魂ごとくれてやる。

tamashiigoto kureteyaru

魂ごとくれてやる。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
20
評価数
7
平均
3 / 5
神率
14.3%
著者
ふゆの仁子 

作家さんの新作発表
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イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
愛しかいらねえよ。
発売日
価格
ISBN
9784861341137

あらすじ

澤純耶は最愛の恋人であり、暴力団の跡目である小早川卯月と共に生きていくため4年間勤めていた銀行を辞めた。しかし、対抗する組織との確執が深まる中、卯月の父親が襲撃されたのをきっかけに、卯月に対する正式な幹部入りと次期組長への期待が高まる。卯月と一生を共にする決意をした純耶だが、組のことや大事な話をしたがらない卯月に対して不安と距離を感じて――…。

表題作魂ごとくれてやる。

小早川卯月(暴力団次期組長)
澤純耶(元銀行員)

レビュー投稿数1

決意と結末は…浪花節で!

ヤクザとカタギの同級生シリーズ・3冊目です。
紆余曲折をくぐりぬけた極道堅気カップルも、
ついにひとつの結末をむかえましたねぇ。
あぁ、こうきましたか! …というような、
納まるものが納まるべきところへ落ち着いたような、
心の片隅で見守っていた子供が、やっと独立したような(?)
読者としては、そういう気分になりますねぇ…実に!
仕事を辞めて、極道と人生を共にする決意をした男は、
今度は弁護士として、極道の恋人を支えて生きていく決心をするまでに成長。
(↑ここが受様・純耶の、しなやかな根性の結末なのよね。)
そして…変わらず、堅気上がりの恋人を守って生きてゆく極道☆
(↑いろいろ抱えた攻様・卯月の、盤石な男前ぶりは、やっぱりいい!)
ちょっとした浪花節を語ってもらった、そんなお話です。
それにしても…シリーズ1冊目から今まで、いろいろありましたねぇ。
恋の始まり時は高校生で、ナイーヴな心がうるうる状態☆
…が、あっけなく壁の前に撃沈。
そして大人になって再会して、本気で本格的な恋人になって、
極道部下の横槍とか、堅気上司の白い目とか…障害物をその度に乗り越えて、
ついには組長親爺殿まで黙らせる(←というより唸らせる)ほどの、
泣かせるばかりの覚悟のほどは、やっぱり文句無しにカッコいいのです。
人生はジェットコースター…というよりも、極道に関わればジェットコースター(!)
こんな恋を、ほとんどブレずにやってのけるのは、やっぱり覚悟がキーワードです。
純耶って男は、シリーズ通して…ここぞっていう時に、良い覚悟見せてくれるんです。
それも絶体絶命のピンチの時に限って、妙に折り目正しく筋を通して!
(↑この心理って…女が別れ話する寸前の、妙に覚悟を決めた時とか、
  病み上がりの人間が、ハラを据えて回復に励む時とか…
  そういう極限状態でしか現れない類の、独特の状態なのよねぇ。)
物語本編は、とりあえずこれでケリはついたようです。めでたし、めでたし☆
さて…お楽しみのベッドシーンですけどね~こちらのほうは、すっかり安定したもの。
文章よりも、絵のほうが数段…エロいのです。

2

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