木下けい子さんのレビュー一覧

灰かぶりコンプレックス 5 コミック

木下けい子 

王子は寛大だと思うけどな

 うーん、直純のことは巻を追うごとに不器用な一途さと熱烈さが愛おしく思えてくるのですが、対する智紀の態度というか、人付き合いの仕方にちょっと疑問を感じてしまいました。みちると何度も2人きりで行動する智紀。もちろん読者である私には彼がみちるに靡かないことは分かっているし、せっかくの友人関係が壊れてほしくはありません。でも、2人でいる時のやりとりを知らない直純には疑心が生まれるのも当然では。確かに恋人…

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『恋だってできる』ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

サプライズは難しい

本品は『恋だってできる』のフェア店特典ペーパーです。

本編後、バレンティン絡みのお話です。

バレンタイン前日、一咲は退勤するバイトくんに
「眼鏡微震、マジ残念っしたね」といきなり哀悼の意を
表明されて固まってしまいます。

京が「けーけー」であることはバレていますが
自分が「眼鏡美人」だとは知られていないはずなのに

「けーけーさんと眼鏡美人さんはつきあっているわけで」と…

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恋だってできる 小説

切江真琴  木下けい子 

イケボな眼鏡営業マンが惚れた眼鏡美人とは

今回は眼鏡の営業マンと眼鏡屋店員のお話です。

眼鏡フェチで恋が続かない受様が
一目惚れされた攻様の恋人になるまでと後日談続編を収録。

受様は眼鏡美人好きが高じて眼鏡自体が好きになり
眼鏡屋にて販売員をしています。

受様は謙遜すれば嫌味と言われるほどのイケメン店員ですが
眼鏡美人とお付き合いしてもコンタクトにされたり
彼女の眼鏡の扱いが気になりすぎて振られるという
残念く…

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灰かぶりコンプレックス 4 コミック

木下けい子 

魂のステージは相対的評価だから

 巻を追うごとに直純が不憫になっていきますね(笑)。智紀自身は何も変わっていないのだけど、だからこそ、直純の常識や価値観がいつまでも通じないままで面白くもあり、ちょっと切なくもあり。智紀のうじうじ悩むタイプではないところは好きなのですが、直純の気持ちに鈍感すぎるところは時々どうなのかなと思ってしまうのが正直な感想です。観覧車デートを提案した日に何時間も遅れたのは仕方のない理由だったけれど、本当に智…

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灰かぶりコンプレックス 3 コミック

木下けい子 

ベッドはちょっと

 1巻の頃が嘘のように直純が智紀にハマってきましたね。もう少しじっくり彼の心情変化を辿りたかった気もします。智紀が直純の顔に気圧されるばかりではなく、いつも素直に好意や憧れる気持ちを表すところにだんだん絆されてしまったんでしょうけれど。智紀がうじうじ1人で悩むタイプではなく、みちるやカナちゃんという良き相談相手もいるし、聞かれたら正直に自分の気持ちを答えるタイプなので、まだ直純はやりやすいんじゃな…

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京極家の誓い コミック

木下けい子 

いろんな家族の形といろんな愛

大好きなシリーズがついに完結。

毎月、結構な量のBL漫画を購入しますが、再読する漫画は一部、何度も読み返すのはそのなかでもさらに一部です。
今作は大好きで、何度も何度も読み返していました。

主役2人のきれいな恋愛が主軸ではない物語が素敵です。

政治家京極の家族、芸能人京極の家族、誠志郎と尊の家族、礼央の家族。そして政治家の奥様グループの姿から見えるいろいろな家族の形、政治家二世…

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灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

ジャパンクールコンパクトです

 だんだん攻め受け2人の可愛らしさが掴めてきました。ハイスペックだけど恋愛童貞というキャラは、上に立つ人間だからこそちゃんと自分のことを客観視しているパターンも多いように思いますが、直純の場合はまったく客観視できていないタイプなんですね(笑)。みちるに刺激されないと気付けない愚かさが可愛く思えてきました。智紀も1巻では直純の顔にやられてばかりであまり魅力的に感じませんでしたが、泥酔した翌日に直純の…

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京極家の誓い コミック

木下けい子 

愛じゃよ。

終わってしまうのが寂しいくらいに素敵な作品でした。
一歩間違えれば相当シリアスな雰囲気になる可能性もあるのにさすが木下先生ですよね。
穏やかなシーンが多くて心が温まりました。

恋愛感情として愛はもちろんあるけれど(らぶらぶ通り越して揺るがない絆で安心感)他にもさまざまな形の愛が見れて満足感がいっぱいです。

礼央とのお別れにうるうる。
創作で出てくる物わかりの良い子どもって現実味が…

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京極家の誓い コミック

木下けい子 

「崇高で神聖なもの」ではなくて。

ピリッとした雰囲気の1巻から少しずつ柔らかく、甘く、頼もしく変化してきた表紙絵が、最終巻では明るく綻んだ笑顔に! なんだか二人の歴史を感じてしまって、表紙からすでに感慨深いです。

ラストはやっぱり尊の両親との対峙。
といっても激しく対決したりするのではなくて。これまでの誠志郎との結婚生活を通して、尊の中ではもう母親と向き合える下地は出来上がっていたんですね。
どこまでもブレない貴子ママも…

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灰かぶりコンプレックス 1 コミック

木下けい子 

今のところ脇役のカナちゃんが一番気になるかも

 木下先生らしいハイスペック攻め、なんだかんだで久しぶりに読んだなぁと思いました。最近は案外減っていた気がします。直純の今の恋愛に対するモチベーションがよく分からないまま話が進んでいくので、1巻ではまだハマりきれませんでした。遊び相手が欲しいのか、一応恋人が欲しいと思っているのか、そもそもゲイやバイなのか、本物のみちると単にゲームがしたかったのか? 2巻以降で掴めるといいなと思います。智紀も面食い…

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