凪良ゆうさんのレビュー一覧

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

オネエとヤクザ顔乙女

恋愛前夜の、その後のヤコ先生のお話である求愛前夜。恋愛前夜が静かに進むしっとりとした話だったのに対して、求愛前夜はコメディ!楽しかったです。


恋愛前夜でのトキオとナツメが大好きで、ヤコ先生も憎めなくて。ヤコ先生を幸せにしてあげてほしいと思ったので、ヤコ先生主役の話だと知って慌てて手に取りました。ヤコ先生、ちゃんと大人で男前な性格なんですよね。最初は強面な担当代理を嫌々言っていたんですが、…

4

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

よかったね、ニコ

表紙の男の子(ニコ)が、女子みたいに髪飾りをして悲しそうに泣いていて…。ものすごく可哀そうに見えて、なかなか手が出せなかったのですが、読んでよかったです!
ニコの切ない描写が多いですが、ニコも含めた登場人物たちへの作者の眼差しは優しく、読後は温かい気持ちで満たされます。自分も周りの人たちに優しく接したくなる、そんな作品です。

田舎の家庭菜園の野菜、味が濃くて美味しいんですよね。私も田舎育ち…

6

chocolat bunko after story collection vol.5 グッズ

番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

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番外編ショート12作品

後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。

「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…

0

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

こんなにも心をうたれるのは

心優しいアンドロイドオタク・阿部と、つらい経験のせいで感情を表さない男性型アンドロイド・高嶺が、困難を乗り越え結ばれ、限りある人生を選び、添い遂げるまでの恋物語。
少しずつお互いに惹かれていく二人のもどかしいやり取りにキュンとし、過去の高嶺の主人の縛りを越えて二人が結ばれる場面には胸が熱くなりました。阿部が高嶺に看取られる場面、高嶺が阿部を想いながら命尽きる場面では、涙をこらえきれませんでした。…

3

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

完璧ではない2人

読み終わった後、「好き……っ!!」と語彙力を失くして悶えました。

幼い時からずっと2人で過ごし、イジメや虐待から2人で助け合って守りあって生きてきた。トキオは、ある事件をきっかけに、ナツメを好きだと告げて離れていってしまう。ナツメが戸惑って気持ちを整理できないうちに。そして、ようやく気持ちを決めて、トキオを追いかけた時、トキオには既に恋人がいて…。

ナツメも、トキオも、幼くて完璧な人間…

7

セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

恋愛ミステリー的な

凪良先生初の四角関係!正確には4.5角関係くらいかもしれませんが。一昔前のトレンディドラマを見ているようでした(笑)。
基本的にドロドロした恋愛ものは苦手なのですが、最後まで抵抗なく読めたのは、四人の心情や関係性が複雑に絡み合っていて、まるで恋愛を軸としたミステリーを読んでるような感覚がしたからかもしれません。
個人的には、高砂×鼎の組み合わせが一番好きなのですが、余った高校生コンビでくっつく…

3

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

じれじれの初恋コメディ

凪良先生のコメディ。ずっと読みたくて、ようやく手に入れましたー!

17歳から社会人までの、正反対な2人の長い長い両片思いのお話です。攻の入江も、受の蜂谷も、おネエの花沢も、みんないい子。親友3人を中心に、日常の中の出来事を交えながら、長い年月を描いていきます。


じれじれの初恋コメディと書きましたが、2人とも初恋を拗らせて、相手の気持ちに気付かないまま両片思いを続けていきます。頭は良…

4

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

きれいな作品

買うか悩んでようやく読むことができました…
この作品に出会えて良かったと思えるくらい、素敵な作品でした。

つぐみが別れてだいぶ心に傷を負っていましたが、それを埋めていく朔太郎が結構くっつくのに時間がかかり、読んでいてもしかしてくっつかないのでは…とハラハラしました(笑)
凪良先生のスピードで、ゆっくり二人が近づいてはまた少し離れたり、美しい風景描写が散りばめられていて、綺麗な小説だと思い…

5

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

新しいタイプ

こんなタイプのBLがあるとは!!と、とっても驚きました!
凪良先生のあとがきにもありますが、攻めが気持ち悪いです。読み進めていて、中盤までは攻め視点なのでどうやって二人がくっつくのか想像できず、早く読みたい!と焦りました。
中盤からは受け視点で、どういう環境で育ったのかが分かり、攻めに惹かれていく様子がすごく分かりました。清居くんが自分の中で受け入れられないのに平良を求めしまってもだもだすると…

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