山中ヒコさんのレビュー一覧

后と河 2 コミック

山中ヒコ 

ゆっくり、でも着実に

なかなかニブチンの受け様ですが、離れてみて、少しずつ少しずつ恋のような気持ちに気付いていく様が、とても良かったです。1話で結婚したふたりが、契りを交わす規則を全うしたので、てっきり深い仲だと思って読んでいたのに、まさか触られただけという清らかな関係で驚きました。その辺の構成もとても良かったです。想いが通じ合ったときに、どんなラブシーンを見せてくださるのか、いやがおうにも期待値が高まります。陛下が嫉…

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后と河 2 コミック

山中ヒコ 

描き下ろしは必読

 ねろり様のレビューで、王佳は色恋は小学6年生なのに治水になると大学院生とありますが、本当にw
「規則だ」で納得するのが、なんとも愛らしい。

 両想いでお互いに相手のことをすごく思ってのことなのに、微妙なすれ違いでうまく噛み合わない。
とくに王佳の、帝を尊ぶあまりのズレ加減が絶妙ですね。
そして二人を見守る端正殿と小梅がいい。

 河の方は、まだ調査旅行を終えたばかり。すぐ工事に入…

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后と河 1 コミック

山中ヒコ 

覚えていないんかい問題

 2巻が出たのであらためて1巻を読み返しました。
誰かに執着するのは、幼い頃の危機的状況をその人が救ってくれたから、というのはよくある話で。救われた方は病的に執着するくらい覚えているのに、救った方はすっかり忘れている、というのもよくある話で、そこにどれだけリアリティを感じさせられるかが見どころですね。
 このお話の二人の過去の出会いは、皇帝・龍楊の覚悟があまりに悲壮で、そしてあまりにその見目が…

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后と河 2 コミック

山中ヒコ 

龍楊さま、あなたって人は。

起承転結でいうと1巻が起、2巻が承のような感じで、恋愛も治水も本格的になってきた!まだまだ山場はこれから!というところ。河だけに大河ドラマとなる予感がします。

じりじりと1冊をかけて、ようやく通じ合った龍楊さまと王佳の恋。
龍楊さま、良かったねぇ……。
今まで河のことしか考えてこなかった、THE天然鈍感受けの王佳もそうだけど、それ以上に龍楊さまってば難儀なお人。
はじめは、王佳にちゃん…

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后と河 2 コミック

山中ヒコ 

成長しました

色恋を知らないぼくちゃんが、ようやく小学6年生程度になったかな?ととても微笑ましくなります。あまりの純朴さに、読んでて何度ウソでしょあんた…と思ったことか(笑)

でも治水のことになると途端に研究室の大学院生くらいになるのが面白くて。
1巻で「坊っちゃん!」と呼ぶきっぷのいい田舎のあんちゃんのような王佳も大好きです。
着飾るのも良いけど、自分は前髪下ろしノーマル王佳が好みです。
あと2巻…

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后と河 1 コミック

山中ヒコ 

2巻も絶対買う‥

山中ヒコ先生の描く受けは朴訥であざとさがなくて、そこがたまらなく可愛い⋯。
攻めも欲しいと思えばどうとでもできる立場にありながら年月をかけて見守り、じわじわと手元に手繰り寄せるところが何ともいじらしい‥。
画力があるのに全編隙のない絵で見せようとせず適度にコミカルさを混ぜて、時にハッとするようなカットで魅せる、山中ヒコ先生の押し引きのバランス感覚のエグさよ‥。
ストーリーもしっかり練られてい…

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后と河 2 コミック

山中ヒコ 

初々しくて愛いやつめ

無垢で無知故にこーんな恥ずかしい相談しちゃうんだもんよ、王佳ってば。
要は、自分ばっかり陛下に愛撫されてそんな価値のない人間なのに申し訳なさでいっぱいだと。

夜の営みを観察する係の人からは、[陛下に大変愛されていてとても仲良くされている]って認識されている。

自分は陛下に何もお返し出来ていないという王佳に男同士のむつみ合いをどうするのか教えてもらっていざ!結ばれるのかってところで

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后と河 2 コミック

山中ヒコ 

早く続きを!

お仕事BLとしても秀逸な作品だと思っていますが今作も凄く良かったです。王佳のおぼこさや皇帝の龍楊とのすれ違いっぷりにニヤニヤしたり、2人の関係に思わず小っ恥ずかしく思ったりと感情的に忙しい作品なのです。

濡れ場ばかりがページを埋めてるような作品とは一線を画してる作品でした。この2人の関係を最後にはどんな形に持って行くのかも予想出来ないのも面白いのです。

思いは通じ合ったものの、相手は皇…

6

后と河 2 コミック

山中ヒコ 

たまらなかった

やっとやっと想いが通じ合えた!
身代わりや身分差でどうしても直接的に考えることができない王佳と、真っ直ぐな愛を伝えているのに伝わらない陛下のもどかしさにこちらも悶々とさせられて来ましたが、最後の約20ページで「ヤッター!」と両手を挙げて叫びたくなりました。
というか、少し叫びました。
めちゃめちゃドキドキする作品です。

5

后と河 2 コミック

山中ヒコ 

私の知る限りでも それが恋だよ

脳内 ほぼ
治水 治水 治水……で、他のものが入り込む余地などなかった王佳が。。。

どこまでも
純粋…?…天然??……………鈍感?????
だった王佳が。。。

徐々に陛下に惹かれ、自分の気持ちに戸惑いながらも恋心を自覚し、陛下に真っ直ぐに気持ちを伝えられた…………。王佳の心の成長が本当に尊くて眩しくて、噛み締めるように読み進めていました。そうだよ王佳、それが恋だよ。

計り知…

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