Cielさんのレビュー一覧

柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ- 小説

西野花  Ciel 

一途×一途×一途…?

時代物ではなく現代の、吉原を意識したつくりの男娼館という設定なので和風でありつつも読みやすいです。
西野さんの3Pものはみんなキャラが立っていて愛もあり楽しく読めるのですが、今作は特に攻め二人が長年緋桜だけを思い続けていて殊更愛を感じました。そして緋桜がのし上がって行く様子や精神の成長がとても魅力的で面白い。
最後は結局いつも通り3人でハッピーエンドなのだろうと思って読み始めると、それぞれ強く…

1

神の蜜蜂 小説

深月ハルカ  Ciel 

羽根もの

深月先生の何か読んでたよなと魔窟をひっくり返して発掘、再読。なんか気になって手元に残していました。「天使、悪魔系」が好きだからかもしれないです。2組のカプが出てくる堕天使ものと思うお話、本編250P弱+あとがき。個人的には好きですが、万人向けとは思わないので萌2より萌にしました。

天界から人間界に出奔してしまった見習い天使リウを探しに人間界に行った、上級天使のラトヴ。無事リウを発見したものの…

0

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

タイトルより軽い

出会った日にプロポーズしてきた義弟への恋心を拗らせEDに!義弟が治療してくれることになって大変大変!素っ気なさすぎる義弟の思惑が図れず右往左往する女王様義兄が切ない…お互い募らせた思いが通じあったら甘くて大変!

じりじりした分、後半のインパクト凄い。
何が凄いって、クールな義弟が執着攻めだったってのは想定内でしたが、パンツ愛が人一倍な変態!!!パンツ変質者も登場するわ、主人公家族もパンツの…

2

誘惑の王宮 小説

青野ちなつ  Ciel 

王子様の花嫁選考会


砂漠の王宮といったらキラキラ美丈夫の王子様攻めで、その王子をよく思っていない悪い奴が受けを攫って監禁して人質にして辱めたり媚薬とか使っちゃうんだよね。

と思って読んでみたら。

そんな誘拐展開ではなく。

攻めの思いがちょっと捻れてしまうだけの、互いの素性を知らずに出会った者同士が好き合うお話でした。

攻めが年下らしくグイグイ迫り時折暴君な態度をとってみたりと受けを困らせま…

0

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

パンツパンツパンツ!

パンツ祭りですね(笑)
義弟の智佳が残念イケメン過ぎた。
クールで気のないフリを装っておいて、実は変態溺愛攻めだったという;
兄の真紘のパンツを盗んだり被ったり……
電子限定書き下ろしでは、禁煙で口寂しいからって真紘の玉を舐める始末^^;
なかなか面白かったです。
ただ、兄達を「あんた」と呼ぶところは、ちょっと不快だったかな。

真紘は〝女王様〟と呼ばれる病院一の美人医師。
ツン…

1

手をつないでキスをして 小説

名倉和希  Ciel 

攻めの鏡のような攻め

攻めの伊織さんが素敵すぎる。
いやもう、ぜひ一家に一台ならぬ一伊織を。
BL界の攻め的にも非の打ち所がない素晴らしい攻めだと思う。
麗しくて、受けを丸ごと包み込んでくれるような優しさを持っていて、人当たりも良く紳士的で、おまけにお掃除まで出来ちゃう包容力大の愛情たっぷりな攻めなんです。
アプローチはあくまでも真っ直ぐに。
ちょっとズルいところがあるのも含めて好き。
め、めちゃめちゃに萌…

7

幼妻はコスプレメイド 小説

真崎ひかる  Ciel 

タイトルよりはちょっと堅めのお話

 生活力皆無のダメ父親と暮らす未来は、叔父の経営するメイドキャバクラで働いている。
 普段の仕事は、ウエイターだが、生活費が足りないときだけ、時給が高いメイドとして接客をしている。
 ある夜、メイド姿でのチラシ配り中に、タチの悪いチンピラに絡まれてしまう。誰もが見て見ぬ振りをする中、助けの手を差し伸べてくれたのは、チンピラより何倍もヤバそうな黒ずくめの強面男だった。その男はどういうわけだか、未…

0

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

パンツ仮面(かっこいいのにかなりの変態攻め)

あらすじから、ED治療と称したエロが中心のお話なのかなぁと思ってたら、ED<<<<<<<パンツだった。
こんなに「パンツ」という単語が登場する小説もないんじゃないかな。

前半は義弟(攻め)に叶わぬ思いを抱くあまりEDになってしまった受けの切なさもなかなか良かったんだけど、なんといっても途中から明かされる攻めの変態性がインパクト強すぎ。

同居し…

0

からまる嘘と誤解 小説

義月粧子  Ciel 

ギリギリまで追い込まれてからの、萌え爆発なのです

こちら、主人公ですが、すごく一途だし健気なんですよ。
が、派手な美貌が裏目に出て、遊んでる軽いタイプだといつも思われちゃう。
その上、勝ち気な性格や甘え下手な所が災いして、わざわざ自分から誤解を助長してしまう。

またこれ、義月作品だとお約束なんですけど、攻めがなかなかの冷たさ。
や、本人も悪いんですけど、いちいち的確に受けを傷付けてくるんですよね。
そしてこれもお約束ですが、なまじ我…

3

ご先祖様は吸血鬼 小説

海野幸  Ciel 

発想と展開に敬意を表して神で!

実はあんまり期待してなかったんです。海野さんは好きですが、ご先祖様が吸血鬼ってどんなかな?そそられないなあと。
しかし読んでみたらスラスラと表題作を夢中で読んでました。

そしてもう結ばれたしこれからややこしい話面倒くさいなあと後半のプロポーズはどちらでを読み始めました。
またしても夢中で読み終えました。

いやあ、素晴らしい!
ごく狭い?登場人物や場面の中で、特殊な発想で引き込まれ…

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