大人気ハートフル極道ラブ第5弾! 京都での家族旅行は突然に!?

極道さんは新婚旅行でもパパで愛妻家

gokudousan wa shinkonryokou demo papa de aisaika

極道さんは新婚旅行でもパパで愛妻家
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×216
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
111
評価数
29
平均
3.9 / 5
神率
20.7%
著者
佐倉温 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
極道さんはパパで愛妻家
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041070215

あらすじ

医大時代の恩師に会うために京都に行くことになった佐知だったが、なぜか見送りに来たはずの恋人の極道・賢吾と史も一緒に行くことになり、同窓会は急きょ家族旅行に。お揃いの着物に着替えたり、賢吾と一緒に露天風呂に入ったりと、家族水入らずの時間を満喫する三人。けれども、久しぶりに再会した恩師・里谷は、土地を売るように地元のヤクザに脅されており!?トラブルの解決を賢吾に依頼する里谷に、不安になる佐知だったが……? 大人気極道さんシリーズ第五弾登場!

表題作極道さんは新婚旅行でもパパで愛妻家

30歳,東雲組若頭
29歳,賢吾のパートナーで雨宮医院三代目

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

愛し合う二人が主役(*´▽`*)

「極道さん」シリーズ第5弾、新婚旅行編です。

ここから読まれる方はあまりおられないとは思いますが、一応今作だけでも読めるように書かれております。

で、このシリーズなのですが、極道の若頭・賢吾と、幼馴染みで町医者でもある佐知とのアットホームな極道ものになります。
萌えポイントとしては二人のイチャ甘っぷり。
あと受けである佐知が、色気のある美人なんですね。
なのに性格は至って真っ直ぐでやや天然。周囲の男どもから狙われるワケですが、天然故に気付かず、とっても無防備。
そんな佐知をガードする為、時には周囲に睨みを効かし、時には裏で工作しと、超執着攻めである賢吾の奮闘記でもあります。違うか。
興味を持たれた方は、ぜひ馴れ初め編の「極道さんはパパで愛妻家」から読んでみて下さい。

で、今作ですが、二人+ちびっ子・史が東雲組を離れ、京都へ家族旅行です。
5作も続くだけあり、実は前作ではややマンネリ感を持ったのです。
大体パターンとしては、ほのぼのアットホームな日常→ちょっとした事件により家族の絆が試される→乗り越えてより絆を深めると言った感じで。
今作もパターンとしては同じですが、ちょい今までと違うのは、主役二人に主軸が置かれている事。
ちびっ子である史の出番も控えめです。

このシリーズですが、東雲組がホームグラウンドになるのです。
組長や姉御がおり、組員達がいて、そこに賢吾の息子(実は異母弟)と超大所帯。
アットホームがこの作品の良さではあるものの、ともすれば「家族」の方に重きが置かれてしまい、二人の恋愛部分を物足りなく感じる事もありました。二人だけのイチャ甘をもっと読みた~い!!みたいな。

しかし今回、旅行でそのホームグラウンドを離れる事により、二人のイチャラブが存分に楽しめるんですね。
そんなワケで評価は「萌2」。
これでもかとイチャつく二人に大変楽しませていただきました。
内容としては旅行先でちょっとした事件に巻き込まれと、同じパターンだったりしますが。

あと、相変わらずの夫婦漫才も面白かったです。
賢吾が佐知可愛さで惚けたバカ亭主のような台詞を言い、それにツッコむ佐知てな具合で。
賢吾はヤキモチ焼きで佐知に対する執着心は凄まじいものがあるのですが、とにかく愛が深い。やみくもに佐知を可愛がり、腕の中に囲い込むのでは無く、一人の人間として彼を見守る度量があるのです。
ホント、いい男なのですよ。

また、そんな賢吾に溺愛されてる佐知ですが、良い意味で甘くなった。
シリーズ当初はツンの方の割合が大きかったのですが、今作ではすごくデレてます。自然に賢吾に寄り添い、素直に甘えてと言った感じで。
今回、ホントそんなイチャラブシーンが多いので、存分に堪能して下さい。

それと、新婚旅行編と言う事で!!
エロもちょい多め。
賢吾の言い付けを破り、同窓会で酔っ払って帰って来た佐知。
露天風呂でお仕置きエッチでございます。
乳首攻めが濃厚なので、乳首攻め好きさん、ぜひご期待下さい!!

と、今回は趣も変わり、いつもとはちょい違った雰囲気の「極道さん」を楽しめました。
やっぱBLなので、愛し合う二人が主役じゃないとね!!

7

男前かつ溺愛攻め好きにはたまらないシリーズ

今までは東雲家に第三者がやってきて景吾と佐知と史の日常が引っ掻き回され、絆や愛を試された結果、
それらが更に深まるというパターンのお話でしたが今回はちょっと違ってます。

佐知宛に大学の同期会が京都で催されるというお知らせがきます。
教授の里谷には散々お世話になったものの、大学病院を辞めたことによって裏切ってしまったような罪悪感から一度もやり取りをせず、同期会にも参加したことがないので行くのを渋る佐知に対し、行ってこいと背中を押してくれる賢吾。
意を決して、一人で京都に向かうつもりの佐知に対して、賢吾と史も当然のごとく付いていく!と主張し、まさかの家族旅行に…。

というわけで家族水入らずの楽しい旅行の始まりです。
明らかに一見さんお断りの呉服店で三人仲良く着物を誂えてみたり、懐石料理を食べてみたり。
宿も含めて明らかに格が違う、すべてに「超高級」がつくような知る人ぞ知る…みたいなお店でのあれこれは読んでいるだけで楽しいし、お土産についてあれこれ考える史ときたらほんと天使!

京都に行っても、芸妓やら舞妓やらに幅広く顔を知られている賢吾。
もちろん佐知は内心面白くないのだけど、過去を知ってる元芸妓から、昔から舞妓芸妓を虜にする男ではあったけど、今と変わらず佐知一筋だったなんて話を聞かされて、まぁ過去は気にしないでおいてやろうなんて思ったり…。

そして向かった同窓会で旧友・そして教授との再会を果たすのだけど、今も佐知が賢吾と繋がってるというのを知った皆の怯えっぷりといったらないです。
賢吾のことを「地獄の大魔王」呼ばわりしてる。何をしてたのかは書いてないけど、想像つきますよね。

今回は東雲家を揺るがす事件ではありません。
恩師里谷が抱えるトラブルを佐知ではなく、賢吾、極道としての賢吾に何とかしてほしいと依頼を受けて…というやつです。
賢吾は引き受けるのですが、佐知は何故、賢吾に??と納得がいきません。
実は大学時代に、賢吾は佐知の見守りを里谷に頼んでいたこともあり、その義理を果たすうえで引き受けるのですが…。


賢吾が佐知に対して「嫌いに、ならねぇのか?」「勝手なことして怒ってるか?」と尋ねるところ。
普段は獅子のような男なのに、まるでキューンとした仔犬みたいに感じられて萌えます。

賢吾の行動原理の全ては佐知を守るため、佐知のためであるけれど、それが佐知本人の知らないところであれこれ賢吾が動いているため佐知は気づいていないことが沢山ある。
それどころか誤解されて嫌われてしまったことすらある。

だけど一切言い訳せず、お前のためだとも言わず、ただただ黙って佐知の非難を受け止めてきた賢吾。
佐知の存在が賢吾を何よりも強くしてくれるものである一方、佐知に否定されたらこの世が終わるに等しい…誰よりも強い男がふと弱る瞬間というところが何とも好きです。
そして、佐知はそういう賢吾のことをきちんと理解して更に愛が深まる様子がこれまた素晴らしい。

今回も二人の濡れ場はなんとも甘かったです。
ますます二人の愛と絆は強固なものになったし、史はかわいいし、新たな脇役も面白かったし満足でした。
溺愛攻め好きにとっては賢吾みたいなキャラ、本当にたまりません。次回も楽しみです。

3

旅先でもしっかり通常営業中♪

本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの東雲組若頭と
美人と評判の雨宮医院三代目院長のお話です。

受様の同窓会に託けた新婚履行先で
関わったいざこざが解決するまで。

攻様が若頭を務める東雲組は
古くからテキ屋として地域に貢献し
地域住民にとってある意味
警察よりも治安維持に貢献する存在です。

東雲組の二代目は攻様の父親ですが
高齢で持病を抱えることから
実質的には攻様が次期組長として
組を率いています。

受様はそんな攻様の幼馴染で
組の近所にある雨宮病院の三代目です。

攻様は幼いころから一途に
受様を思い続けていましたが
美人で気が強いのに天然な受様は
攻様の思いに全く気付ないのです(笑)

そんな攻様でしたが
恐妻家の父の隠し子が発覚した際に
その男の子を実子として引き取り
子育てに受様を巻き込んだことから
長年の方恋を実らせます。

今では受様が攻様の父の籍に入り
攻様の家族の一員となります。

そんなある日、
受様に1枚の葉書が届きます。

それは医学部の同期からの知らせで
世話になった教授が住む京都で
同期会を開くというものでした。

受様は恩師には会いたいものの
大学病院を辞めたことが引け目となって
その種の集まりには出ていません。

また
攻様の母が双子を出産したばかりで
普段受様がになう攻様親子の世話まで
任せられないとも思うのです。

そんな受様の悩みを察した攻様は
頑張る受様には息抜きも必要と
後押しされたこともあり
受様は京都に行く決心をします。

出立の日の朝、
受様は攻様親子が寝ている間にと
家を出るつもりでしたが
玄関には着こんだ2人が
受様を待ち構えていたのです!!

攻様が快く受様を
京都へと送り出そうとしたのは
京都への家族旅行を
計画していたからだったのです(笑)

受様にとっては同期会目的なのに
攻様にとっては新婚旅行な京都行き、
果たしてどんな旅になるのでしょう!?

ヤクザの若頭として辣腕を振るう攻様と
その幼馴染の恋女房医師の織り成す
夫婦漫才ラブコメディシリーズの
第5弾になります。

既刊は攻様の弟になる父の隠し子が
キーパーソンとなって展開してきましたが
前巻でその秘密が公になった事で
そちら方面はほぼ決着がついた為
新刊はどんな展開で進むのかなと
ワクワクと読み始めました。

攻様は公私の伝手を使って
2人を色々なところに連れて行き
楽しませてくれるのですが

同期会に行った受様が
ほろ酔い状態になっていると知ると
周りの人間にかるく脅しをかけるという
大魔王ぶりを発揮、

更には宿に戻ってきた受様を
軽くいじめつつしっぽりな夜を
過ごすとうお約束もしっかりこなす
名プレーヤーぶりです♡

そして
受様の恩師が抱えるトラブルの為
攻様に尽力を請われた際にも
本分である極道の力も発揮して
トラブル解消に一役買うという活躍ぶりで

無事に日常生活に戻るまで
とても楽しく読めました (^-^)

攻様は受様に対しては
自分が常に矢面に立つ気満々ですが
受様がしたいこと、望むこと、
そして決意したことに関しては
黙って見守る男前さんです。

でも攻様をそんな男前にしたのは
受様という男なのですよね(笑)

天然でツンツンな受様と
そんな受様が可愛くて仕方ない攻様の
ド付き合いな夫婦漫才は
本作でも笑いのツボを
グサグサ容赦なく責め立てていて
面白かったです♪

本作の発売に合わせて
小説投稿サイト「カクヨミ」にて
スピンオフが始まっています。

ぜひ併せてお楽しみ下さい♪

今回の攻様が幼馴染でマフィアのドンな
宮緒葵さん『ハネムーンクルーズは絶体絶命』など
いかがでしょうか。
こちらも受様は見た目も天然君でっす。

3

相変わらず溺愛らぶらぶ夫婦

佐知が同窓会で京都に行く事になった事から、はじまります。佐知は1人で行くつもりでしたが、まさかまさかの賢吾と史も行く気満々!家族旅行となりました!しかし、楽しいだけの旅行と思いきや…?


やっぱり問題は起きますが、楽しい旅行のお話です。毎度可愛い史はもちろんのこと、今回はなんといっても佐知と賢吾の2人の場面がたくさんあります。いつまで経っても溺愛でラブラブな2人が可愛いです。佐知は最近、ナチュラルにデレるようになりましたね…!

1

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