饒舌に夜を騙れ

jouzetsu ni yoru wo katare

饒舌に夜を騙れ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神75
  • 萌×237
  • 萌17
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
19
得点
576
評価数
135
平均
4.3 / 5
神率
55.6%
著者
かわい有美子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
饒舌に夜を騙れ
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784344823013

あらすじ

クールビューティー・橋埜とパワフルな犬伏は、SATの同期。犬伏に次第に惹かれていく橋埜は!? SAT班長同士の恋の行方は!?

(出版社より)

表題作饒舌に夜を騙れ

犬伏和樹/SAT一班班長/27才
橋埜祐海/SAT二班班長/27才

その他の収録作品

  • 邪に膝を抱け
  • あとがき

レビュー投稿数19

かっこいい!

自分がどれだけ対等カプ好きか、お仕事すきーか再認識しました。
勢いでこの評価です。

SATです。野外訓練です。暑苦しい合宿生活です。そして事件です!
殺伐として、厳格で、暑苦しくて、汗臭い世界
でもそこを覗くのが大好き!(笑) 困ったもんです。

この二人はふたりとも好みでした。
命を張った最前線で互いに背中を預けられると無条件に信じている同期。
攻めは隊のだれからも信頼されている懐の深い男。犬伏。
男が惚れる男タイプ。ちゃめっけもあり、細やかな気遣いもできるひと。
受けはクールビューティ。橋埜。
黙って犬伏の動きをフォローする参謀タイプ。
沈着なのに犬伏限定で怒鳴りあうのがわかりやすくてかわいいです。
熱血過ぎて自ら怒りを納めるために写経なんかします。(お寺の息子です。)
そうそう実家のお寺シーンが良かったですよ~

この二人や隊員たちとのやりとりがおもしろく、けして甘甘ではないのですが、
言葉や態度の端々からこぼれるラブを拾って読むのが楽しいのです。
かわい先生なのでそこまで殺伐としてないし、どんぱち苦手さんでもダイジョブ。

ああ ますます対等カプ、お神酒徳利すき~になりそ。(最近少なくて…)

ひとつだけ…、なんでこんなすぐ忘れちゃいそうなタイトルにしたのかな?


16

面白かった~~

もちろん、個人差は十分承知しておりますがっ!!
と~っても面白かったです。              
受け、攻め、双方SATの隊長ですもの、鍛え方がハンパ無いしょ。
今回の攻め様は、恋愛ごとに若干堅物入ってるが懐の広く深い男。
見た目の大柄なイメージに似合わない気を使ったり、太陽のイメージ。
それに対する受け様は、冷静沈着、クールな面立ちながらハートは熱い!
って言う感じですかね、受け様は密かに攻め様に好意を
抱いているのですが、それもよくありがちな女々しさを感じさせない
内容でした。双方がほんと男気あふれる男前なんです♪
傍にいる事が当たり前、信頼と責任、ほんと設定が最高です。
後、気になる脇役が2名ほどおりましたねぇ~
天涯孤独の可愛い系の隊員と寡黙な隊員、この二人でのお話も
是非読んでみたいなと密かに思っております。

ショート書下ろしの方はエロ度高めでサービス内容かな(笑)
そして攻め様の、鳥肌ものの甘い台詞に思わず笑いが・・・

13

SAT隊員萌えっ

二人ともカッコイイです、特に受けの橋埜がっ!!

頭も良くて、容姿も良い、それにSATの二班班長で強くて、それに性格が男前で。
これは、惚れますね。犬伏が惚れるのも、当たり前です。

まぁ、最初は橋埜の片思いなんですが。
それでも、あんまりうじうじしてないのでかっこいいんですけどね。

イラストも、織田涼歌先生で綺麗でした。

あたしの好きな、対等カプで美人受けでストーリーもおもしろいので神評価です。

10

とても饒舌なふたり

恋愛が絡まなくてもとても美味しい設定でした~(笑)
橋埜が超男前で惚れた。
襲い受も好みです(爆)
お相手の犬伏なんですが、お仕事しているときはあんなに格好いいのになんか惜しい。
いい人なんだけどなんか惜しい。
犬伏は橋埜の尻に敷かれるといいよ(笑)

別レーベルから出ている平河寮シリーズとこちらとどちらも警察のお話なのですがその中でも一番この作品が好きです。
私にとっては、文句なしのベストカップルでした。

脇を固めた方々も良かったです。
告白もせずに失恋してしまった高梁にはもう初期の時点で飯田がいるようなので安心しました。

9

アサルトスーツはヤバい

文句無しの神作品です。
まず、こういう設定の話がBLには少ない;もっと読みたいっ
強い男達が好きなので、私的にはこういう話は堪りません!
でも、わからなくはないんですよ。設定の難しさ、事件性のある話。普通に大学生が恋するような恋愛物じゃない。作者様は『なんちゃってSAT』とあとがきでは書かれてますけど、これだけ書くには、ある程度の知識と資料が必要な筈です。
屈強な男社会を飄々と生き抜くエリート達が、どうやって男を相手に恋愛を繰り広げていくのか。
何しろ受け様がハイスペック且つナイフの達人ですからねっ
めっさカッコイイッ

つまり、彼らがどうやって惹かれ合う事になるのか・・そこが読みたい訳です!

どんな風に、こいつらが恋に発展するのかと、もうそこにワクワクしながら読み進めるわけですが、勿論スリリングな事件も絡めつつ、彼らの仕事の内情にも触れ、やきもきもしますが、安定の文章力と、キャラが魅力的なので、間にエロを挟まなくてもサクサク楽しく読み進められます。
しかし、表紙の橋埜のアサルトスーツ姿はカッコイイですね。惚れ惚れ。

勿論、ハッピーエンドなので美味しいシーンも有り難く拝読致しました。

男とヤるの初めてのくせに、平気なフリして頑張ろうとしてる受けに、それを悟った攻めとの絡みのシーンが良かったです。
普段格好いい男が可愛いくなっちゃうのヤバい。

一冊でも大満足な作品ですが、是非、続刊も読んで頂きたい・・!
こっちでも、ハラハラしたけど、次もハラハラです;

5

意外と漫才コンビな二人かと

SATを舞台にした話です。
SATとは特殊急襲部隊(Special assault team)の事で、色んな作品に登場しますが、実際には内部事情は殆ど明らかにされてない部隊です。
普通に一般人がSATについて知っている事は、TVで放送された実弾訓練とテロ対策の映像の一部や、ニュースにもなった愛知長久手町立てこもり発砲事件でのSAT隊員の殉職などの「一部」の情報位だと思います。
作者さんがあとがきでも書いていましたが、「なんちゃってSAT」な展開がメインなのですが、この「なんちゃってSAT」とそこで班長を務める犬伏と橋埜、他のSAT隊員の動きは「なんちゃって」とは思えないくらいによかったです。

犬伏と橋埜は常に対等な立場であるからこそ、二人の会話は、ハイジャック犯制圧作戦直前の時までも言葉のキャッチボールが変化球なのに上手く掴めてそして投げられています。
この二人の対等な関係に、まず先に好きになりましたね。
そしてそのハイジャック犯制圧作戦で橋埜は跳弾で負傷してしまいます。
跳弾での負傷という所に、作者さんの橋埜に対する「SAT班長としての能力の高さ」を見た気がしました。
跳弾とはいえ負傷し、左手に麻痺が残ってしまい、橋埜はSATをやめると心の中で決めました。
このときから、犬伏と橋埜の相手への想いが変わってきたようにも思います。

と、SATやめると決めてからの橋埜の長期休暇で自宅でのんびり(?)している時に犬伏が訪ねてきます。待ってました。
ここで橋埜は最後だと犬伏を押し倒すんですよね。
橋埜は男性相手の経験は最後まではありません、けれども慣れたふりをして犬伏を押し倒すんですが、犬伏にはそれが全部見抜かれちゃっているんですよね。
見抜かれているからこその「こういうのは共同作業だからな」という犬伏の台詞と、その言葉に泣きそうになる橋埜が、可愛くて色っぽくてえろかったです!
表紙だけを見た感じではストイックな雰囲気がありますが、読んでみると以外にも二人は蜂蜜に砂糖溶かして漫才してるような、何とも言えない阿吽の呼吸なコンビなんですよね。
その後に犬伏が橋埜をホテルに連れ込んで、橋埜が全力疾走で逃走を企てたり、まさかの「わかめ酒」(わかめ知らない人は目の前の近代機器で検索しましょう)をしてみたり、バスルームでシャンパングラスを傾けながら「君の瞳に乾杯」って言ってみたり、もう萌えていいのか笑っていいのか!
この二人、どんな時でも本当に飽きなくて、そして可愛くて面白くてエロくて色っぽくて、そしてかっこよかったです!

しつこいようですが
「わかめ酒」と「君の瞳に乾杯」は、この本のなかでももっとも笑えr……印象的なシーンだと思いました。

4

バディ萌え

SAT、第2制圧班班長の橋埜は、クールで知性派に見えて実は近接格闘技が得意でナイフを持たせれば10人くらいはまとめて相手にできる腕前だし、仲間思いで熱い男前。第1制圧班班長の犬伏は、体格腕力ともに優れていて、性格は豪快で懐が広く、細やかな気遣いができる根っからのリーダー気質。2人、互いに信頼し合い支え合う関係。
橋埜がハイジャック犯の制圧の際に負傷してSAT を辞める決意したことで、犬伏に恋情をぶつけ、2人の関係が変わるのですが、本気で逃げる橋埜と追いかける犬伏の様子が楽しいです。
作者は「なんちゃってSAT」とあとがきに書いていらっしゃいましたが、訓練の様子や脇をかためる人物など、主人公を取り巻く環境がよく書かれていて、作者が組み立てた舞台設定にすんなりとハマって読むことができました。

3

期待以上によかったです

かわい先生の作品はほとんど既読ですが、警察関係のモノは平河寮シリーズ読了後、しばらく手に取っていなかったのでかわい先生のこのジャンルの作品は久々でした。

今作は、事件やお仕事描写と恋愛の分量のバランスが非常に良かったです。個人的に、警察関係のBL作品はこのバランスが非常に重要だと思います。事件やお仕事描写が中心すぎてBLとして萌えられないのもよくないし、かといって逆に、この人たちちゃんと仕事してんの!?と思ってしまうほど恋愛中心すぎたり、事件がくだらなすぎたりして設定を生かしきれていないものも満足感は低くなってしまうので・・。警察モノに関わらず、お仕事BLってこういうところが非常に難しいジャンルだと思うのですが、そこはさすがのかわい先生という感じの完成度です。平河寮シリーズも好きでしたが(特に墨と雪)、このバランスという観点からすると、少し恋愛に重きを置きすぎなところもあったので、私は同じジャンルなら今作の方が読みごたえがあったなと感じました。

キャラクターに関しては、受けが任務に対する意志というかプライドをしっかりと持っていて、男らしいところがよかったです。恋愛面では少し臆病なところがあるのも、むしろ仕事に対する男らしい情熱があるからこそ、引き立っていたと思います。個人的に、女性が取って代われるような女々しい受けは、BL作品における存在意義がどうしてもわからなくて好きではないので(^_^;)攻めは、うまくいえませんが爽やかすぎないのがよかったです。快活で、周りをよく見ていて懐が深く、困っている人を自然にさらっと助けることができるので一見スパダリっぽいですが、自分に対して暑苦しく対抗心を燃やしてくる顎が割れている同僚のことは、裏でアゴと呼んで愚痴をもらしていたりもして(しかもその愚痴が結構笑えるw)、人間らしくて好感もてました。恋愛面の描写では下ネタ全開で爽やかさなど一切なくなり、完全にむっつりオヤジでしたw

3

男前な表紙に惹かれて

学園ものは苦手意識があって、どうしても刑事物やヤクザものに偏りつつあるんですが、表紙に惹かれて読んでみました。
いい!!!

設定自体はSITという特殊環境、男ばっかの職場なんで、すんなりBLの世界へ…(笑)
お互いにリーダを担っている犬伏と橋埜。脳みそ筋肉的な犬伏に心寄せるものの、表面上はクールな友人を装う橋埜。もう、ザ・クールビューティー。
事件が発生していく中で犬伏も橋埜の色気にやられちゃいます。こんな二人は羨ましい。
そしてもうイラストがねぇ、そりゃSITだし鍛えてるし、美少年でもか弱くもない、それでも犬伏が惹かれたのはやっぱり人間としての橋埜だったんだろうな。橋埜相手に欲情できてよかったw

甘いのは少なめですが、それでも読み込めるストーリーになっています。かわい有美子さんの作品はあまりみてなかったのですが、よく見ると大人系が多いんで、これから他の作品も読んでみようと思います!

2

ワカメ酒…

SATの同期である犬伏と橋埜。どっちもノンケだけど、クールビューティな橋埜は、体育会系で面倒見の良い犬伏に恋心を抱いている。
ツンツンしていて口の悪い橋埜にちょっかいを出しては、罵られる犬伏。そんな二人の掛け合いが楽しかったです。
懐が広くて兄貴タイプの犬伏は、すっごく好きな攻めでしたが、イラストがきれいすぎるというか線が細いというか、もっとごっつい男を想像してしまっておりました。
まあでも俊敏な動きを要求される仕事でしょうから、このぐらい引き締まった感じがリアルな体型なのかな。
朴念仁っぽいようで人の心の機微に敏い犬伏。清潔でエロくさいことにはそれほどでも、みたいな人かと思ってたら、わかめ酒(芋酒?)なんてやっちゃって(笑)こういうギャップは、かわいさんらしいなと。
そうなんです。なにがかわいさんらしくなかったかと言うと受け!かわい作品の受けは、上品でしとかやかで純情そうで夜は別の顔。みたいな人が多いのに、橋埜にそんな面が全然なかったんですよねえ。
で、気になっていたのが、犬伏に思いを寄せていた可愛い後輩アキラ。彼こそが正しいかわい作品の受け君では。
ムッツリスケベな飯田とのスピンオフが是非読みたいです。きっと出るはず。

10

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