かわい有美子さんのレビュー一覧

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

土下座まではよかった

  本作のメインテーマは「ヤリチンの男が土下座」だそうです。まあ、かわいさんにはめずらしく、なんておげれつであからさまなんでしょう!! 生まれてこのかた色恋方面では負け知らず、ノリが軽くてシモのゆるい、取り得は顔だけ男が、はじめての本気の恋になすすべもなく立ち尽くす・・・って個人的にすごく好きなパターンなんです。この場合お相手は、トーゼン難攻不落の高嶺の花が望ましいですよね。

 期待度MAX…

3

東方美人 小説

かわい有美子  雨澄ノカ 

ノスタルジックなスパイロマンス

東西冷戦時代の懐かしいテイストのスパイもの。

かねて読みたいと思っていたものの、読みそびれていたのですが
先ごろ非BLの傑作BLを読んで魂を持って行かれ(※)
なんとなくモードがこっち系統になっていたので、入手。
未完だった作品がに文庫版として完成版が出たもの、
旧版は未読です。

          ☆  ☆  ☆

東西分断の壁がまだあった時代1980年代のベルリン、

2

金のフォークに銀の匙 小説

かわい有美子  麻生海 

周囲の力あればだけど

二人の関係が進展するのには、周囲の力がかなりあります。

交通事故の被害者と加害者になった後、不破が三谷と食事をとるようになったのは、カフェの仲間や客であるクライアントからの圧力ですし、不破が三谷を追いかける羽目になる状況を作ったのは、三谷に手を出した不破の友人です。

三谷は控えめですし、不破は人を受け入れるより拒絶するタイプなので、彼らだけだとそういう関係にはならなかったと思います。そ…

4

UNDER THE HEAVEN(下) 小説

かわい有美子  立石涼 

書き下ろしの「フミタカだ」の一言に涙(T_T)

BLでこんな読後感味わったの久々です!やっぱ小説っておもしろいな〜とあらためて感じました。

イェインさんについてですが…史貴をめぐってアレックスと刺し違えるくらいのドロッッドロ展開を期待しておりましたが、目次欄で書き下ろしのタイトル見てアッ……と展開を瞬時に察しちまいまして…

でも書き下ろしが無ければ、イェイン×史貴ルートもありそうな気がしないでもないですよね…!

それぞれの逃避…

4

UNDER THE HEAVEN(上) 小説

かわい有美子  立石涼 

総受スキーにはたまりません。

とりあえず明日が休日でよかった!ぶっ通しで上下巻読めるしあわせ〜!(*^^*)

受の史貴がありていにいえば健気受っていうんですかね…でもすごく可愛くて愛おしい受です!きっと葛藤とかがしっかり描かれるからかな…

そして攻のアレックスですが、やっと恋愛感情自覚しおったか!という所で上巻終了〜…
ほんと明日休みでry

そして気になるイェイン…個人的には史貴に対してラブの感情が芽生えて…

1

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

初々しい!

丸ごと一冊、ひとつのストーリー。

久しぶりに、なにコレ!と叫びたくなるほどの
純情ワカモノ初恋物語、的なお話でした(笑)

いやもう、めっちゃ好きです、こういうの。

たくさん読んでいると、ドロドロしたものとか
どどどえっちぃのとか、色々あります。
もちろんそれらも大好き(笑)なのですが、
たまぁにこういうのを読むと、
ムズムズムズムズする感じで体をよじり、
終いには恥ず…

2

猫の遊ぶ庭 小説

かわい有美子  山田章博 

非常に興味深い吉田寮での生活・・・

京都の某国立大学の実在する寮を舞台にした作品という事で、ご当地ものの好きな私は迷わず手に取りました。

男子寮ではないのですが、圧倒的に男子が多そうで、更には大変個性的な面々が住んでいる吉田寮。
そんな個性的な寮生達、寮の建物の描写(作者の吉田寮への思いが伝わってくるような良い描写です)、学生生活の雰囲気、京都の暮らしの雰囲気、更には京都の様子も活き活きと伝わってくる作品でした。

BL…

1

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

いいなぁ高校生

ひっさびさにガチで高校生モノを読みました。いや~面白かった!てゆーか、可愛いよ、ウン、楠ノ瀬、あんた可愛い。顔こそ物憂げな「天使さま」だけど、中身はチョー元気で明るい体育会系健全男子。部活のバレーも、突如祭り上げられた生徒会長の重責も、伝統校ならではのいちいちミョーにリキの入った行事の数々も、すべて全力投球、真っ向勝負。とっても単純明快で分かりやすいことこの上なしのキャラ。せっかく周りが1年かけ…

3

Calling 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

至福のタッグ

 祝!かわいさん花丸ブラック進出!!

 -そうはいってもかわい作品なので、あまりあられもない描写だとか鬼畜なキャラとは無縁です。エロを書いてもそこはかとなく品の良さの漂う、いつもの路線を踏み外してはいません。そして特筆すべきはやはり、絵師さんでしょう。円陣闇丸さん。わたしはかねがね、現役絵師さんの中で1,2を争う画力の持ち主ではないかとひそかに尊敬申し上げております。どんな難しい角度からでも…

7

金の小鳥の啼く夜は 小説

かわい有美子  金ひかる 

Angel of Music

ミューオタでもあり特に「オペラ座の怪人」が好きなワタシとしては読まずにはいられませんでした!
作家さんと同じくクリスがファントムを選んでほしい派なので、この物語に気持ちよく酔えました。

時代は大正。この時代背景もなんかそそられます。
ウィーンに留学していた英彬は、東洋人にもかかわらずオペラ歌手としてたいへん期待されていた。だが嫉妬にかられた何者かに放火され半身に火傷を負い日本へ戻る。

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