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熱さと、本気と、戸惑いと――
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ふゆの仁子/愛しかいらねえよ。 (ダリアノベルズ)
ラブ度:☆☆
H度:☆☆
オススメ:☆☆☆
大人の愛ですね。高校時代の恋人でも、世間から許されず、卯月が転校。
時がたって、お互い大人になっての再会。もちろん、ディープな展開に発展します。
切ない話ですね。
澤純耶は8年前の恋をいまだに引きずっていた。
純耶の恋の相手は、高校3年生の純耶のクラスに転入してきた暴力団の跡取り息子・小早川卯月。
卯月は、その生い立ちからクラスメイトから遠巻きにされていたが、純耶はそんな卯月と親しくなる。
しだいに二人は惹かれあい、関係を持つようになるが、卯月の教育係、岩槻から住む世界が違うと諭され、最悪の別れ方をしてしまう。
しかし、8年後、思いもよらない偶然から二人は再会する。
再会した二人は再び関係を持つが、純耶は過去の出来事から素直になれずにいるところを、無理やり抱かれてしまう。
それ以後も、その時の写真をネタに脅されるように抱かれるが、純耶は、むしろ「抱かれる理由」が出来たことを歓迎していた。
しかし、組の幹部が殺されたことが原因で、純耶は卯月から別れを告げられてしまう。
というような話です。
最後は、純耶が覚悟を決めて、ハッピーエンド。
でも、現実はそんなに甘くないから、簡単にはいかないと思いますけど、それを言っちゃうと夢も何もなくなっちゃうので、それはそれでよし、かな?
よく考えたら、この前に感想を書いた同じ作者さんの本と、あらすじがよく似ているな、と思ったんですが。
こちらの方が、純耶の性格が明るい分だけ、随分とっつきやすいように思います。
でも、必ずしも明るくなきゃいけないというわけでもないとは思うのでどっちもアリだとは思います。
王道な感じのロミジュリ系話好きな方はどうぞ。