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樋口美沙緒 yoco
はるのさくら
ネタバレ
キャラ文庫アンソロジー『瑠璃』の一編。 『瑠璃』は、未読のお話の方が多くて購入を見合わせていたのですけど。 電子だと分冊で入手できるんですねぇ。 なので読みたいものだけ購入させて頂きました。 「パブリックスクール」より『画廊オーナーの気がかりな案件』 攻め様であるエドワード視点で進むお話。 めっちゃ好き"(ノ*>∀<)ノ 礼の為に設けたギャラリー「パ…
樋口美沙緒 末広マチ
碧雲
ユキの「思い出にしておきたい」という呟きを聞いてから、 相愛だったのかと内心喜ぶ隼。 でも独りよがりの隼は不器用で、ユキに本音を言えないまま、 会話の切っ掛けを作れず聞けない。 そんな状況の中で、ユキは隼に何も相談せず、 俳優の鏑木修司が経営する店で、 雇われ店長を引き受け、隼の家を出ていくことに決めていた。 或る日「ここに居れない」と、ユキから突然告げられて 隼は衝撃…
樋口美沙緒 麻々原絵里依
もきゅ子
とても良かった。 最終巻。忘れられた神エラドの真相が悲しかった。やはり人間は欲深くて愚か…神の力なんて身に余るよ…と思ってしまう。 そして受けの余命を攻めがどう乗り越えるのかというお話。苦しみ呻きながら涙する攻めの姿が切ない。なにをどうしたって、大切な人との死別が楽になることなんてないというセリフが印象的でした。ただ幸せに生き切ることが相手を慰めるものになるとうい考え方も好き。 全体…
しなちくちく
こちら大好きなシリーズです。再読したのでレビューします。ネタバレは少なめです。 受けの礼は12歳で唯一の家族である母を亡くし天涯孤独となりますが、母親譲りの愛情深い人です。 攻めのエドは、地位も能力も美貌も何もかもを持っている貴族ですが、家族の愛情だけは得られません。 そんな孤独な2人の愛を、十数年に渡って描くシリーズです。(4巻、6巻は別の主人公。) 1巻は主人公たちの子ども時代…
じゅんじゅニフ
前巻で完結するもんだと思ってたから、続きが早く読みたくて仕方なかった!! 自分の死を受け入れてほしいリオと、何としてでも生かせたいルストのすれ違いが苦しくて苦しくて切なかった。そのすれ違いこそが、お互いへの行き過ぎた愛っていう何とももどかしいし、読者が焦らされてる感じがすごく良かった。 物語に頻繁に出てくる言葉、『生きることに意味なんてないけれど、この世界には生きる価値がある。』このリオへ向け…
あんバターパン
3巻がまさかの終わり方だったので、あれからのハピエンが全然想像できませんでしたが、流石の樋口美沙緒先生ですね。すごく綺麗に着地したし、「王を統べる運命の子」というタイトルにも納得のいく内容でした。 最後まで読んで何でここまでねじれてしまったのを考えてみると、やはり立つ位置によって見えるものが違い、思い描く理想が変わるということでしょうか。ラダエ三姉妹によって守られ、振り回され、牛耳られていた…
樋口美沙緒
白泉社花丸文庫の2023/4月発刊の電子版を購入。 三月の蕗の薹の次、四月は菜の花。 土の香りがする季節の食材を素朴な調理で提供するユキ 悪意ないユキはとても魅力的で、罪作り。 隼の失恋で負った古傷がまたうずきだす。 鈍いユキは気づかない。 ユキへのお土産は、マカロン 料理上手のユキが隼に作ったのは、 味噌汁 さやえんどうの細切りの胡麻和え 味付けは塩 田舎…
こあらくん
これまでは生まれてきた理不尽な運命に嘆き苦しんできたリオが、セスやユリヤとの別れを通して、生きる意味や価値にとらわれず今をどう生きるか、自分の心のままに生きようと新たな決意をもって前向きに進もうとする姿に、リオの心の成長を感じました。 今巻はリオ以上にルストの心のほうが見ていて辛くなりました。 ルストは王の身を捨てリオに真名を与えてしまった過去があるし、何度だってリオを蘇生させる可能性…
2巻で記憶を取り戻したリオが真名をルストに返し自ら命を絶ってしまい、絶望的な気持ちになっていたのですが、リオが生きていてユリヤ殿下も目覚め、フェルナンと共に北の塔へ向かうという急展開が面白く先が読めなさすぎて、読み始めて早々に物語に入り込んでしまいました。 北の塔は俗世とは離れた神秘的な描写が想像を掻き立てられ面白く、ファンタジー要素が強いところにワクワクしつつも、物見の賢者の背負うツラさを…
しぐれ西瓜
少しだけネタバレしてますが、直接本で読んで欲しいお話でした。 4巻、ようやくです、ここまで来れました。もう、前半の部分からリオが今までの自己評価が低い考えから抜け出して、前向きに行動しているのを読んでいるだけでも爽快でした。 そして白い竜と黒い竜の秘密。様々な事件の黒幕が次々に明らかになります。 もう、あとはどんどん今までの謎を解明しながら読んでいく状態になってから、まさかの、タイトル回…