麻々原絵里依さんのレビュー一覧

若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

誠実さを感じるお話

オメガバース設定を生かした世界設定に加えて、古き良き…なお約束あり、あと1歩を踏み出そうとする勇気ありの1冊でした。
過保護な溺愛系ブラコン4兄弟のワードにピンとくるものがあればハマるかもしれません。
主人公・瑤の兄弟たちが作品を賑やかに彩ってくれているのですけれど、明るく楽しいというよりは、どちらかというと自分の気持ちと性別に向き合っていく成長物語といった印象が強いかな。
受けも攻めも真面…

1

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

天才錬金術師と彼の最高傑作について

今回は最強のホムンクルスと錬金術師の第三王子のお話です。

受様が自分だけの下僕として創った攻様を護って死ぬまでと
攻様が受様を現世に呼び戻し、受様の全てを手に入れるまで。

ソティラス王国は
全能神ソティラスと人間の娘の間に生まれた子を始祖とし
王侯貴族は魔力を持ち、魔術を行使でき、
西方大陸随一の歴史を誇っています。

保有する魔力は血の濃い上位貴族ほど多くなり
受様は男…

2

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

雑誌は読んでませんが…

雑誌掲載の表題作を読み終わった時点で、雑誌を読んでなくて良かったと思いました。読んでたらきっと気になって暫く何にも手が付かなかったと思います。それくらいの衝撃でした。www

そして書き下ろしの「錬金術師の最愛の心臓」のボリュームが凄かったです。こちらに至ってようやくルベドが宮緒葵先生らしい攻めになったと思いました。ルベドが垣間見せる仄暗さや時たま呟く台詞が面白くて、フロイに寄せる執着にゾクゾ…

3

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

前半と後半で異なる味がおいしい

前半と後半で見事な味変がされていて、1冊で何度も楽しめる作品でした。
雑誌掲載分の前半は、ここで終わるなんて…!の声があがるのにも納得。
1冊にまとまった今作では、それが「このあとどうなってしまうの?」と先が気になる引きとなっていて良い味を出してくれているんですね。

主人公・フレイの性格の良さと愛情深さが本当に良い味を出していたなあと思います。
母を亡くした失意の中、ずっと側にいてくれ…

3

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

愛しい創造主のために頑張りまくる、人体錬成術の完成体・ルベドにあっぱれ!

いや〜〜〜、長いお話なんですが(400P超え!!)、おんもしろかったー!
読後思わず「うわっ、面白かったー!」とつぶやいてました。

※以下、ネタバレ含みますので未読の方はご注意ください↓


5月の「おかえりなさい、愛しい子」から始まり、「千年後宮」そしてこの「錬金術師の最愛の悪魔」、さらに今月7月後半にも新刊を出してくださるとのこと、連続で推し先生の作品が読める幸せを噛みしめずには…

5

若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

オメガでも生きてく覚悟

盛りだくさんでした。

オメガであること、さらに早期覚醒というハンデがあること。
その早期覚醒での罪の意識と人生の諦め。

瑶の成長物語ですね。
超箱入りな瑶が、色んな出会いによって考え方を変えたり前向きになったり、過去の呪縛を乗り越えたり。

良いお話でした。
異常なブラコン兄弟たちも引きましたが、実はちゃんと瑶の気持ちを聞く用意はできていた!みたいな?

ただ、攻めである…

3

若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

ルビーさん

麻々原先生おっかけで購入。ルビーさんらしいなあと感じたオメガ話で、めちゃ入れ込むキャラはいなかったので中立寄りの萌にしました。シンプルなオメガバースお好きな方でしたら良いのではと思う本編230P弱+あとがき。

小さなころに子役で舞台に立ったものの、オメガであることがわかり引退。なんとか成長して都内の私立大学に通うようになったものの、就職活動では何を目指せばいいのか分からないまま、オメガの児童…

2

錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

錬金術

麻々原先生おっかけで購入。雑誌掲載時に「いやあああ」と悶絶した続きが読めて嬉しかったですが、攻めの様子は前半の方が好きだったので萌にしました。雑誌掲載分140Pほど+その続き270Pほど?結構読み応えある厚みです。

暗殺者から自分をかばってくれたため、母親を亡くした第三王子のフレイ。自分を守ってくれるものが何もないので、錬金術で、強くいつまでも傍にいてくれるものを作ろうとし・・・と続きます。…

4

『若葉さん家の箱入りオメガ』電子書籍限定書き下ろしショートストーリー「若葉さん家のたぬきなオメガ」 グッズ

瑶のたぬきな一面とは

「若葉さん家の箱入りオメガ』電子限定SSのこちら。
タイトルは「若葉さん家のたぬきなオメガ」ーー”たぬき”って、なんだろ?と思いながら読み始めました。

ある日曜の夕方、ベッドで事後のうたた寝を楽しんでいた二人。アラームが鳴り、目が覚めたカイは瑶に声をかけますが、身じろぎはするも目は瞑ったままの瑶。
交際開始後も門限8時の約束(!!)は変わっていない瑶は起きて帰り支度をする必要があるのです…

0

若葉さん家の箱入りオメガ 小説

市川紗弓  麻々原絵里依 

まるで姫に付き従う騎士な兄弟たちの華麗なる溺愛

兄弟4人中3人がアルファ。主人公1人だけがオメガで、なおかつ兄弟3人に溺愛されまくってるという、兄弟愛炸裂のラブコメディです♪( ´▽`)

兄と弟から溺愛されまくってるのにわがままに育たなくて本当に良かった(笑)
兄弟たちの寵愛を受け、お姫様+騎士3人のような構図がとっても面白かったです。見て下さいな、表紙のブラコン3人組を。思わずフフッとなっちゃうこの表紙のイラストが、この作品の全てを物…

3
PAGE TOP