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獅子族王子×猫族王子。主従関係にあるふたりの溺愛執着エロス!
yuyoku no shishi wa ai no kakeru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
Ruby collection創刊第三弾、獅子族の王子と猫族の王子による、溺愛主従ものです。
エブリスタ「天下分け目のBL合戦」ルビー文庫賞、大賞受賞作になります。
で、こちら、ストーリーとしてはそれほど目新しさなんかは無いのです。失礼ながら、どこかで読んだみたいな。
が、とにかく世界観だったり、キャラクターが魅力的なんですよね~。
もうこの主従が一緒に居るシーン、永遠に読んでいられる。
攻めの溺愛ぶりと過保護っぷりと、独占欲が半端無いから!
そして、健気過ぎる受けに涙が出ちゃうから!!
あと、構成がしっかりしていて、いわゆる起承転結と言うのがちゃんと出来てるのです。
当たり前じゃねーかと思われるかもしれませんが、意外とここが駄目な作品って多かったりするんですよ・・・。
萌え転がるほど甘くて、だけどそれだけでは無い。
切なすぎる展開に心を痛め、不憫な受けの一途で健気な行動に胸を熱くする・・・。
もう、最高でしたよ。
内容ですが、大国の獅子族の王子・紅耀×属国である小国の猫族の王子・ファイによる、溺愛執着の主従ものです。
全体的には甘くほのぼのテイストながら、かなりシリアスで切ない展開もあったりします。
小国マグノリアの王子で猫族のファイ。
大国であるダグウッドへの忠誠の証として、王に仕える為に祖国を離れます。
王宮では種族の違いから蔑まれていたファイを、偶然出逢い自分の従者に取り立ててくれた第一王子の紅耀。
ファイは従者として側近く仕えるうちに、温かく器の大きい紅耀に惹かれて行きます。
そんな折り、帰属する周辺国を周遊し、后候補を探す旅に出る事となる紅耀。
従者として付き添うファイですが、突然発情期が訪れー・・・と言うものです。
で、こちら、とにかく甘いのです。
終始受けであるファイの視点で進みますが、紅耀がこれでもかと彼を溺愛してるのが良く分かる仕様になっておりまして。
ファイがですね、かなり鈍いと言うかウブウブなんですよね。
「甘い匂いがする」と言いながら背中からのし掛かったりと、あからさまに紅耀が口説きに掛かってるのです。
なのに、「はい、白香茶を淹れてあります」みたいな。
また、紅耀ですが、ファイが思いがけず危ない目に遭おうものなら血相を変えまくり。
心配だからと一緒にお風呂に入り、一緒に眠る。
実はここでですね、朝起きたファイの胸元に赤い痕があったりするんですよ。
それを見て、「虫がいたようです。紅耀様は刺されてませんか?」と心配するファイ。
もう、可愛すぎて悶絶ですよ。
そして、「ああ、ファイの方が美味しそうだと思ったんだろう。悪い虫がいたものだ」とシレッと答える紅耀!!
もう読みながら、「ウヒャヒャヒャ」ですよ。
ホント、悪い主だなー!!
まぁこんな感じで、甘すぎて悶絶しちゃうやりとりなんかをですね、終始繰り返してる主従なのです。
で、実はファイ達猫族ですが、他種族には無い発情期があり、雄でも子供を産めたりします。
発情期に互いに惹かれ合う匂いの相手と番うんですね。
ファイに初めての発情期が訪れ、種族が違うにも関わらず、二人は強烈に惹かれ合うー。
すると紅耀が、「運命の相手ならもう遠慮はしないー」みたいな!(≧∀≦)
と、互いの気持ちを確かめ合い、ファイを妃にする事を誓う紅耀。
しかし、ここで二人を襲う試練ー。
バグダッドの王が毒に倒れ、紅耀とファイが犯人だと疑われと続きます。
先にも書いたのですが、このストーリー運びが、とにかくお上手だと思うのです。
これまで甘かった分、この急転直下の展開がより切ない。
何だろう・・・。
ファイがとにかく健気過ぎるんですよ。
紅耀を助けるために、彼が起こす行動がいじらし過ぎるんですよ!!
辛い状況だろうと紅耀を一途に信じ、彼の幸せのみを祈る・・・。
なんかもう、泣けちゃうんですよ。
尊い・・・! めっちゃ尊い受けがここに居たよ!!
また、どんな状況だろうと、決して揺るがない紅耀の愛情が良い!
これぞ溺愛攻めの鏡ですよ!!
実の所、事件のオチなんかはうっすら想像がついちゃうんですけど。
このへんは、もう一捻りあるとグッと深みが増したかもなぁ。
と、ちょっと引っ掛かる部分もあったりするのですが、全体的にはめちゃくちゃ好みの作品でした。
あと、Web発にありがちな、主人公やたらモテモテで褒められまくりだったり、何故か特に理由は無いけど前世の記憶持ちみたいな、ちょっと鼻に付く部分は無しです。
ストーリーとしてはありがちながら、構成なんかもしっかりしてるので、Web特有の雰囲気が苦手な方もストレス少な目で読めるのでは無いかと思います。
最後になっちゃいましたが、笠井先生のイラストが可愛すぎますね!
意外な事に、笠井画伯のイラストでケモ耳(私は)初めてでした。
可愛いよ!
死ぬほど可愛いよ!!
ファイが天使か!!!
安心して読める内容でした。
ピンチはありますが、登場人物の誰かが死ぬことや酷い怪我を負うこともありません。
攻めの紅耀は有翼騎士団を率いていますが、戦に行くような事もない平穏な時代になっています。
国境警備が主な仕事です。
受けのファイの一族は発情期があり匂いに惹かれあった者同士が結ばれると、香久の番と呼ばれ男同士でも子をなすことが出来るのです。ここだけがオメガバっぽいですね。
途中に継母が自分の子を時期王にしたいために、とんでもない事件を起こしてしまいます。隣国の王子の個人的な野望だったので、大事にせずに収束させています。
長さはさておき伏線を全部回収した読みやすい作品でした。
溺愛執着攻めと華奢で健気受けのCPを読みたい人むけでした。
個人的には「ああいう男は支配する方が面白いのに」とまだ未成年のうちから狙ってた末の王子の貞宇と、罪人となった隣国王子のレベリオンのその後が気になりました。 ww
笠井さんの表紙が麗しすぎて思わず購入。「角川ルビー文庫賞」の大賞受賞作という事で、中身も期待しつつ読破しました。
内容はすでに書いてくださっているので感想を。
はてしなく、甘く、そしてほのぼのな作品。
それが読後の感想です。
大国・ダグウッドに忠誠を誓う意味もあって、ある意味人質のような立場でダグウッド入りしたマグノリア国の王子・ファイ。
ダグウッドの現王である白王の妻の王妃からは冷遇されるものの、白王の長男であり次期国王となる紅耀に大切にされ、愛され、幸せを手に入れる。
そういった内容ですが、バッサリ言ってしまうと、それ以上でも、それ以下でもない。
途中、紅耀とファイを陥れようとする策略に嵌まるシーンもあったりしますが、話の流れ的にどうストーリーが展開するのか先の先まですっと見通せてしまう。
それが悪いというわけではなくって、はじめから紅耀から愛されているファイ、という図式がきちんと成り立っているためにハラハラすることもなく、痛い展開になることもなく、ほのぼのな気持ちで読むことが出来るので、そういった優しく温かなお話を好む方にはぴったりの1冊です。
が、ごめんなさい、まったくもって個人的な好みですが、甘々なだけのストーリーにはあまり萌えを感じない。
ファイがすごく良い子だというのは理解できますが、紅耀がファイに惚れた過程とか、そういったいわゆるBLとしてのキモとなる部分の描写が甘く、なんとなく感情移入できなかった。
1300円(税抜き)というお高めの料金設定からもわかるように、分厚い1冊です。が、これだけの分量に見合った内容かと問われると、ちょと微妙だったかな、と。
やや厳しめのレビューになってしまいましたが、文体としては非常に読みやすく、ケモ耳とか、甘い濡れ場とか、そういった萌えどころはきちんと押さえられていて、次回作が非常に楽しみな作家さまだなと思いました。
そして何より笠井さんのイラストが神過ぎて悶えました。
表紙からイメージできる通りの優しく温かなお話で、この表紙が作品のイメージを見事に描き切っています。
評価で悩みましたが、笠井さんのイラストにおまけして萌えで。
次回作に期待。
溺愛あまあまが読みたくて読んでみました。
あとがきに溺愛保証と書いてあって、まさに!でした。
主従関係で3年間それぞれが信頼と愛情を育てて。
ファイは猫族でおそらくまだ知らぬ番がいて…。でも紅耀を慕っており、彼もまたファイを愛していて…。
異種族なのにどうなるの?そんなところへファイに初めての発情期が来て…。
厚い本で色々あったのですが、読み終えてみると、エッチが多かったな〜です。
ハラハラのクライマックスはやはり…な犯人で。でもファイが追い詰められて読んでて辛かった!愛すること信じること守ろうとすること、底なしの愛情ですね。
あの彼はいったいどんなふうに弟に可愛がられてるんでしょうね。弟は過去に支配するのがいいんだって言ってましたが…。
そして出産子育てものにつきものの、お母ちゃんのおっぱいは誰のもの問題。微笑ましいですね。
エブリスタの受賞作さん。笠井大先生なので見過ごすわけにはまいりません。お話は、ルビーさんらしい王道あまあまコースで、さらっと読んでしまったのと、ええーここは使わなかったのかーとちょっと勝手に残念に思ったところがあったので萌よりですが中立にしました、すいません。地雷は感じなかったし、変態要素は感じなかったし・・・ライオンちゃんの丸耳が可愛い&攻め受け双方のしっぽが色艶方面で少々ご活躍というところでしょうか。本編240Pほど+後日談となる短編が4編+あとがき。
小国マグノリアの王子ファイは、幼い妹の代わりとなるべく14歳の時にダグウッド国にやってきます。ダグウッドの幼い王子たちの馬の世話をしていたある日、第一王子である紅耀(こうき)に出会います。猫を始祖にもつマグノリアの民はダグウッドの人々よりずいぶん小柄なため、子供のように扱われて、ファイはご機嫌下降気味。そんな可愛らしい様子を見て紅耀はだんだん親しく接するようになり・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
国王、王妃、第二、第三王子、他の属国の王子(サーバルキャット)、攻めの側近、受けの兄妹等やや多数。もうちょっと各人が頑張れると面白かったろうなあと思うのですが、本編240pではちょっと難しいのかもです。
**色々思ったところ
攻め受けとも歪んでおらず、王道スパダリ(甘える時あり)に、まっすぐ健気ちゃんと感じました。そのためちょっと物足りないという印象になるのかもしれません。(私は紳士な変人などが好きなものでして・・・)
いちゃこらしている時に、第三の手、奥の手としてしっぽがご活躍になるのは、ケモミミの醍醐味!だと思うんですよね。「耳ぴるぴる」や、しょぼん耳などの記載はなかったですが、しっぽは器用に動いておられるので、お好きな方はご期待なさってください。割合色っぽいシーンがあった印象です。
勝手に残念がっているのは、最初の方に出てきた死の森という記述。ナ〇シカの腐海のようではないか!!!!とウキウキしたんですけどね・・・・そっち方面で展開するかと思ってしまって残念がってます。うう。
王道ファンタジーでエロしっぽが気になるようでしたら、ご検討を。