中原一也さんのレビュー一覧

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

言っちゃえよ!と、読みながらバンバン背中を押したくなる!

切ない片思いなのですが、
とにかく桐谷くんの自制心が強すぎる!
心の中では杉原さん好き好きなのに、
それを極力表に出さないように、
必要以上にツンツン!
そこを杉原さんは
分かっているのかいないのか……
とにかくもどかしい〜!

全体的に、
もう少しスリリングな事件で、
二人を掻き回して欲しかった気もします!

それとね、全編桐谷くん視点なので、
杉原さん視点の展開も見…

1

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

色んなことを超越した愛を見させてもらいました

未来から来たアンドロイドと夢に挫折した人間のラブストーリーです。
感動系ですかね…時代を超えた人間とアンドロイドの深い愛に包まれていました。

私が気にしていたのは、この2人のラブがどう構築されていくかということより、最後どうなるんだろう…とそればかりに気が取られがちでした。未来から来たアンドロイドですからね…肉体的に添い遂げることはないし、ましてや未来から来ているので戻ることもあるんじゃな…

2

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

兄の嫉妬が良き

小柄な美形が両脇に大柄な男前連れてる図、良いですよね。
悦司がインテリな男前で…篤志がモデルの男前で…と読む方も若干混乱するのに、ハッキリ見分ける兄の紅が二人から愛されるお話。誰も見分けが付かない(ってことはこんなに性格違えば普通はあり得ないけど)なら自分を見てくれる人を好きになるのは必然ですね。触れ方やキス、果ては挿入がどちらか目で確認しなくても判別できるの、エッチだわ…
エロエロな話だけじ…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

引っかかったのはラストじゃない

欝々とした雰囲気が漂う作品で、重苦しさから逃れたい一心でぐいぐい読める。切り替え頻度の高い両視点に感情移入を阻まれ、無心でストーリーだけを追えて面白い。前半半分までは神評価。ラストはとても好き。

メイン二人はどちらも秘密を持っていて、どちらの視点に移っても暗くしんどい。わずかな明るさが見えると、すかさず光を閉ざすように意味深な描写を差し込み、どんよりした空気を保ち続けるのが良い。素っ気ない文…

2

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

ワンコ攻め

なんですが、お話を最後まで読むとワンコだけじゃなく健気なんですよね。
そもそも、受けの検事としての真摯な対応で、検事になろう!って思うところが凄いわ…まぁたまたま法学部卒ってのはあり得るけど、それで司法試験に受かっちゃうってね。

勉強しているのが恥ずかしくて隠してたかった、なんてカワイイ。
最初の出会いも、会うつもりは無くて、ひと目見たかった的な健気さ。

そして受けはモテモテですね…

0

水底に揺れる恋 小説

中原一也  立石涼 

制服萌え?

漁師ものかと思えば、、、警官もの?(笑)

これは実は純愛もなんではなかろうか…
と思うくらい孝臣と直己の高校卒業のファーストキスからの、いやその前からか。
勢いのある恋愛って、嵐みたいな二人でしたね。最近は切なほっこり系をよく読んでいたので、思わず素直になれない直己に「四の五のいわずに抱かれときな!」と心の中でツッコミを入れる始末。

でも、受けの男としての矜持をどう処理するかは、元…

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最強アルファと発情しすぎる花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

進化系オメガバース第3弾

進化系オメガバースの第3弾。Sアルファの黒瀬とSオメガの五色は子供達を慈しみ、互いを想い合って日々を過ごしている。そんな彼らに敵の魔の手が…というお話。
益々家族になっていく彼らが素敵。だけどオメガの発情がとまらないウィルスが開発され、ヒタヒタと敵の魔の手が忍び寄ってくる様は怖かった。そんな中での結婚式は愛が溢れていて感動。これが後にきっかけになった所は涙涙でした。
最後の最後まで気が抜けなく…

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最強アルファと発情しすぎる花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

黒瀬最強

先生買い、シリーズ3作目。読み手である自分がこなれてきたのか、前作までより、攻め受けが好きになってきたので萌2にしました。父母になったというように感じるんですよね。本編220Pほど+あとがき。最後10Pぐらいが猛烈に好き。読後感よいですw

子供たちと幸せに暮らしていた黒瀬と五色。Sアルファ、Sオメガの研究等の協力していたある日、オメガしか感染しないというウイルスが発見され・・と続きます。

2

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

素直に読める人はハマるかも。

タイムトラベル物の、王道が好きな人にはお勧め。
私は物語に入りこめませんでした。
1つは、キャラクターに魅力を感じられませんでした。主人公がかわい子ぶりっ子で、アンドロイドは、あまりにもいい人間に完璧に作られているように思いました。
2つ目は、設定も展開も、予想がついてしまったからです。お姉さんの設定など、あるべきハピーエンドに向けて都合よく進んでしまっているような気がしました。最後も、いか…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

切ない思いが成就する時

元々乱れた生活を送っていた了が八尾と出会ったことによって人生が変わっていく、、、、。
ゲイの子にとって、好きな人が女性の人生の伴侶を既に持っていて、さらにその人も良い人で自分を可愛がってくれる。辛いんだろうな。自分の思いは打ち明けられない、そして二人が良い人だけに、離れるのも難い。
そして八尾への思いをダメなこと、悪いことという負のスパイラルに陥ることで、どんどん悪い方向へ向かう受け君。

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