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keiji ni amayakashi no jaren
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
で、インテリヤクザの意外な程の受けへの甘やかしっぷりが楽しかったりします。
甘やかされてる当の本人は分かってないけどね!!
こちら新シリーズでヤクザと刑事ものになります。
『仁義なき嫁』と世界観を同じくする作品で、そちらは未読。
『仁義なき~』のキャラが結構重要な役どころで出ては来ますが、そこまで腑に落ちないと言うことは無く読めました。
ところで、小山田あみ先生のポップな表紙イラストが素敵なんですけど、ディテールにまでとても凝ってるんですよ。
地味な覆面車両で、ちゃんと道路標識を守って通行してきた大輔(刑事)。
対して、派手な高級車で一方通行を逆走してきた田辺(インテリヤクザ)。
で、互いに「譲らねーぞ」的に腕を組んでの睨み合い。
これ、めちゃくちゃ二人の関係を的確に表してるから!
小さすぎて二人の表情が良く分からないけど、絶対大輔はしかめっ面で、田辺は薄ら笑いなんかを浮かべてるハズだから!! 多分ですけど。
内容ですが、インテリヤクザ×無鉄砲なマル暴刑事によるジレジレの身体先行ラブです。
わりとシリアスな部分もあったりしますが、二人の会話がコントなみに笑えたりもするので、ラブコメの分類でいいと思うのですが。
組織犯罪対策課の刑事・大輔。
ひょんな事から情報源であるインテリヤクザ・田辺に犯されるハメに。
最初は組の情報と交換にイヤイヤ寝ていたのに、いつしか田辺との関係を心地良く感じるようになりー・・・と言うものです。
既に電子で配信されている『インテリヤクザと甘い代償』と『刑事に甘やかしの邪恋』に加筆修正。
更に『baby step』・『そして今夜、恋を』の書き下ろし短編2作を加えて一冊にまとめたものになります。
実は作者さんの他作品を、つい一昨日に読んだばかりでして。
それがあまりに好みだった上、今作も元々好きな設定で気になってたので購入したんですよね。
で、面白かったのです。
内容自体は中編が2作+短編2作なので、印象としてはまだまだ序章と言った所。
薬を盛られて前後不覚になってる大輔を、田辺が犯してと言うのが始まりなんですよね。
個人的にこの、受けが気付いたら既にエッチの真っ最中と言うのが大好きだったりするのです。
また、強姦同然の目に遭ってる大輔の反応が最高でして!!
何だろう・・・。
彼は超強気な上に、何だかズレてる反応が面白いんですよね。
気が付いて一番に言う台詞が「てっ、め・・・。灰が落ちるだろうが!」ですから。(田辺がタバコを吸いながらヤってた)
で、サイドテーブルをバンバン叩きながら「遠慮しろ!ちょっとは遠慮しろよ!」みたいな。
おかげで強姦されてるのに、悲壮感どころかプッとなってしまう・・・。
で、ここから組の情報と交換で身体を要求されるようになる大輔。
二人の会話なんかが面白いのです。
大輔がですね、たとえエッチの最中だろうと、絶対に強気な態度を崩さないんですね。
で、悪態をつきまくりの大輔に対して、からかいまじりながら怖い事を言う田辺。「逃げられないよ、あんた」みたいな。
彼の言ってる事は甘いんですよ。
甘いんだけど、時々ゾッとするほどの執着を感じてゾクゾクしてしまう。
あと単純に、「ほら、あんよを持って」とかいいように大輔をおちょくってるのが笑える。
で、この後、徐々に田辺の本心なんかが分かるのですが、実はこう見えて結構健気だったりするんですよね。
大輔を守るために危ない橋をわたったりもする。
まぁ、自分で「こんな酷い目に遭ってかわいそう」アピールをして、大輔の同情をひいたりするのが如何にもしたたかで彼らしいんですけど。
そして、絆されてく大輔がチョロいよ!!てなもんですけど。
とりあえず、そんな感じの絆され受けと、飄々としてるのに意外と一途な執着攻めが楽しい作品になります。
あと、如何にもヤクザて感じのエピソードなんかもご注目。
注意点ですが、実は大輔が妻帯者です。大輔の刑事と言う忙しすぎる職業柄、関係はとっくに破綻してるのですが。
この設定自体が上手い事生かされてて、個人的には萌える要素だったんですけど。
気になる方はご注意下さい。
好みの設定だなーと軽い気持ちで読み始め、あっという間にハマりました。
仁義なき嫁シリーズは未読でしたが特に問題なく読めました。
他の方もおっしゃっていますが、大輔と田辺の会話がテンポも良くて面白いです。目覚めたら突っ込まれてたという状況で「灰が落ちるだろうが!」と言っちゃう大輔に冒頭から笑わせてもらいました。
お父さんも警察官だった大輔は、組対の中で若手として隙を見せればつけ込んでくるようなヤクザを相手にがむしゃらに頑張ってきたんですが、その反面、奥さんとの関係は破綻してしまっています。大輔は仕事を全うし家庭を持つのが男の責任だと思ってる人で、自分の弱さや孤独には気付いてないようなところがあります。
一本気で真面目だけど不器用で鈍感なんですよね。私は大輔のそういうところがもどかしくもありつつ、好きだなと思いました。
インテリヤクザ×刑事という設定ですが、攻めの田辺が組織の幹部とかではなく、上には組長やら兄貴分がいるヒラ(と言ってもいいのかわかりませんが)の構成員というのも良かったです。
田辺は投資詐欺でシノギをあげてるだけあって口も上手いし飄々としてるんですけど、そんな田辺が一本気で不器用な大輔に、からかいの中に本気を潜ませるようになっていくのがたまらないなぁと思いました。
上には絶対的な存在がいて、それでも守りたいものがあって、大輔をその強がりごと抱き寄せたいと思ってる田辺が切なかったです。
田辺の組織内でのポジションも、私は萌える要素になりました。
この一冊で物語は完結ではなく、続きが電子配信されているので出来ればそちらも文庫化してくれたらなー。
この本ではまだ大輔は自分の田辺への気持ちを定められないでいます。田辺はもう腹括ってるんですけどね。この先の二人もイラストと共に紙のページをめくって読みたいです。
このシリーズ、電子版で、もう何十回も読んでます。
でも、飽きない、何度読んでも、胸がキュンとなる、、、
そんな大好きな作品です。
今回、紙の本になって、ステキなイラストがついて、
もう、また、初めて読むような気持で読めてしまう。。。
特に『インテリヤクザと甘い代償』は、
電子版より、読みやすく、分かりやすくなってます。
2本のSSも、本当に良かった。
田辺、大好きな私は、大輔が田辺に惚れて行くのは、
すごく理解できるんだけど、
田辺が何故、大輔に惚れるのか、固執するのかが、分からなかったんだけど、
このSSで、何となく理解できました。
『強がっているのに、それに気づかないで虚勢を張る人間に弱い。。』
きっと、田辺は、誰よりも強がって、虚勢を張ってるんだろうなって。。。
田辺の悲しさに触れたような気持ちなりました。
本当に大好きな作品です。
同じイラストで、続きも、一日も早く、読みたいです。
田辺と大輔の始まり。
田辺が大輔にだんだん惚れていく姿がいい♡♡
大輔の為に周平に対峙するところなんてめちゃくちゃかっこよかった。田辺のえっちの仕方、甘くて優しくて好きだな。
仁義なき嫁が大好きだから、佐和紀に意地悪な田辺が嫌いだったけど、このシリーズの田辺はかっこいいね。
そして田辺や大輔視線からの周平や佐和紀が見ることが出来て、それも嬉しい。周平はやっぱり痺れるほどかっこいいよね。佐和紀に惚れたあとの周平は田辺からどう見えるのか、そういうシーンもあるのか楽しみです。
ブックパス読み放題で出てきたこちら、今まで出会わなかったのが不思議なくらい果てしなく最高でした〜〜
妻帯者ノンケが男の快楽に負けちゃうの好きには堪らなくて悶絶しまくりでした。しかも意地っ張りで全っ然堕ちないから攻めも益々頑張って責める、だから最高…(語彙力)
田辺の実況甘々言葉責めや、あんまりハードなものを大輔に押し付けない(フェは口先だけ)でそれでも大いに感じてるとことか、スパダリ風味+いじらしくて何処もかしこも良い。
大輔が最中ずっと声我慢してるのとか、誇張し過ぎない敏感さや男らしさも良かったです。
また大輔が強がってるのは周りの人にはお見通しなのに、自分では気づいてないのが可愛い。
刑事物やヤクザはちょっと…な方も、登場人物は少ないし殆ど二人のエロが主体なので、寝る前の疲れた頭でも一気読みできます。
ただちょっと前半は特に、どちらが言った台詞なのか分かりづらかったり(会話自体は温度差あって小気味良い)、名前間違って打ったのかなと感じる箇所がちらほらありました。
小山田あみさんの美麗滴る絵が美し過ぎます‼︎文章を読んでいて挿絵が現れるとハッとするしギュンとします。
去年読んで、またこのふたりに会いたくて再読。
再読の良いところは先がわかっているが故にじっくり文章を追えるところですね。
高月紅葉先生の言葉のセンスを堪能できました。
内容がわかっているとはいえ、田辺が三宅たちの前で女を抱かされるシーンは堪えますね…
戸惑いつつも田辺にひかれていく三宅の心の動き、
誰もが堕ちるペテン師の田辺が水面下であの手この手を駆使して三宅に心を捧げる様子。
酔っ払って甘々グズグズの大輔さんには参った♡
そして小山田あみ先生の挿絵が……神!!!
無料だったので何気なく読んでみましたが、
とても面白かったと思います。
インテリヤクザ・田辺×三課刑事・大輔
男同士のぶつかり合いって感じが良かったし、
結局は超溺愛攻めですよね^^
田辺が大輔を好きで好きで仕方ないのがよく分かりました。
顔もスタイルも頭も良く金もある田辺が、
大輔に嫌われたくなくて優しく丁寧に気を使って接する描き下ろしにひたすら萌えました♡
田辺の兄貴・岩下も怖いけど魅力的。
田辺が心酔する男の話も読んでみたくなりました。
とにかく表紙が素敵すぎる!タイトルロゴも凝っていて、思わずポチり。どっちもカッコ良くて眼福。
受け視点の短編二本、間に攻め視点のSS二本という構成で、一話目はエロ特化作品のよう。キャラを掴む前にエロシーンが始まり、あまりの説明不足になんだこれ?となる。
二話目のSSでエロに至るまでの説明があり、三話目はまるでこれが一話目かのように親切な書き出しで始まる。一話目にあるべき設定説明の補足がぽろぽろあって、書いた時期に開きがあるのかな?と思った。
田辺のセリフはところどころ切なくて、だんだん可哀想になってくる。大輔を好きな気持ちにはさっぱり共感できないが、それでも肩入れしたくなるキャラ。
冷静に考えたら付き合ってるわけでもないし、田辺が勝手に体を張って守って庇っているだけ。でも気持ちはそちらに寄っていく。大輔があまりに優柔不断で、嫌がるくせに気を持たせる態度に見えて、田辺への同情が湧いてるのかも。
特に好きだったのが、「スキって言わないでいてやるから来い」みたいな田辺のセリフ。いろいろ分かってて受け入れてる感にきゅんときて。それでもやっぱり離婚して欲しいってとこは言葉にするんだ、っていう真剣さが伝わる切なさに萌える。
この一冊だけだと、田辺は大輔にはもったいない男としか思えない。仕事かつ不倫なのに感情がふらふらしている大輔の魅力が分からない。自分に言い聞かせている内容も中途半端で、こんな精神力で組対刑事は務まらないんじゃないかと心配に。
続けて読んでいけば大輔の良さも分かるかな。結婚に矜持があるなら、「嫁と別れて」に対し「じゃあお前はヤクザ辞めれるんか?」くらいの返しが欲しい。大輔にとってはそれくらいのことっていう何かがあれば、納得できる。
文章はたまに大事なとこで前後のつながりがおかしくなっていて、筆がノると自分の世界に没頭しすぎてしまう作家さんなのかと思った。一冊の中でムラがある気がする。
攻めの魅力で読まされたお話。インテリヤクザといっても下っ端で、泥臭く必死に大輔を守ろうとする田辺に泣ける。田辺が報われることを願って次も読みたいと思う。
あとがきを読むと、
本編の仁義なき嫁より、「刑事に」シリーズのこの作品のほうが先に公開されていて、どちらかというと、仁義なき嫁のほうがスピンオフだったそう。
・・意外にも、仁義なき嫁のほうが人気が出て、こちらが添えになってしまったらしいです。
田辺と、大輔が出会って、付き合いだすところまで。
この巻の途中で、結婚前の佐和紀が田辺にお金を無心する場面が登場する。
こおろぎ組の資金が枯渇したので、金が必要だという健気な佐和紀。
田辺は、携帯に佐和紀の隠し撮り写真を沢山持っていることを、大輔が確認。
田辺は、佐和紀の外観が気に入っているので、画像を撮ってしょっちゅう眺めている。大輔は、田辺のその様子に特に嫉妬が沸かない。
大輔は、再三田辺から要求をうけて、浮気中の嫁と離婚をやっと決意する。
仁義なき嫁シリーズは未読、刑事にシリーズ初読みです。
インテリヤクザ×マル暴の刑事、という組み合わせから連想するような、複雑な事件や抗争、入り組んだ人間関係はこちらの巻では見られず、田辺(攻め)と大輔(受け)2人の関係性(主に身体の)にかなりの重きを置いてお話が進んでいきます。
初めから終わりまでとにかく体を繋げているシーンが多いのですが、無駄にエロ重視なわけではなく、身体を重ねるごとに、2人の気持ちが変化していく様子が描かれています。
読了後いちばんに思ったのは、いつのまに田辺はこんなにも大輔に執着していたのか、ということ。
大輔の情報屋である田辺が、成り行きで大輔を抱かなければならなくなり、もちろん女には百戦錬磨だった田辺ですが、男は初めて。興味津々という感じで大輔を抱きます。
最初から自分好みの強気で可愛い反応が返ってきて、遊び相手として気に入った!という感じ。大輔の身体が想像以上にやらしくて良かったんでしょう。性格含め、どタイプだったんだと思います。
そして逢瀬を重ねるごとに、その気持ちが恋愛感情として昇格していった感じなのかと。
しまいには「奥さんと別れて」(大輔は妻帯者)と迫る田辺はなんだか可愛い。
大輔に惚れちゃったんだなー。
対して、大輔。なかなかハッキリしない。
彼からすると睡眠薬を飲まされ(その事実は知らない)気づいたら挿れられていて、そりゃ反発するよね、抵抗するよね、とは思うのです。
でも身体は気持ち良さを覚えていて、その後も情報のためだと言い訳しながら何度も田辺を受け入れて。
いくら気持ち良くても、ヤられる側、犯される側になることには、どうにも甘んじることができないようで、悪態つきまくり、自分の気持ちも田辺の気持ちもごまかすような言動を繰り返します。
田辺に辛辣な言葉ばかりぶつけているけれど、田辺の返しが絶妙にうまくて余裕があるからか喧嘩にはならず、噛み合っているのが良き。
この2人の絶妙な言葉のやりとりが、このお話最大の魅力のように思いました。
だから絡みの場面が続いても、またやってんのかよ、と思わずに、読み進められるように思います。
大輔は妻帯者だけど、関係は破綻していて、妻は本気の浮気もしています。
妻をきちんと顧みなかった深い後悔はあれど、もともと大恋愛であったわけでも、未練があるわけでもないし、妻が別れたいと言えば別れるつもりでいても、自分から別れるアクションをとる気は今のところなさそう。
守るべき妻がいれば「男に戻れる」
妻帯者であることが、田辺との関係に揺れ動く心の中で、男である自分の矜持を保てる、藁にもすがる、大事な拠り所になっている様子。
ただ、田辺が思った以上に自分のことを想って大事にしてくれていると分かったはずだし、大輔も本当は田辺のことを憎からず思う、いや、かなり好きなはず。
受けの目の前で攻めに女を抱かせる、という場面はかなりショッキングでしたが、文字通り体を張って大輔を守った田辺。
本気を見せる田辺に、男としてのプライドを切り崩し、代わりに愛情を積み上げていくような、そんな大輔は、、これから見れるのかな。
まだまだ先は長そうです。
田辺の兄貴分である岩下は、仁義なき嫁を未読なのもあって、ヤバいやつという印象が強いです。
それにしても、ヤクザ×刑事のお話で、どちらもわりと普通の立ち位置(ヒラというか)というのは、あまり読んだことがないように思いました。
だいたい、若頭だとか組長に近い力のある存在だったり、ヤクザのやり方をうまくあしらえるベテラン刑事だったりすることが多い気がするので。
お互いに色々と思うように動けない、理不尽な目にも遭う立場ですが、それはそれで面白いかな。
シリーズ読み進めて行こうと思います!