夜光花さんのレビュー一覧

騎士の祈り 小説

夜光花  奈良千春 

アナザーストーリー完結。「騎士の祈り」

最後まで読み終わって。
このシリーズの結末はこれで良かった、と思った。

何より。
スピンオフは数あれど、一つの物語の分岐点から「あったかも知れないもう一つの物語」アナザーストーリーという一つのジャンルを創り、送り出して下さった先生に感服です。
戦って勝ったアーサー王との幸せなキャメロット王国を築く「少年神」。
志半ばで命を落としたアーサーとその後の、パラレルを描く「騎士」。
その着…

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少年は神の花嫁になる 小説

夜光花  奈良千春 

いわゆる「おもしれー女」ってやつですね。。。。

人気シリーズだとは知りつつも、発売当時にこれを読んでたら、続刊買ったかなぁ?多分買わなかっただろうな……というのが正直な感想です。
確かに謎は気になるんだけど、攻め受けどちらにも興味が湧かないのがその理由。
嫌いでもないけど、好きでもないというのかな。

勘違いで樹里を強引に抱いてしまった際に、樹里が抵抗する様子を新鮮&面白がるアーサー。
それが、いわゆる「おもしれぇ女」を彷彿させるんで…

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騎士の涙 番外編:甘い時間 グッズ

お熱いことで。

「騎士の涙」番外編SSペーパーとなります。

タイトル「甘い時間」
↓↓↓↓







本編後、ジュリを一応封じ、負傷者なども樹里の涙の治癒能力で回復した後のお話…

ランスロットの遠乗りの誘いに応じる樹里。
人目を気にしながら…
樹里の方もランスロットへの好意、それ以上のものもあったわけだし、このアナザーストーリー世界ではアーサーは亡くなっていて、だからランスロ…

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騎士の涙 小説

夜光花  奈良千春 

アナザーストーリー2作目。「騎士の涙」

ぐぬぬ〜…

この「騎士」ストーリーは「少年神」の続編ではなく、あくまで「アナザー」な物語であると頭ではよーくわかっているんです。
でも、でも!
私は「少年神」での高潔で潔癖で清冽なランスロットが好きだった…
樹里を身悶えするほど愛し求めていても、体を手に入れて欲しくはなかった。しかも圧倒的な体格差・体力差を盾にして、抵抗を塞いで、嫌がって泣く樹里を…
ただの手籠めじゃないですか。

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「騎士の誓い」出版社特典ペーパー グッズ

苦しみのランスロット

「騎士の誓い」出版社特典ペーパーとなります。

タイトル「愛しき人」
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本編ラストで、ラフラン湖畔にてついに樹里を抱いてしまった後のお話…

一言、キツいです。
樹里は失神しています。
全裸で気を失っている樹里の身体を拭き清めながら、高揚と後悔を噛み締めるランスロット。
勿論、アーサー王の王妃である樹里に対する恋慕は許されない、まして肉欲など!…

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騎士の誓い 小説

夜光花  奈良千春 

アナザーストーリー開幕。「騎士の誓い」

「少年神シリーズ」のアナザーストーリー開幕!

…という事で、少年神は全巻読了してから読んでおります。
内容的には5作目の「少年は神の子を宿す」でのランスロットの乱心からの分岐ストーリー。
つまりアーサーは亡くなり。
ランスロットが主役?となっていく世界観。
少年神の方でもランスロットは大変魅力的な登場人物で、この「騎士」シリーズを読むのはとても楽しみだったのですが。
が!
ここで…

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眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

嫌よ嫌よもなんとやら。

「きつねに嫁入り」「狼に捧げたい」(←スピンオフ的な話)「狐の告白 狸の添い寝 」「恋する狐」と続く【眷愛隷属シリーズ】の第一作目です。
けも耳もので一番好きな作品は「狼の妻籠み」なのですが『同じくらい好きなのキターー』と感激しています。
大まかな、
討魔師試験→慶次の兄である信長の受難→その騒動後の余波→有生、慶次・バディとしての初仕事
という流れがあり、致し方なく行動を共にするうちに、…

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騎士の祈り 小説

夜光花  奈良千春 

よくまとめられた良作だと思います

遅ればせながら少年神シリーズを通して拝読、本編も面白かったのですが特にこのスピンオフである騎士シリーズが本編の上を行くんじゃないかと思うほど良かったのでレビューしました。

本編にも少し出てくるアーサーのいない世界が舞台のお話。
その完結巻の今作ですが、よく3巻でこれだけ凝縮された内容にできるなぁと感心しました。
読む前はなんとなく、アーサーのいないランスロットのお話なら暗い話なのかなと勝…

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「少年は神の国に棲まう」協力書店共通書き下ろしペーパー「ラブライフ」 グッズ

かくれんぼ、は家具破壊?

「少年は神の国に棲まう」番外編SS。
タイトル「ラブライフ」
↓↓↓↓







時間軸は本編での婚礼の3ヶ月後。
アーサーと樹里の間に授かった赤ちゃんは、妖精王に育てられていきなり3歳児くらいになっています。
そして、普通の子供/人間の能力をはるかに超えています。
だから樹里の手に余る、というか…
こうなると誰にとっても育てるのが大変!
正に、いや超絶的に「魔の…

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少年は神の国に棲まう 小説

夜光花  奈良千春 

少年神シリーズ7作目、完結巻。「神の国に棲まう」

もう表紙が…帯が…
そりゃ一応みんな期待してるしハピエンはわかってますけど、ねぇ〜…。
(あからさますぎー)

…というわけでついに完結巻ですが。
かなり最後の最後までヤバイ死闘が繰り広げられるんです。
ハラハラドキドキは確かにすごい読み応えではあったけれど。
私個人の印象は、

「クドい!」。

獣の毒肉だの「忘れじの城」だのと、はっきり言って引き伸ばしてる。
これらのエ…

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