草間さかえさんのレビュー一覧

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

攻めの好きの一心が良き

ここまでノンケ相手に叶わない恋を続けるお話は初めて読んだかも。

もう入江が可哀想で健気で。
好きの一心で深水を思い続け。
中学生の頃から深水を心の支えにしてて、高校2年の時に家庭教師として出会い。あの頃もこの頃も週2日会えるのが楽しみで。

深水は入江を好ましく一緒にいると安らぐし落ち着くし、俺を恋愛対象にしなければいいのに…と。
そしたら一緒にいられるのに。
入江の告白を受けて…

1
非BL作品

魔法のつかいかた(4) 非BL コミック

草間さかえ 

「怒ってないよ」の半分こ

レビュータイトルは田中さんの伝言。

田中さんはもう出て来ないのかな?好きなキャラだからなんだか淋しい。

この巻のハイライトは折り紙の魔法!久しぶりにワクワクしたw

都市伝説少女の正体が判明し、手紙のやりとりは継続。でもやっぱり健太次第な不安定さw

西がフリーランスの割りに事情通な理由もなるほど納得。

春生が実はブラック春生かもしれない懸念が出て来ましたね。
そっちで…

1
非BL作品

魔法のつかいかた(3) 非BL コミック

草間さかえ 

塚上の筋の人間は皆 他と違う

レビュータイトルは集会に登場したアレのセリフ。

3巻のハイライトは組合の集会かな。意外と規模が大きいし、サプライズゲストも登場w

MVPは西。トリッキーな魔法と野良ならではの立ち位置で読者の理解を助ける優秀さ。

追加情報もいろいろ。
悪魔との契約。
魔法の範囲と移動の制限。
他組合にないシステム。
悪魔の匂いと器と特別な嗅覚。

いろいろ繋がってきて全体像が見えてくる…

0
非BL作品

魔法のつかいかた(2) 非BL コミック

草間さかえ 

「現代日本の危険な秘密結社」

レビュータイトルはとある記事の予告タイトル

この作品、ルポライターや警察も登場します。メインキャラの尻尾をつかまれると面倒そうな相手がいるのが現代日本らしくて良いです。
まあほぼ出て来ませんがw

この巻の白眉は探し物の魔法。
漫画ならではの表現でわからせてくれるところがニクイ。

泉太郎の魔法とひとくち。
魂の価値と追加(不穏)
少しずつ色んな事がみえてきて、どれも想像を越…

0
非BL作品

魔法のつかいかた(1) 非BL コミック

草間さかえ 

明日だともう壊れてるかも

レビュータイトルは絹子のセリフ

1巻はおおむねほのぼの、世捨て人風魔法使いと不憫な子供の疑似家族ストーリーと見せかけて、叔父さんが「ゆっくり」していたり、明らかに普通じゃない転落事故に、組合の思惑がチラリ。

このほっこりと不穏の緩急が流石お上手です。

1話とうってかわって広いお屋敷を元気に走り回る春生がかわいい。
泉太郎だけだとなんだか頼りないけど、絹子と雅が登場して一安心。

0

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

呪い上等

 10年前かなり後味の悪い修羅場に居合わせて会わなくなった2人が、再会してどのように拗れた距離を詰めていくのか、わくわくしながら読み進めました。結論から言うと、菅谷は当時三峰とどんなやりとりをしていたか、詳細までは思い出せないんですよね。一方にとっては鮮烈な思い出でも、相手にとってもまったく同じ温度で残るとは限らない。そういうところは非常に現実的だなぁと。でも、やっぱり何か心に引っかかるものはあっ…

0

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

攻めの良さが分からなかった

好きな人にSM嗜好があると知り、懸命に勉強して性の不一致をどうにかしようとするお話。
残念ながら、攻めの栄田の良さが分からなかった。

大学で講義する宮に一目惚れする栄田。二十歳になっても恋愛経験がなく、一気に宮しか見えなくなる。アプローチは宮にも多少気があったから良かっただけで、全くなければ迷惑そのもの。付き合ってもいないのに付き合い方に不満を漏らす栄田は、勘違いストーカー一歩手前に見えて…

0

いろいろつれづれ コミック

草間さかえ 

白菜の点々は悪ではない

1700冊目のレビューは大好きな草間先生で。

25話プラスα収録のエッセイ本です。
25話だけあって1話1話は短い。そしてエッセイ本と言いつつ途中からほぼBL本です。

(1)薄毛とか仰ってるけど、先生の作品は奇をてらった人物ほぼいない気が(2)眼鏡もネジ一本が重要である(3)私にはいまだ分からない(4)先生の夢はやはり先生っぽい(5)出たよ先生の犬系の攻めが(6)この辺りから&quo…

2

フェア・チャンス 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

"ゲーム"の決着

2020年刊、A'lls Fairシリーズ最終巻。
3冊とも話の密度が濃くて、最終数ページに近づくにつれても気が抜ける事なく読めた。

1巻の事件で犯人がまだゲームオーバーを諦めておらず、今回でやっと決着がついた。
タッカー危機一髪!!な状況でエリオットも精神的に追い詰められてしまう展開だったが、まさにギリギリのところで切り抜け、一気に畳み掛ける見事な展開だった。
エリオット…

4

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

父の過去への干渉

2016年刊。
All's Fairシリーズ(というシリーズ名らしいぞ)2巻目、というよりも『フェア・ゲーム』の続編と言ったほうが分かり易いかもね。
今度はエリオットの実家が放火されるといったトラブルから新たな事件の幕開けとなる。
狙われているのは回顧録の出版を取り止めろと脅迫されている父・ローランドのはずなのに、彼には明らかに隠し事がある。
そうエリオットが勘づくも、当のロー…

2
PAGE TOP