麻々原絵里依さんのレビュー一覧

若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

オメガでも生きてく覚悟

盛りだくさんでした。

オメガであること、さらに早期覚醒というハンデがあること。
その早期覚醒での罪の意識と人生の諦め。

瑶の成長物語ですね。
超箱入りな瑶が、色んな出会いによって考え方を変えたり前向きになったり、過去の呪縛を乗り越えたり。

良いお話でした。
異常なブラコン兄弟たちも引きましたが、実はちゃんと瑶の気持ちを聞く用意はできていた!みたいな?

ただ、攻めである…

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若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

ルビーさん

麻々原先生おっかけで購入。ルビーさんらしいなあと感じたオメガ話で、めちゃ入れ込むキャラはいなかったので中立寄りの萌にしました。シンプルなオメガバースお好きな方でしたら良いのではと思う本編230P弱+あとがき。

小さなころに子役で舞台に立ったものの、オメガであることがわかり引退。なんとか成長して都内の私立大学に通うようになったものの、就職活動では何を目指せばいいのか分からないまま、オメガの児童…

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錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

錬金術

麻々原先生おっかけで購入。雑誌掲載時に「いやあああ」と悶絶した続きが読めて嬉しかったですが、攻めの様子は前半の方が好きだったので萌にしました。雑誌掲載分140Pほど+その続き270Pほど?結構読み応えある厚みです。

暗殺者から自分をかばってくれたため、母親を亡くした第三王子のフレイ。自分を守ってくれるものが何もないので、錬金術で、強くいつまでも傍にいてくれるものを作ろうとし・・・と続きます。…

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『若葉さん家の箱入りオメガ』電子書籍限定書き下ろしショートストーリー「若葉さん家のたぬきなオメガ」 グッズ

瑶のたぬきな一面とは

「若葉さん家の箱入りオメガ』電子限定SSのこちら。
タイトルは「若葉さん家のたぬきなオメガ」ーー”たぬき”って、なんだろ?と思いながら読み始めました。

ある日曜の夕方、ベッドで事後のうたた寝を楽しんでいた二人。アラームが鳴り、目が覚めたカイは瑶に声をかけますが、身じろぎはするも目は瞑ったままの瑶。
交際開始後も門限8時の約束(!!)は変わっていない瑶は起きて帰り支度をする必要があるのです…

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若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

まるで姫に付き従う騎士な兄弟たちの華麗なる溺愛

兄弟4人中3人がアルファ。主人公1人だけがオメガで、なおかつ兄弟3人に溺愛されまくってるという、兄弟愛炸裂のラブコメディです♪( ´▽`)

兄と弟から溺愛されまくってるのにわがままに育たなくて本当に良かった(笑)
兄弟たちの寵愛を受け、お姫様+騎士3人のような構図がとっても面白かったです。見て下さいな、表紙のブラコン3人組を。思わずフフッとなっちゃうこの表紙のイラストが、この作品の全てを物…

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もしも裸で泳げたら 小説

ライリー・ハート  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

これまで一度もやったことがないこと

モノクロームロマンスの電子短編。

主人公はミッキー。
昼は図書館司書、勤務後はクィアエロティカ作家の「エイドリアン・レインズ」。
ミッキーには過去の大きな後悔があって、まだゲイを隠していたティーン時代、彼とだけは何でも話せたネット上の友人/HN makeyousmileと「裸で泳ごう」という約束を一方的に破った事。
だから今、チャットルームで「やり残した事」の話題が出た時に「全裸水泳(…

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王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

各キャラそれぞれ良い。

現代日本の警察官(岳)の元にメルヘンの世界の王子(アシェル)が喋るリス(ピム)と共に現れる。

アシェルはもうすぐ顔も知らない許嫁と結婚することが決まっていて、でもその前に本当の恋をしてみたい。「運命の相手の元へ」と『願いの泉』に飛び込んだのだった。



単身者アパートの風呂場に正統派王子様が現れるの図、とてもシュールでいい。
話を聞いた岳(さんざん不法侵入者として疑った後)に、き…

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若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

メンズ版・「若草物語」!× 現代オメガバース

小さい頃「若草物語」大好きだった自分には、楽しい”メンズ版”若草物語的ストーリーでした!✨

お話のタイトルどおり、”箱入りオメガ”の瑤。
小姑(※全員男)が3人もいて、カイ(攻)も本当に大変ね…と、その苦労にちょっと同情したくなります笑
自分がカイの立場だったら頑張れない気がする、、

瑤以外の兄2人・弟1人は全員アルファで、瑤の門限は20時(!!)。
長男は瑤の幸せのためにお見合…

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錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

壮大なスケールのストーリーと、主従を超えた執着愛に溺れる

文庫本にしてはボリューミーな一冊。作り込まれたストーリーなだけある分厚さです。壮大な世界観にハラハラドキドキ……最高に面白かったです(=´∀`)人(´∀`=)

錬金術で錬成されたド執着腹黒ホムンクルスの独占欲やねちっこさ、敵に回すと怖ぇ〜よなところがニヤニヤ満載でした。
主人のフレイに盲信するホムンクルス・ルベドの愛し方にご注目。フレイ教信者かよって思うくらい、フレイに傾倒しフレイを愛し倒…

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錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

主人公が物語の良心

分厚いですね!!
前半は2人の純粋な愛情、後半はルベドの愛憎から蓄積され生まれたありとあらゆる感情とそこから導き出された檻?

はぁ〜、ハラハラしっぱなしの一気読みでした。表紙を見て、え?子供?と思いましたが作中でちゃんと年を重ねています。

フレイがルベドを創り出すところ、泣きながらずっと僕の傍にいて!と叫ぶところ。ルベドがこの子を!と望むところ、胸が張り裂けそうでした。

前半は…

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