ヤクザな子猫は初恋中

yakuza na koneko wa hatukoichuu

ヤクザな子猫は初恋中
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×29
  • 萌16
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
110
評価数
31
平均
3.6 / 5
神率
16.1%
著者
朝香りく 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
優しい悪魔が同居人
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796404716

あらすじ

ヤクザの息子・木芽は、好きな男に恋人がいることが発覚してヤケ酒で泥酔し、想い人に似た男と出会い、「お持ち帰り」されて!?

表題作ヤクザな子猫は初恋中

渡瀬新吾・木芽の片思いの相手に似た男
宝条木芽・極道一家の三男 20歳

同時収録作品あやしいウサギと同居人

駿河洋輔・獣医師 
宇佐見雪弘・洋食店で働く元会社員 

その他の収録作品

  • あとがき 朝香りく
  • あとがき 小山田あみ
  • かわいい悪魔に要注意(カバー下)

レビュー投稿数5

オラオラニャンコと魔性のエロウサギが可愛い

「優しい悪魔が同居人」のスピンオフ。

巻末に前作カプの後日談、カバー下にもおまけが☆
表題受は酔うとニャン語に、前作受は魔性の誘い受に・・・
前作未読でも楽しめました♪
小山田さんのあとがき絵(にゃんこプレイ&うさうさプレイ)は卑怯な可愛さv

※「優しい~」未読の方は
本書で前作攻の職業がネタバレになってるのでご注意を☆


極道一家の末っ子で、線の細い容姿と父や兄の過保護が嫌で
男らしくあろうと必死の木芽(20)。
高校の頃から好きだった獣医・駿河(前作攻)に恋人がいると知り、
失意でバーに飛び込み初めて酒を飲む。
泥酔してニャン語&甘えたになった木芽は
駿河に似た男・渡瀬を無自覚に誘惑し、お持ち帰りされてしまう。
後日、実は外科医で駿河の従兄弟の渡瀬と再会。脅すように飲みに誘われ・・・。

酔ってニャン語になる木芽は、これぞオラニャン受w
でもギャップ萌の意味だけでなく、
強くあろうと虚勢をはる木芽の素顔(動物好きで甘えたがり)の表れと思います。

そんな木芽の素顔を引き出す渡瀬は大人の男前ですが・・・
酔った木芽につけこんでるようで、あまり好きになれない攻です。
木芽が気を許して甘えるだけの安心感・包容力が渡瀬に見えないせいか、
くっついた二人にもイマイチ萌えられませんでした。
(冒頭で駿河にツンデレてた木芽には萌えたんですがw)
それにしても、木芽の過保護な兄(ヤクザ)とガチ勝負する渡瀬には笑いました!
渡瀬と言い駿河と言い、この世界の医者は強靭すぎるww


◆【あやしいウサギと同居人】前作カプ
普段はウジウジ、酔うとヤクザも恐れぬ超強気な誘い受(魔性のエロウサギw)に変貌する
「ウサ耳」こと宇佐美。
恋人の駿河の留守中、職場の飲み会で酒を勧められ泥酔。
記憶が飛んで朝、なぜか常連客の一人とパンイチで寝ていて・・・!?

宇佐美、ちょこまか動く小動物みたいで可愛いです。
意外と行動力があり、発想も斜め上で面白いので
ネガティブ受でもイラッとしない不思議!w
駿河は浮気を知って怒るも、フエラ+座位Hのお仕置きで水に流し
ウジウジする宇佐美を愛あるツッコミで包む男らしい攻。
どっしり構えているけど宇佐美にメロメロで、
浮気が宇佐美の早とちりと分かった後の優しい台詞が良かったです。
(振り回された常連客はホント可哀想・・・w)

◆【かわいい悪魔に要注意】カバー下
飲みに行った4人。
エロウサギの天然魔性にドキッとするニャンコ。
焦る攻二人w
ウサギもニャンコも放し飼い厳禁ですねw


表題カプよりも前作カプの方が好みで、
ネガティブなりに一生懸命な宇佐美と包容力ある駿河の関係が良かったです。
コミカルで笑えるだけでなくどちらのカプも
コンプレックスを抱える受が攻に支えられ少し前進する、
爽やかで前向きな物語に好感がもてました。

8

にゃにゃにゃにゃ~

『優しい悪魔が同居人』の攻めとなった獣医・駿河に片思いしているヤクザの三男・木芽が主人公。

駿河に失恋した木芽がバーで酔いつぶれて、そこで声をかけてきた駿河に似た男・渡瀬と関係を持ってしまうが、駿河の動物病院で再会。
再び酔って寝てしまい、それから彼が気にかかり~という
主人公のツンデレ意地っ張りがとても魅力的な話し的には王道な展開。
だけど、引きつけられてしまうのはやはり木芽のキャラクター♪
よっぱらうとろれつが回らなくなり、「~にゃ」とにゃにゃにゃ語尾になる姿。
たくましい兄たちと違って母親似で、父や兄たちに溺愛されて育ったが、それが為にたくましい男にあこがれて、強い男になりたいと、超意地っ張りになる姿が何故かかわいらしい☆
酔った本音で兄達のことをたくましくて~何て言ってたのが、とうとうゴリラ男呼ばわりしてましたから(爆)
そして、動物好きなやさしい一面も持ち合わせ、このツンデレ男子が自分的ツボに♪
渡瀬も木芽をにゃんこ呼ばわりで、かわいいと思ってる感が漂う。
しかし、途中メールなど音信不通になってしまうのがいただけませんなぁ~
でも、木芽の兄を別の男と勘違いして兄ちゃんにパンチを食らわせる姿は・・・

二人がこうしてまとまるところで終わってました。
え?菓子折りを持ってお兄ちゃんにお詫びに行くとか、挨拶に行く姿とか、木芽がトリマーとして勉強する姿は見せてくれないの?
本編だけでも愉快でとてもよかったのですが、本音を言えばその辺りが見たかったなぁ~って思うのですよ。

そして同時掲載が【あやしいウサギと同居人】で、駿河×宇佐見の話しが。
宇佐見は酔っぱらうと酒癖が悪くなるのですが、駿河が出張でいない時バイト先の飲み会でつい酒を飲んでしまって失態を!?
目覚めると下半身がカピカピの隣には男が寝ているホテル!?
逃げ帰った宇佐見だが、駿河に言えなくて挙動不審になってしまい・・・
これもまた、愉快な勘違いとお仕置きのお話でした。

なんと!カバー下本体にもショートがあるのですよ♪なんて太っ腹v
駿河×宇佐見、渡瀬×木芽 の2組が一緒に飲んでいるのだが、酒癖の悪い受けペアの仲よしに攻め'sが嫉妬するお話。

小山田さんのイラストも魅力的だし、お話はおもしろいし。
うう~ん、、、キャラもとっても好きなんだけど、もうちょっとその先が欲しかった?同居人カプのお話よりそっちを入れてほしかったかな~という気持ちも強く、萌×2にあと少し!

8

にゃんにゃのにゃ~、にゃんこって言うにゃぁ

これはニャンコの擬人化なのかと思うくらい受けになる極道一家の末っ子木芽ちゃんが
攻めになる渡瀬ににゃんこ語で話しかけるシーンが多いのです。
酔ってくだをを巻きながら呂律がにゃ~、そしてメソメソ泣きが入るから余計ににゃぁ~
そして素面になると強がりいっぱい、精一杯男らしくあろうとする意地っ張りさん。

組長や二人の兄はそれこそ極道顔なのに、自分は母親似で迫力も何もない。
それが子供の頃からコンプレックスとしてあり、顔を性格も違うのに、硬派な男で
あらねばならないと思い詰めていたりする健気さん。
極道一家の末っ子はみんなに溺愛される存在だけど、男らしくなろうと甘えることなく
強気で突っ張っている木芽なんです。

それがかかりつけの獣医に片思いして、相手に恋人がいると知りやけ酒を飲んだ時に
声を掛けて来て、酔った勢いで関係を持ったのが、片思いしていた相手に似ていた
従兄弟の渡瀬なのです。
一夜の関係を持った後は逃げるようにした木芽なのですが、二度と会う事は無いと
思っていたら片思い中の獣医師が働く病院で偶然再会、そして抱き合ったことを
片思いの相手に知られたくなくて、またもや一緒に飲んでにゃん語連発。

本当は甘えたなにゃんこが虚勢を張って威嚇しているような感じで可愛いです。
渡瀬に従兄弟は諦めて俺にするかなんて言われても頷けるはずも無く、
それでもいつの間にか片思いの相手より渡瀬の事が気になるように気持ちがすり替わってる。

自分の気持ちをきっちり自覚しないまま、渡瀬が急に忙しくなり会う事も連絡も
少なくなると、急に不安になり、さらに渡瀬の従兄弟で元片思いの相手に
渡瀬が見合いをしたことを聞かされかなり落ち込むのですよ。
落ち込んだ可愛い弟の気分転換にカジノへ誘い出した兄と渡瀬がトラブルことになり
そこで渡瀬が俺のもの発言した事で木芽ちゃんはドッキドキ。
甘えたがりのやさぐれにゃんこがホントに甘えられる存在を手に入れたお話で
溺愛型の可愛い感じのラブストーリーでした。

3

いたずら仔猫調教師と『やわらか仕上げのファンシーヤクザ』

前作『やさしい悪魔が同居人』は読んでいませんが、独立して楽しく読めました。

『やわらか~』は作者があとがきでおっしゃっている言葉なのですが、あんまりピッタリなので笑ってしまいました。
そして、小山田さんのきれいな表紙絵の文字のない全貌はカバーを外すとよく見えるとのことなのでじっくり見ました。ほんとこの方のイラストは大好きです。評価がワンポイントアップする方の一人です。

思い人の獣医さんには恋人がいると知りヤケ酒にふける木芽。
挙句気づいたら裸で男と!?
口は悪いが優しくて甘えさせ上手なかっこいい外科医になんだかんだ言いながらも、少しずつ惹かれてしまうヤクザの三男坊。
末っ子で甘やかされて20歳にまでなったけれど、男らしい兄や組の男たちのように強く強面になりたいのだと常々思っているのだそうですが、過保護に甘やかされて育ったぼうやには、親兄弟以上に甘やかしてくれる大人の男がお似合いですよ。
そんなふうになりたいという憧れじゃなくて、とことん甘えたい包み込まれたいという願望が渡瀬にはお見通しだったみたいですね。
需要と供給がぴったり合って何よりです。
それに顔が好みな獣医さんの従弟ですから顔も似ていていうことないじゃありませんか。

『あやしいウサギと同居人』 
前作の主役で渡瀬の従弟の獣医さんとその恋人の話。
駿河が出張中にうっかり飲酒。飲みすぎてわがまま放題になってしまった宇佐美はお店のお客に介抱されホテルへ。翌日、記憶のない裸をみて浮気を疑う宇佐美。
汚れた服を脱いだだけだったという事実が判明するまでのぐるぐる
駿河のお仕置きとそのイラストがとーってもよかったです。

また裏表紙のカバー下には駿河カップルとのダブルデートの模様が面白おかしく描かれています。
木芽が酒乱の宇佐美のとばっちりで渡瀬にお仕置きされる顛末。
懐いてくる宇佐美とうっかり見つめあい…。しつけ直しのウサギちゃん

2

○○にゃんかじゃにゃい

『優しい悪魔が同居人』のスピンオフです。
後半に前作カップルのお話が収録されておりますので、できたら前作からの方が良いと思います。
こちらだけでも読めないことはないですけどね。
かくいうわたしもこちらが先に手に入った関係で、読む順番は前後しました。
しかし朝香さんの作品は初読みだと思うのですが、とにかく読みやすいですね。一行にあまり文字数がないせいもあるかもしれません。

**********************
受けの木芽(このめ)は可愛らしい名前に反して、家は極道、自分はヤンキーという20歳の青年。
美人だった母親の顔形を受け継ぎ、しかも幼少時は病弱だったため、父親たちがよってたかって甘やかして育てた、口の悪い箱入り。

攻めは木芽を拾って筆下ろし(木芽は受けだから違うかなー、この表現は)させた、渡瀬。
木芽の長年の片想い相手(前作の攻めで獣医の駿河)の従兄弟。
**********************

タイトルに偽りなし!です。
酔うとすっかりニャンコ言葉となる(「童貞にゃんかじゃにゃい」等)木芽は駿河に失恋し、そのヤケ酒を飲み過ぎ、介抱してくれた渡瀬にしっかりいただかれてしまいます。
『バカにされたくないセンサー』なるものが内蔵された木芽ですから、シラフになると屈辱以外の何ものでもないんですよね。
ただ、甘やかしてくる渡瀬のことが徐々に気になってきます。
このセンサーですが、まあよく振り切れるんですよ(笑
それだけ木芽が単純ということですが、そんなところも可愛いと渡瀬は思っていそうです。

本編自体のページ数が少なく短いので、あまり大きな山もありません。まあちょっとはありますが、他のBL小説に比べればあっという間に解決です。
この作品は酔っ払った時のニャンコ言葉を堪能するものだと割り切れば面白いと思います。

後半は前作のカップル、駿河×宇佐美のお話です。
駿河が出張で留守の時に、酒癖の悪い『魔性のエロウサギ』こと宇佐美がハメを外してしまうのですが…『不貞』って久々に見たフレーズ(笑
こちらのお話を読むと絶対前作を読みたくなりますね。

表紙を外したところにガッシュさんお馴染みのSSがあります。
こちらは2カップルが一緒にお酒を飲む話となってました。
軽く読みたい時にオススメな作品です。

2

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