葛西リカコさんのレビュー一覧

儘ならない彼 美しい彼 4 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

鉄の掟をこえて

私が1作目を読んだのが2016年。思えば遠くへ来たもんだ。
先生を取り巻く状況も変わり、続編は読めないと思っていたからこの「4」には率直に感謝。
そして、一読した今の印象は。

「別次元」

これは勿論称賛もあるけれど、ひとつまみの皮肉もあるわけで。
一冊の半分を越した頃、濡れ場が無い事に気付く。
コミックスと違ってBL小説にはいわば鉄の掟がある。それはエロシーン。
もちろん淡い…

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interlude 美しい彼番外編集 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

SSの至極のご褒美いただきます

悩ましい彼までの色々な時期の2人のSS、冒頭からめちゃくちゃに笑いました。
本編を読んだ後にさらに笑わされるという無限ループ。お腹痛いです。

本編で出てきたキャラが総じておもしろく、
皆いい味を出しまくって宝石箱や〜!状態です。
登場人物に愛が深まりました。
・清居クッキングチャレンジ
・いちゃつく安奈×桐谷
・聖ガブリエル幼稚園大麦組智也お泊り
・サシ飲み小山対決
・テレビ…

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儘ならない彼 美しい彼 4 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

平良の熱い挑戦に感動しました

表紙の2人揃っての笑顔、尊いです。
私の眉尻も下がりました⋯!
続編がでるのは5年ぶりとのこと、新参もので待たずして一気に収穫してしまいすいません。

平良の挑戦の巻。前作の清居の時よりさらに激しく重く、読んでいて苦しみが伝わりました。
自分が平良寄りの考えの持ち主なのでものすごく胸に迫ってきて苦しかったです..。
平良は悶々ネガティブ、清居はガツガツポジティブに頑張るタイプなのでこの…

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心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

2人の想い合う愛情の深さに感動しました

ついにラストだ!!と心して読みました。
本巻でも、真文がまた転倒してしまうのではないかとヒヤヒヤしながら読みましたが、感動のラストで、読後感最高でした。

途中、嘘をついて真文を手元に置こうとした久遠。
久遠は彼なりに、自分の嘘を悔やみ、真文は手に入らないことを理解し、
真実を伝え、真文の手を離す。

一方の衛は、失うことに慣れてしまった。
衛の深い愛情は前巻で痛いほどわかっていた…

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星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

背中合わせの感情を知る

自分よりも大人な大学生に恋をする高校生という、
ある程度先が見えるような始まりでしたが
なんだかんだありつつふたりの気持ちが
スルッと交わるような簡単な展開ではなく。
それぞれの気持ちがわかっていくほどに
行く末はわからなくなっていくような
引き込まれる要素満載なストーリーでした。

日々育っていく優太郎の恋心を
本田が正しく受け取っていないにしても
"普通のバイト仲…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

衛の真文への深い愛を感じた2巻

読む手が止まりませんでした。

本巻では、真文と衛が出会った頃の話が描かれていて、衛の真文に対する深い愛を感じて、とにかく切なかった。

途中、真文と衛がラブラブで、1巻を読み、この先起こることが予想できてしまう者としては、読むのが辛かった。

1巻に描かれた細かい箇所が、今回回収できて、理解することができました。
「あんたが人探しする時は俺が手伝ってやるよ」
「(真文が衛のことを…

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悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい彼が美しさを捨てる巻

2人の仕事への熱が高まります。
まだ学生ですよね..?偉いなあ..。

清居が舞台のチャンスを掴み奮闘し役作りのために平良と別居、その乙女な理由にやられました。
清居かわいいか..!

ひたむきに役作りに没頭する清居は本当に格好よかったです。
それをみつめて平良も泣きながら覚悟を決めるシーンは自分も泣きました。
待望の平良のイケメンバージョンの挿絵でしたが、涙でにじんでぼやける..…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

忘れてしまう恐怖、忘れられてしまう悲しみが切ない

ストーリーに引き込まれて、一気に読みました。終始胸を締め付けられるような、切ない展開でした。

記憶喪失のカフェライター静良井真文。
過去に恋人だったMを探す。


以下、盛大にネタバレです。
間違ってるかもしれないけど、自分の備忘録として何となくわかる範囲で並べてみました。

・20歳  Mとは恋人だった
・21歳 記憶を失う
 この時、久遠はMのふりをする。
・23歳?…

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憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

無自覚俺様キング平良には敵わない

おもしろくて夢中で読んでます。
可愛さ余って憎さ百倍?
今作のタイトルは平良のことかなと思いました。

清居は俳優として、平良は清居ために働き出す巻。
芸能界のお話は好んで読まないのですが凪良先生の高解像度のストーリーに引き込まれました。

清居と平良にとって「見られる」(舞台俳優) 「見る」(カメラ)という行為は特別で、互いの願望がピタッとはまりかけがえのなさを感じます。

恋…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

噂通りの面白さ..!嬉しいスピード感

コミックの方は追っておりましたが小説はやっと読みました。お友達から良いらしいと聞いてはいましたが想像以上でした⋯。
もっと早く読めばよかった、いや今がそのとき!と四冊買い込みました。

既刊漫画四冊を小説のこの1冊でゆうに超える内容、スピード感が嬉しかったです。
あとがきに先生が「気持ち悪い攻めが好きです」と書いてあり笑いました。
文章で読む平良は清々しいほど清居崇拝者で面白かったです。…

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