MOET子
前巻のラストで感情を曝け出した2人でしたが、よし恋人になろう!と踏み出したわけではなかったので、特に藤次の方は八千代とどう距離をとっていいか分からず、らしくもない気遣いをしてばかりな序盤がもどかしかったです。八千代は藤次には藤次らしくいてもらえたらそれでいいと思っているけれど、藤次だって大人になって聖人との関係も経ていろいろ成長しているし、子供の頃のように奔放に振る舞うことはできないですよね。
…
こういう空気感の作品、結構好きです。再会したのをきっかけに、過去と現在の2つを軸に、自分と相手の気持ちにじっくり向き合うようになる八千代と藤次。八千代は結婚し、藤次には同性の恋人がいて。元々ノンケだったはずなのに、親しい同性に告白されたことで当たり前だと思っていた世界が崩れ、後々同性と付き合うことになるなんて皮肉ですよね。
何かにつけ相手のことが思い出されるということは、気持ちが前に向い…
