木原音瀬さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬 

願わくば2人が優しく温かい人生を歩みますように。

とうとう、あの続きが読めて感無量です!
暁とアルがアメリカで別れて(というか、アルが置いていかれて)、やっと2人の再会が果たされ心の中で泣きました。
(泣くような再会シーンではないけれどwww)

以下、ただのネタバレ感想です。

この巻では、暁との関係は依存だったと自覚した半端な吸血鬼甘ったれアルのじわじわした成長が嬉しい。
凶悪な事件には巻き込まれるわ、半端な吸血鬼という人生を背…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬 

アルと暁どっちも可愛い

待ってましたーーーー!!
蒼竜社版5巻の本編分+続き120Pぐらいになります。
続き同人誌で発行されていたんですね。同人誌をゲットされていた方は続きを知っていたのか…羨ましい!

蒼竜社版ではキエフと三谷も一緒に帰る設定でしたが、集英社版では三谷は見送り、キエフはフランスへの乗り継ぎで東京まで同行に変わってました。キエフチート過ぎて難解事件になりづらいからですかね?w
あと新しいアソシエ…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬 

新装版5作目

新装版もついに5作目。
物語に大きな動きが見られる、なかなかに読み応えのある巻です。
Holly Novels版の旧5巻本編に、過去に発表されていた同人誌やペーパーの内容を加えて再構成されているとのことで、盛りだくさんの1冊となっています。
いやはや…どこからどこまでが同人誌の内容なのかがわからないほど、エピソードの織り交ぜ方と繋ぎが自然で驚きました。
過去新装版同様、下村先生の挿画も美し…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬 

じたばた、ドタバタしてます

シリーズファンです。
な、なんと来月に続刊(6巻)が発売されるというスピード感。しかもついに完結!今回最初から最後までドタバタ続きで、一体全体ど~なっちゃうんだ~という印象で…完結してから購入しよう!っていうのも大いにアリかもしれないです。

アルが吸血鬼としてのバージョンアップを遂げるんですけど、これがいいことなのか悪いことなのか、、、そもそもこの物語のオチとして不死者が死にゆく人間を愛し…

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灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

No Title

上下巻まとめての感想です。
今日、日曜の午後に読み始めて一気に読み終わってしまいました。
一言でいうと「衝撃」でした。
思わず息を呑んでしまう場面が何回もあり、読み終えた今も胸に苦しさが残っています。

これ、ほんとに「月に笑う」の惣一さんなんですか…。
上巻でも可哀想な人だと思ったけど、下巻でえげつない追い討ちをかけてきましたね。
嘉藤は忠実な部下ではありますが、ヤクザとしての惣一…

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惑星 小説

木原音瀬 

トンデモない名作がまたここに!!

42歳のムラさんが主人公のお話。

今風に言うと生きずらさを抱え、福祉とかそういったものに頼ることも分からず、ギリギリのところで生きている人物。

いい人なのですが、そのせいで、色々と割に合わない思いをしているのもまた、現実。
そんな日常のなかで、ムラにとって父のような存在――芸術家のカンさんが現れるのですが、、、


カンさんとの同居生活。

辛く苦しい生活が、カンさんと出逢…

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柳川シリーズおもろいなぁ

コミコミ限定SS小冊子のお話は、毎回柳川視点のお話です。わずか7Pの中で事件解決までとその中で人間模様が描かれていてよく出来てるなぁと思わずにいられません。

今回は、遺産狙いの殺人容疑のある人物がいて決定打が無い為逮捕できずに焦ったい思いをしていたところ別件での依頼と点と線が繋がって解決に進むお話でした。
その中で、『君らは名コンビだね。忽滑谷の信頼を得てる、心で結ばれている、阿吽の呼吸。…

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惑星 小説

木原音瀬 

過酷な人生を一瞬照らした光

土工作業で日銭を稼ぐムラは自分のことを宇宙人だと思っていて、いつか父母のいるジブンの星に行くことを夢見ている。易しい言葉で穏やかに話してくれれば少し分かるが、早口だと分からない。大きな声も苦手、怒られる、怖い、と常に怯え、父親が教えてくれたことを守って正しく生きているものの、コミュニケーションが取れないので周囲の理解は得られず、騙されたり搾取されたり、でも人の優しさに触れることもある、そうした日々…

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後日談

カンさん視点のお話です。

本編でちょっと出てきたカンさんの元カレ宮口の結婚式の二次会の日のお話。

宮口からムラさんの話題を振られて私達は彼らの近況を知る。
季節は三月。ムラさんとカンさんが仲違いしてからどれくらい経つんだろう。なんかね、カンさん未練たらたらみたいよ。あの時怒ったのだって性の匂いがしないと思い込んでたムラさんがアナルセックスしてた事実を知ったからだもんね。
ムラさんの…

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惑星 小説

木原音瀬 

嫌な気持ちにしかならないのに読んでしまう

救済とか期待しないでください。
正直読んでてしんどいです。
そうやんな、そうなるわなの連続。
都合よくハッピーな展開なんてならんのよね。
でも、案外上手く生きられてるしムラさんの周りって親切な人多くない?なんて思えた。

この物語はムラさん視点でお話は進んでいく。ひらがなが多いし、口語体で頭の中で考えた事が垂れ流されているような描写に最初戸惑う。
でも、これが知的障害のある人の感覚な…

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