小山田あみさんのレビュー一覧

極道はスーツを秘密に閉じ込める 小説

中原一也  小山田あみ 

やっぱりごうでなくっちゃね

シリーズ8作目になっても飽きのこない内容で今回もあっと言う間に惹きこまれて
読み終わった感じですね。
前作では諏訪と木崎の結末に苦しいくらいの切なさに読んでいる方が悶えそうな展開で
でも諏訪の病室だけ違う花のことで、もしかしたらと希望を感じた通りの結果で
思わず中原先生ありがとうと叫んでしまいました(笑)

それにしても榎田さんは本当にM開発されちゃっていますよね、毎回毎回エロですが

7

極道はスーツを秘密に閉じ込める 小説

中原一也  小山田あみ 

狂人 野口

待ってました!の極道スーツ。
木崎が組長のお嬢さんに惚れられてしまったのに端を発した出来事が、せっかく心を開いた諏訪と諏訪を想う木崎の幸せに繋がると思っていた未来を壊すことになった前作。
そこで意味ありげに登場した刑事の野口。
この本作は、この野口の狂人ともいえるべき憎しみと悪意に満ちた暴走により、息をもつかせないハラハラ展開がなされました。
手に汗握るとはこのこと!

アクションを見…

8

BE・BOY GOLD 2013年4月号 限定特別小冊子「COLD」 グッズ

BE×BOY GOLD 2013年4月号 限定特別小冊子のレビュー

収録数が少ないですが、雑誌の本誌と同じ形式でレビューを書きました。

△2 … 『雪の砂』(環レン)
★4 … 『お酒は二十歳になってから!』(一二三もげぞう)
☆3 … 『Catch Cold』(国枝彩香)
☆3 … 『トラと父ちゃんと小児科の先生』(ARUKU)
☆2 … 『Wished Night』(小山田あみ)

今回、小冊子のタイトル『COLD』に因んで、寒さ、冷たさ、風…

0

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

受け様にやられましたー

初めて読む作家さんでしたが、文章も読みやすくてとてもおもしろかったです(^^)
特に受け様はクールなインテリヤクザなのかと思いきや、まさかの超天然さんなんですね!
オマケでもらったハーブを無意識に手間暇かけて、真冬にも関わらずワッサワサに育て上げました(笑)そりゃ、元木も苦笑いしちゃうよね(^_^;)
愛情のかけ方がまた、可愛いです。想像して、ニヤニヤしちゃいます(≧∇≦)クールにヤクザぶっ…

1

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

イラストベストマッチ!

ストーリーとイラストがとてもマッチしているように感じました。
いつもは、あまりイラストを重要視していなくて、見ないこともあるのですが、
今回はイラストを楽しみつつ読むことができました。

今回は、SMものということですが、
砂床さんらしく仕上がっているように思います。
こういったSMものだと、
「縄とか色々な趣向を凝らしたエチを
詰め込めばいいと思っているのかな?」と感じてしまう作…

11

哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

悲惨を越えて

全く違う世界で生きていた二人が、偶然出会い、関係を持つ。

愁堂さんの作品はそうたくさん読んでいるわけではないのだが、今まで読んだいくつかのとは違う作風。
妻子を一度になくし、この世とのつながりが危ういような状態で歩道橋の上にいた和也は
いかにもチンピラという若い男・和美に拾われる。
そのまま彼の家に泊まり、強姦のようなセックスをし……

家族の死、暴力もありセックスシーンを含めて悲…

6

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

やり直した人生

 31歳でやり手の弁護士、久我山は、高校の同級生で今は歯科医の本城から、高校2年生のときの担任だった曽根の訃報を聞きます。

 久我山が夢を見ていると思ったら、彼が居る場所が今はもうないはずの実家、自分の家、なのです。そして、17歳のころにタイムスリップしていると自覚してしまうのです。

 もう一度17歳をやり直すことになった久我山ですが、大人の彼もすごく冷めているのに、今更なにかときめく…

3

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

「趣味じゃない」評価にしたけど、本当は「萌×2」評価です。><

新刊チェックの時に、タイトルと、何よりも表紙絵に惹かれて、
粗筋は殆ど見ずに、特典ペーパー付きということで予約して購入しました。


ワクワクしながら本を開いてカラー口絵を見てみると…、
乳首ピアスに固まってしまいました……。
期待は一気に無くなり、一体どの程度の地雷なのか、
不安で一杯になりました。

まだ、読んでいて、乳首ピアスの存在を忘れてしまうくらいの描写で
物語が進ん…

4

遊廓遊戯 小説

水碕夢見  小山田あみ 

舌足らずな口調がかわいい

雪夜は、一ヶ月後に控えた見合いのために、女性と話せない自分を改善しようと、六本木にあるテーマパーク六本木フォレスト、別名六本木遊郭へと足を踏み入れた。
けれどやはり人見知りをしてしまい、テーマパーク内をさまよっているうちに、出口がわからなくなり迷い込んでしまった。
そんな迷子の雪夜に声をかけてきたのは、赤い着物を羽織った蓮であった。
彼は雪夜の話を優しく聞いてくれると同時に、雪夜に口付けてき…

2

上海散華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

壮大すぎる・・

このお話ってダリア文庫の上海物の花シリーズの100年前くらいの話、つまりご先祖様達のお話になるんですね。レーベルが違うからか誰も触れられていませんが、ここに出てくる中国の2つの秘密結社は同じものなので。そのスケールの大きさに脱帽です。「花シリーズのリンフェイのご先祖様がドSの敬語攻めの変態で、しかも人の性行為の観賞が趣味とか・・・そっくりじゃん!」とか「ご先祖も同性愛者だったのにどうやって子孫が?…

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