎×有理カプのほうがすごく好みだった。有理が素直で健気で。
 後日談で、有理が二人の元に、凰炎との体格差がありすぎて(凰炎は亜蘭よりも体が大きく、有理は英理よりも体が小さいため)挿入ができない――兄はどうやって亜蘭のものを挿入しているのか、と相談しに来る話が可愛いかった。
 あとがき後の話で、有理の相談事を亜蘭が匂わすように話して、凰炎に嫉妬させるの良い。閨事…

2

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

「玉の輿・・」と似た構成のハピエン

不憫受が「愛されることを知るまでの物語」の紹介文、
主人公の漣は、誰も恨まず運命に流されて生きて、塞翁が馬の故事のように最後に幸せを掴む物語。

読後数日経った今粗筋を思い起こすと、著者の萌パターンのオメガバ版で
 親を早く亡くした漣は、無自覚な美貌と才能を持っている
 スパダリの恋人と出会いハピエンに
・・・と、「玉の輿ご用意しました」と構成は似ている。
玉の輿シリーズがお好みなら…

1

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

オメガバって難しいな

お昼のメロドラマ的なお話だなあという印象
といっても最近昼のメロドラマ自体が放送ないんですけどね
その分最近BLで読んでいるような気がします(笑)がこの作品もそうでした
受けちゃんがこれでもかこれでもかと思う位報われない状況に胸は確かに絞られるようになりました
受けのΩ漣を追い出したクソのような弟と元婚約者はもとより
私正直攻め央我も嫌いじゃないけどあまり好きになりきれなかったかな

8

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お留守番アルファ。

嬉しい攻め様視点のお話。

今日はオメガだけのお出かけなの!と拒否られ、兄と恋人の漣は子供を連れて出掛けてしまい、やけ酒をかっくらってる恋人と嫁が大好きなアルファの2人。
ふふっ、その状況は想像すると楽しい。

まだ番契約をしていない状況の央我と漣。
兄婿からその理由を尋ねられ…。

うんまぁ、ぷるぷるふるえてる恋人に無体な真似はできないわな。
でも、兄婿が言うとおり、会話が足ら…

1

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

グーパンものの攻め様(# ゚Д゚)

帯の『見捨てないでくれ。許してくれ』を見て、攻めザマァを期待して購入。
なんというか、いろいろ遅いし足らないっス(・ัω・ั)


受け様はオメガの漣。
オメガに対して差別的な地方で育ち、アルファや上位の言う事は絶対、が当たり前。
名主の跡取りの婚約者として働いてきのに、弟にその婚約者を奪われた挙げ句、着の身着のままで追い出されてしまう。
という不憫過ぎる受け様。

そんな漣に出…

7

ラバーズリバース 小説

栗城偲  日羽フミコ 

短編 眼鏡を外すと別人格

一話完結が多いBL小説の中でも 短い短編。
イラスト入りで72頁。
電車に乗って降りるまでに読み切れた。
短編だけど ちゃんと起承転結があって良くまとまっていると思う。

ジキルとハイド、他人に見せる顔は、良い人。評判が良い。
だけど、眼鏡をはずすと別人のように豹変する恋人。
誰も信じない平賀の裏の顔 学生時代は番を張っていた不良。
平賀と敵対していた、瀬古の幼馴染の山家。
山家…

0

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

作家&イラスト買い

全然入り込めませんでした…。
好きな作家様だし、完璧に野木薫先生のイラスト買いしましたが、これはもうオメガバースの設定が合わなかったのだと思います。

攻めがやたら舌打ちするとか、人物の名前が洋風なのに漢字をあてている点とか(キラキラネームみたいで苦手)些細なところが気になったのもありますが、、もう、途中からドジでノロマな亀(検索かけてね)が地位的に上の男性に見初められて、シゴかれたあげくに…

9

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

周囲が優しい

オメガバースは割と読んだので食傷気味でもう王道α×Ωでは萌えないかもと思っていたのですが、まだまだそうでもない!と感じさせてくれた作品です。

オメガへの偏見や身分差別が激しい地域で育ったため自分に自信がない漣(受)が、央我(攻)と出会い愛を知るという話でした。

当然二人の恋愛がメインなのですが、屋敷の人達が漣に優しくて、しかし央我には遠慮なく厳しいという落差が面白くて私には印象に残りま…

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