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大学生の和希は他大学との飲み会で、一番会いたくない人物と再会した。
彼、智也は高校時代の同級生で、当時和希がセックスしていた相手。
自分しか見ていない智也の愛情に疲れた和希は全てを捨てて逃げてきたはずだった。
和希の予想を裏切って再会後の関係は穏やかに進む。
しかし和希が警戒を解いたとき、再び智也は……
確かに読み終えてからちょっと時間は空いてしまいましたが、それを差し引いてもびっくりするぐらい話が記憶から消えていた。
とりあえず頭からさらっと読み直しました。
高校時代、なんとなく話すようになって、そのまま引き寄せられるように体の関係を持った二人、
和希は自分に執着する智也の愛情が怖くなって逃げ出します。
しかし大学生になって再会した二人は、また高校時代と同じ道を歩み出してしまう。
なんだかんだ流されてしまう和希の優柔不断さにはちょっとイライラした。
元々彼が逃げ出す原因になった智也の愛情表現ですが、重い重いと言われるわりには
そうでもないかなーという気がしてしまった。ちょっと嫉妬深くて、ちょっと俺だけを見てくれって主張してるだけで、これくらいならまだまだかなあと。
お前うっとうしいんだ!!って別れ方ならわかるんだけど全てを捨ててってほどではない気がする。
なんでしょうね。これ最近木原作品を読み慣れたから?
二人の間にはさまれた女の子が結局最後にはただの都合のいい人になってしまったのが残念です。
結局和希が智也を受け入れて終わりっていうのも根本的に二人の関係が変わってないから、あんまり解決になってないような。
だいたい二人が離れていた期間がたった二年っていうのがひっかかりの根本的な所だと思います。
どうせなら再会はもっとたってからがよかったな。
そうしたら人間的にもうちょっと変わっていたかもしれないし。その離れていた年月にときめける。
や、単に私の好みの問題だけかもしれませんが。
もう少し色々つっこんで書いて欲しかったです。