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草間さかえ
藻とカレー
ネタバレ
短編3本。どれも好き。 表題作は山奥の家にケーブルを直しに行く古賀がいい体をしていて、住人の彫刻家の遠野に体をガン見されたり触られてくっつく話。 無愛想な遠野の照れ顔がかわいかったり、古賀がモデルなのかそれ以上なのかハッキリさせようとするのもいい。 「さくらんぼ」は中学生同級生の上野が好きな玉川がいつも飴ちゃんを持っていて上野がさくらんぼ味が好きなのを覚えていつもさくらんぼ味をくれる…
短編3本(うち2本は同じ舞台の別CP)。 どのお話もおもしろかった!好き! 趣が異なるのに、どれも映画を観たような余韻が。 表題作は悲しい話だけど、ミステリーぽく謎解きと共に恋になっていく。 刑事の結城と裁判所事務官の里村がいい。 もう1本は里村の同僚の山田と隣人・高天の話。山田宅ベランダで育ちすぎたバラが隣のベランダまで伸び、山田が高天宅ベランダでバラの枝が吊るされているのを見…
短編5本とも出会いから両思いまでのきゅん萌え話。 特に表題作のくっつく場面は、いや〜んと気持ち悪い声が出たw や、何てことはないさりげないのだけど、それまでの日常会話や行動からお互い好きなのかなぁとじわじわきたのがよく。好みで。 タイトル回収もおしゃれ。 「白昼白夜」の口絵の文章もステキ。 不眠とストレスでボロボロのDKが保健室で寝て手がぴくびくするから先輩が手を抑えようとしたら…
凪良ゆう 草間さかえ
アデル
アンドロイドと戦争と感涙? 高評価レビューを見て読んで見た。………ら、途中何回も放棄しそうになりながらもなんとか読了。………しんどかった。感慨はそれだけ。 戦争問題提起・賛否両論? そんな高尚なテーマがあるような作品には思えない。作者はおそらく何も考えず楽しんで書いただけでは? 単にトレンドに乗って、アンドロイドを戦争に利用すれば読者のお涙頂戴、本は売れるしの自己満足に過ぎない、いや、…
kiwisan
アンドロイドものということで読むのを躊躇していたのですが、高評価に押されて恐々読んでみました。 とても泣かせてくる話です(ティッシュを大量に消費しました)が、不思議と読み終えた後は重くなく、じわっと切なくて暖かいものが胸の奥に残る感じです。そしてタイトルが心憎い。今日はショートケーキを買って帰ろうと思います。 正直、BL的な萌えというか、BL小説を読んだぞ、という満足感はあまりありませ…
渡海奈穂 草間さかえ
kurinn
長い長い両片思いのお話でした。 何度も何度も同じ人に一目惚れする古平が、10年振りにその人に再会してまた気になるってもう運命じゃないですか! それなのに無駄に抵抗して名久井と友達同士でいようと、お見合いもどきをするなんて愚かとしか思えなかった。 でもそのお相手がとても良い方で、その人の言葉で吹っ切れて気持ちを伝えに行った時は、読んでいて晴れやかな気持ちになれました。 古平と名久井の…
ももよたん
作者さん買いしている草間さかえさんの作品です。 煙草屋兼骨董品屋の店主智紀と離婚したばかりの篠田の出会いからのお話で、一冊まるまる二人のストーリーです。 この二人の大人の男たちがですね、可愛いんです。 「私はこれが好きだ」という意味で可愛い。 例えるなら天然人懐っこ大型犬と、穏やかで優しいクール大型犬。 眼鏡×眼鏡は私の本棚にはまだあまりないので、新鮮で良かったです。 受け攻め…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
ふばば
「All's Fair」シリーズ3作目にして完結作。 そして、私の意見としては3作品の中で一番面白かった! サスペンス色が強く、より「◯リミナルマインド」テイストがあって目が離せないドラマを観ているような感覚。 内容は、1作目の「彫刻家」事件の犯人が拘置所の中からエリオットに接触を図ってくる… FBIの同意を得て接見するエリオットだが、犯人は共犯者の存在を仄めかしてくる。 タッ…
「フェア・ゲーム」続編。 より一層ミステリ臭もエンタメ度も薄く、真実を追っていくエリオットのシリアスな姿には非常に読み応えがあった! 時系列は前作より半年後。 タッカーとエリオットは島にあるエリオットの家で半同棲的な。 そこに起きるのが、エリオットの父親・ローランドの家が放火される事件。 続いてエリオットとローランドの2人がクロスボウで狙撃を受ける。 元学生革命家だったローランドは手記…
なかなかに硬質で、アメリカの犯罪/刑事ものTV番組にも似たストーリー展開が面白かった。 私の好きな番組「クリミナルマインド」を見てるような気分。 今回の事件は、「アドリアン〜」のシリーズよりはミステリ臭は薄く、よりTV的エンタメ度が高かったように感じた。というのも、日本ではまずいない、シリアルキラー、猟奇的連続殺人鬼の話だから。 とはいえ、ぐいぐい読み進めるというわけにはいかず、結構時間…