小椋ムクさんのレビュー一覧

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

とっても優しくてかわいくて安心して読めます

 攻め様がまさかののっぺらぼうの草枕さん。
口だけはあってよかった。キスができるもんね。
受け様は途中失明者でコールセンターで働いてる巽くん。
目の見えない自分を卑屈になることなく受け入れて、できることを頑張ってて、素直でいい子です。
人の弱いとこも頑張れ、と言うんじゃなくてそれでいい、と受けとめてくれる。
人間にはもちろん、同じ妖怪にも気味悪れてからかわれ続けて、すっかり自分の殻にこも…

12

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

まさかののっぺらぼう攻め!

人外物は数あれど、のっぺらぼう攻めは初めて読みました(笑)
顔はないけど唇だけあるとゆーのがちょっと面白かったです。
のっぺらぼうが自分のことをのっぺらぼうって知らなくて、初めて事実を知った時の絶望感が切なかったです。。
難しい設定の2人が徐々に距離を縮めていく感じが良かったです。
ただ、2人の初めてのHが唐突で、激情にかられていたとはいえ、攻めがカナリ手馴れてたのが拍子抜けでした。
お…

2

恋する臆病者 小説

月村奎  小椋ムク 

やらしいなくん

表題作と続編の2作品収録されています。
どちらも玲(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。

「恋する臆病者」は、玲が憧れのスター椎名と恋人同士になって、「淫乱」の誤解を解く話。「恋する臆病者たち」は嫉妬の話です。

全体的に甘いです。
一度失敗したことから恋愛に臆病で信じられない玲を、椎名が大丈夫だよと信じさせてくれる展開に、ほんわかしました。しかし、この包容力も、続編ではちょっ…

2

てのなるほうへ 発売記念ペーパー グッズ

巽が受けた災難の真相は…?

フェア開催書店さんでいただける、A4の大きさで緑色の発売記念ペーパーです。内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。


妖怪視点のお話です。
昔々、みんなでからかって遊んでいた結果、誰にも心を開くことなく心を閉ざしてしまった草枕。それでも優しい気持ちを持ち合わせている草枕に対して妖怪さんたちは懺悔の気持ちを持ち始めるのですが、彼に謝るきっかけを見つけられなくて。

そんな中、草…

5

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

切なくあたたかい和ファンタジー

攻め視点、受け視点、攻めの親友視点と三編です。
作家買いです。
切ないファンタジー。キャラはモブを除いていい人たちばかりで安心できます。安心できる王道だけど、じわじわと変則的。
攻めは顔無しがなによりのコンプレックスで、それが嫌で仮面を装着しています。
受けが良い子なのですが、なにが良いかって攻めが顔を隠したがる習性を否定しないところ!
顔を出したくない人に無理矢理前向きな行動を強制しな…

8

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

ほんとはふつうに可愛い人だった

前作で暗躍していた前生徒会長の峰と副会長の衛守のお話です。
幼馴染モノでもあるので、幼少期の話や中等部時代のお話も入っています。二人のことを知るにはとても丁寧な作りとなっております。

前作の後輩目線で見る峰先輩と本来の彼の印象にはギャップがあります。前作の印象ではもっと腹黒い二重人格者というイメージだったのですが、ほとんど地で王子様だったんじゃん、と軽く驚きました。しかも実は好きな男には守…

2

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

まさかののっぺらぼう!

小椋ムクさんのイラストに惹かれて購入!
あらすじを読んで、どんなお話なんだろうとドキドキして読みましたが、かわいーーいお話でした!
人外大好きなので、受け君より草枕に萌え萌えでした。こんなBL初めて読みました(笑)脇役も魅力的なキャラばっかりです。

5

手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

枯れ専ほいほい。

小椋ムクさんのイラストに惹かれて購入。あらすじも微妙だったのであんまり期待はしていなかったけど、面白かった!難しい文章が嫌いで苦手だけど、これは久しぶりにすらすら読めたかも。
最後の手品師センセイの口上シーンに感動したので、おまけの神評価。
ただ、枯れ専じゃない人は注意!攻めが結構がっつり老いてます(笑)

4

手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

何か違和感

年の差があり過ぎたし、攻めがいい人なのはわかるけど、お互い恋に落ちるかなー。受けは単に惚れやすいだけなのでは?凄い手品師なんだろうけど、攻めの描写が冴えなさ過ぎてちょっと気持ち悪くさえ思ってしまった。最初の頃、受けがジジイ呼ばわりしてたせいかも。これBLじゃなければもっとあり得ない話のような気がする。

4

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

見られたくない人と見えない人

のっぺらぼう×中途失明者の青年。
14歳で失明し、21歳になった現在、コールセンターで働いている受け。職場でももてあまされ、公園で1人昼食をとっていると、風で狐面を飛ばされた男と遭遇する。
面を拾ってやったことにより、顔を隠すために始終狐面をかぶっている男・のっぺらぼうと、彼を奇異の目で見ない唯一の存在である受けとのぎこちない交流が始まる。そんな2人の昼休みだけのささやかな逢瀬は、受けの部屋で…

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