草間さかえさんのレビュー一覧

ヌレル イロメ 2 コミック

草間さかえ 

生徒も少しずつ成長しているのね

 前巻に登場したそれぞれのカップルの続編かつ短編集という形でしたが、どのカップルも前巻で綺麗にまとまっていたので、個人的には若干蛇足感が否めないかなと思いました。波乱が起きて、そのカップルに集中して読めなかったところも少しストレスに。ただ、何か試練を乗り越えることで雨降って地固まり、以前よりもより強固な絆、関係性を手に入れるのはやはりどのカップルにも必要なことだと思うので、そういうところまで読みた…

0

イロメ コミック

草間さかえ 

生徒の想いを踏み躙らないで

◆イロメ(表題作)
 表題作なのに一番短かったんじゃないかと思いますが、冒頭でしっかり心を掴んでくれた話でした。教師・野田の、だだ漏れな桃山への視線が熱くていい。教師だってまあ、気になっている生徒をじっと見ることくらいは許されるんじゃないでしょうか。それに生徒が乗ってくるかどうかは運次第。すっかりあてられて、野田に迫るようになる桃山も、学生らしくて可愛かったです。

◆花いちもんめ
 休学…

1

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

受けの浅はかさと攻めの混乱と萌え

ノンケ常識人を全面的に押し出した受けと一途な年下攻めの日常感溢れる学生同士のお話。
流れるように進む物語は、本当に何気ない日常エピソードばかり。その中でしっかり入江は恋をして、読者(私)を味方につける。深水は友達でいたい、恋人は無理、と主張は一貫していて落ちない精神にブレがない。それも当然の話で納得できる。

そんな二人は表面上は平行線。だが内面だけはこんがらがって先が見えなくなってきたとこ…

5

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

絶対に前作を読んでから!

「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフです。
読まなくても分かるかもしれませんが、出来ることならそちらを読んでからこちらを買ってください。
そしてショートケーキを読んだけどこちらは買うか悩んでいる、という方がいらっしゃったら是非こちらも読んでほしいです。

ショートケーキを読んだ際にもボロ泣きしましたが、こちらに関してはショートケーキの二人の描写が出てくるだけで涙が滲みました。…

1

LoverS The 25th Anniversary Chara Label Anthology グッズ

商業作品番外編集

Charaさん25周年記念の小冊子。イベント売り実施中ですが、後で通販されるとのことです。コミック18作品、小説10作品。神だなあと思ったのは5つほどでしたので萌2にしました。お好きな商業作品が多い方はご検討いただいても良いのでは。

以下読んだもののみコメント、長文すいません。小説は全部三段組。
2,3,4、19、23(マジ神)が神でした。

1.恋をするなら二度目が上等 木下けい子先…

3

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

40年後もベイビー

表題作と、他読み切り作品が収録された短編集。
アドリアンシリーズは表題作のみ。それでも半分以上、170ページ分ほどありました。
電子はそれぞれ単話売りもあり。

よかった。やっと笑顔の2人が見れました。
自分の殻を破った人は強いね。揺るぎないものを持ってる。
人前でアドリアンのうなじにキスなんて、2年前は考えられなかったろうな。
もうベタ惚れしてますってひしひしと伝わってくる。
ベ…

2

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ベイビー

シリーズ本編最終巻。
終わってしまった。
全ての巻においてページをめくる楽しみはあったけれど、4・5巻は特に手が止まらなかったです。

最終巻にしてやっと聞きたかった声が聞けた。
待ってたよ、ジェイク。

シリーズの翻訳家、冬斗先生もおっしゃっていましたが、この作品にはもう一人の主人公がいてそれがジェイク。
私は彼の「乞い」の声を聞くためにこのやろうめ!とも思いながらここまでページ…

1

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

良かった!!!

買おうか迷ってる方、ぜひ読んでみて下さい。
他の方のネタバレ交じりのレビューや感想は一切見ない方が良いです。
全く前知識なく読まれることをお勧めします。
自分はちらほらネタバレに近い感想を見てから読んで後悔しました。

上質な映画を見た後のような読後感でした。

1

ここで待ってる 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

愛に満ちた家族の物語

凪良先生の書くすれ違いものが大好きです。
なかなか結ばれずにやきもきさせられ、すれ違っては距離を置いて……と、焦ったい恋模様が続く本作。
それでいて暗さは感じさせず、テンポの良い読みやすい文章でグイグイ読めます。
ただ、子どもや嫁がガッツリ関わってくるので、BLとしては読み手を選ぶ作品かもしれません。

優しくて朴訥とした青年・成田と、妻子ある身でありながら男を漁る飴屋。
そんな対照的…

0

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

甘かった

痴話喧嘩の巻。
数巻分飛ばしたのかと思ったくらい言葉はなくとも関係が出来てた。

ジェイクに女性の影を見たアドリアンの嫉妬からの行動力は見事なものでした。
前作以上に頑固。そして相変わらずの皮肉の効いたユーモアよ・・・
特にお気に入りの言葉は、とある大学の博士が学生からインディ・ボーンズ(骸骨)と呼ばれているというのを聞いて答えた
「残酷な思春期の若者に幸あれ」ですね。ゴロが好き。

2
PAGE TOP