ぱるりろん
えっ、今まであれだけ濃厚な時間を紡いできてお互いを理解し合う経験を積み上げてきたのに、メッセージ1つで関係を終わりにしてしまう展開を見せられる羽目になるとは……というのが正直な感想でした。これまでの5巻は何だったのか。魂のステージだとか、金銭感覚や年収や育った環境、生活環境の違いなんてものは、2人の間の愛にはなんら関係ない、と2人とも分かったんだと思っていました。最初は直純に圧倒されてばかりだっ…
うーん、直純のことは巻を追うごとに不器用な一途さと熱烈さが愛おしく思えてくるのですが、対する智紀の態度というか、人付き合いの仕方にちょっと疑問を感じてしまいました。みちると何度も2人きりで行動する智紀。もちろん読者である私には彼がみちるに靡かないことは分かっているし、せっかくの友人関係が壊れてほしくはありません。でも、2人でいる時のやりとりを知らない直純には疑心が生まれるのも当然では。確かに恋人…
巻を追うごとに直純が不憫になっていきますね(笑)。智紀自身は何も変わっていないのだけど、だからこそ、直純の常識や価値観がいつまでも通じないままで面白くもあり、ちょっと切なくもあり。智紀のうじうじ悩むタイプではないところは好きなのですが、直純の気持ちに鈍感すぎるところは時々どうなのかなと思ってしまうのが正直な感想です。観覧車デートを提案した日に何時間も遅れたのは仕方のない理由だったけれど、本当に智…
1巻の頃が嘘のように直純が智紀にハマってきましたね。もう少しじっくり彼の心情変化を辿りたかった気もします。智紀が直純の顔に気圧されるばかりではなく、いつも素直に好意や憧れる気持ちを表すところにだんだん絆されてしまったんでしょうけれど。智紀がうじうじ1人で悩むタイプではなく、みちるやカナちゃんという良き相談相手もいるし、聞かれたら正直に自分の気持ちを答えるタイプなので、まだ直純はやりやすいんじゃな…
だんだん攻め受け2人の可愛らしさが掴めてきました。ハイスペックだけど恋愛童貞というキャラは、上に立つ人間だからこそちゃんと自分のことを客観視しているパターンも多いように思いますが、直純の場合はまったく客観視できていないタイプなんですね(笑)。みちるに刺激されないと気付けない愚かさが可愛く思えてきました。智紀も1巻では直純の顔にやられてばかりであまり魅力的に感じませんでしたが、泥酔した翌日に直純の…