凪良ゆうさんのレビュー一覧

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

傷ついた二人の優しいお話

『美しい彼』がとても良かったので、作家読み。
川がたゆたうように、穏やかに穏やかに進んでいくお話。
エロも少なめだし、ガッツリした話が好きな私には物足りないかな?と思いながら読んでいたのに、なぜか後半、仁居が子ども時代の幸せな記憶を思い出すあたりで、ポロポロ泣けてしまった。

今回めずらしく、電子書籍でなく紙の本で読んだのだけど、表紙といい、文字組みといい、もちろん内容といい、なんとなく上…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

後半滾りました…………!

若干ネタバレって人によっては思うかもしれないので、ご注意お願いします
攻めが好き好き大好き!みたいなじゃなくて、ねっとりと好きみたいなジワジワ来るタイプで最初は読み進めるの無理かもって思ってました。でも、後半での2人のすれ違いや、思いが段々とはっきりしてきて、常にキュンキュンしていました!とにかく可愛かったです!最高でした!

4

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可哀想なラブラブ

好きな作家さんが三人揃ったこの小冊子。
手に入らず読めなかったのですが。
最近読めるチャンスがあり、楽しく読ませていただきました。
今は『美しい彼』しか本編を読めていないので、取りあえず「かわいそうな彼」だけを読みました。
他は本編を読んでからのお楽しみです。


※手に入らず読めなかった人の為に。
ここから、大ネタバレあらすじ書きます。
読む予定がある人は注意ですよ!

↓…

5

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

初めて購入したBL小説でした!

評価が高いのと、表紙の美しいイラストに惹かれ、
購入を決意しました!

スクールカーストの最底辺であるので、
平良の扱いはそうなってしまうのですが、
そこがとても切なくて切なくて。
どもりをいじらないであげて!と叫びそうでした。

最底辺ポジからの恋人ポジへの転換があるからこそ、
うまくいってよかった!という感動が増すのだとは思いますが、
自分は切ないシーンを引きずりすぎて、

4

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

若干ネタバレあり

このBLがやばいにランクインしていたので気になって買いました!
初めて凪良ゆうさん手に取ってみたのですが読みやすくて非常によかったです。

キャラクターが今でに見たことがない独特さがあります
ストーカーと美人と一言で言ってしまえばそうなんですが、恋愛と崇拝の狭間の攻めの感情が緻密に描写されていてとてもよかったです。
スクールカーストラブとあらすじには書いてありましたが、私的には完全に受け…

13

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

一文に心をつかまれる

凪良ゆうさんの作品は、いつも尻込みしてしまってよほど自分に余裕がある時でないと読めない。それは決して悪い意味ではなくて、きっと抜け出せなくなるから・・・という意味で。
夏に発売されたこれを年末に読んだ私を褒めてやりたいと思うくらい、いいタイミングで読んだと思います。
今回は序盤こそ孤独な青年の日常とトラウマなどのツラい感情を描いているのですが、私は結局全体的には甘い日常を描いてくださっていたよ…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

攻めが・・・

お菓子の家は未読です。
充分読み応えはあったし、トラウマの背景もきちんとしていて、凪良さんお得意の絶望→更生のわかりやすい話の運びだったのに、どうにも話に入り込めませんでした。恐らくキャラの影響です。

公平の、まっすぐ正しいことをまくし立てる感じがどうにも説教くさくて受け入れられなかったし、こんなに努力をしているのに何故フリーターなのか?と疑問に思いました。
デモなどのワードが受け入れ難…

6

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

構成とキャラが素晴らしい、つまり全部素晴らしい

文句なしの神でした。

ニーナと陽光の2人の描写が、小学校時代から語られているのが良かったです。ニーナは初めはそこまで口も悪く無い素直な子だったけれど、学校でのことがトラウマになり、捻くれてしまう、と、ただ口の悪い受けというわけではなく、きちんとした過程が描かれているからこそ、愛着もひとしおでした。
そして攻めの陽光がとにかく素敵な彼氏ぶり。幼いころからの真っ直ぐさは変わらないまま、不遇な境…

3

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

一人と二人、それぞれの夜明け

読み終えて、タイトルと表紙絵が秀逸だなぁと改めて思いました。この本を読んだ頃、「男→←男」ではなく1/3ずつの重みで「男→←男→←男」(not 3P)という構図のお話がちょうどマイブームだったので、この作品はピッタリでした。愛情あふれる甘々な展開はほぼありません。主人公・要とその恋人・加瀬の愛憎とも言える描写や要の過去にまつわる部分はきっちりと重いのですが、そのぶん切なさがあり、一方で公平はまさに…

2

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

初恋、同級生、こじらせ・・・

初恋、同級生、こじらせ・・・その上受け様も攻め様も互いが初めて同士、そしておそらくこの先最初で最後の相手同士・・・と、私的にはたまらない萌えが満載の作品でした。
作品に引き込まれ、先も気になり一気に読んでしまった・・・そんな作品でした。

全体的にコメディータッチながらも、途中で攻め様の父親が急逝するお話は正直読んでいてとても悲しくて辛かったです。(私は動物や人の亡くなるお話がとても辛くて苦…

4
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