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futari no ouji wa nido meguriau
夕映先生の作品が大好きなので作家買いです。
先生の初ファンタジー作品
日本人離れした容姿で生まれてきた受け様、玲はそのせいで両親にうとまれて
孤独な日々を過ごしてます。両親は離婚して祖母に引き取られ
夢で前世の記憶があってカエルラという国の王子様だった
そして、仲たがいするおうちの王子様アレックスと恋仲だった
逢いたいと恋い焦がれようやく高校を卒業して
カエルラへ行くことができて
アレックスの生まれ変わりのようなアレクシオスと出会って
奇跡のように白ずくめのお祭りのあと
結ばれて
もうひたすらロマンチック&官能!!
そこからの怒涛の展開にびっくりして目が離せなくて
一気読みしました。
最近の夕映先生のHシーンは結構エロい。
ただ、皆様おっしゃるとおり、やっぱりあんなことされても簡単に受け入れてしまう
玲のキャラクターに違和感が…
風景描写、色彩描写、小物遣い、本当に素敵です
計算されつくした物語だと思います
ちょっと盛り込みすぎかもってくらい
私は結構良かったんだけれど
夕映先生の初期作品に通じるような静謐で清冽な雰囲気の抑制のきいた
ファンタジーも読んでみたいと思いました。
題名と表紙から甘々の悲劇の恋人同士の今世再会物だと読み始めたんです。
受けの玲が順調にカエルラ共和国に到着してあれよあれよという間にアレクシオスと出会い、物語の中盤には2人は相思相愛になって結ばれました。
あれ?もうくっついてしまった。これからは元王族のアレクシオスとの身分差に、過激なファンである「親衛隊」の妨害とか危険な目に遭うのかなと想像しながら読んでいたのです。
そうしたら驚いた事にアレクシオスによる監禁凌辱に急激な場面転換になり???ってなりました。
初めから前世の記憶があった玲と違い、アレクシオスは初めて玲と結ばれた夜に前世の記憶が戻ってしまったのです。2人は反目し合う王家の跡取りで、人目を忍んで逢引してました。そして玲(レイン)の城の前の湖からやって来たアレクシオス(アレクサンドル)が、警備兵に賊と間違われて銃殺されてしまったのです。その直前に身分を捨てて2人で生きていくと誓っていたレインは直ぐに自害しています。でも先に亡くなったアレクサンドルは知らないわけで、後に歪められた史実では王位を狙ったレインとレイン側の王家が悪なんです。なんてややこしい…。
だから再び玲がアレクシオスを狙って誘惑して来たと誤解して、玲に酷い言葉を投げつけて性玩具を使って嬲るのです。それでも玲は嫌いになる事も出来ずにいるんです。酷いことをされているのを怒る訳ではなくて、前世の記憶を取り戻したのに愛を信じて貰えなかった事を悲しんでいます。
玲から連絡がない事を不審に思ったアレクシオスの甥のコニーが助けに来て玲は部屋を脱出します。でもそれは自分が助かるというよりは、憎しみに取り憑かれたアレクシオスを救う為なのです。
湖まで逃げて来た所でアレクシオスが追い付くのです。するとアレクシオスを狙った元貴族の極右派から庇った玲が凶刃に倒れるのです。
病室で目が覚めた怜の傍には、ずっと付き添ってやつれたアレクシオスの姿がありました。
実は部屋を逃げ出す前にアレクサンドルの妹の手記にレインが自害したという記述がある研究論文を残して置いてたのでした。それを読んで追いかけて来たアレクシオスが、玲に追い付いた所で暴漢に襲われたのです。
とてもややこしいです。玲はアレクシオスを許してカルエラに残り大学で学んでアレクシオスの仕事の手伝いをしたいと決意しました。
幼い時から前世の記憶があり14歳でハッキリと認識してからは、今世を現実感無く生きて来て空っぽだった玲が初めて意思を持った瞬間でもありました。
想像した物語とは違いましたが面白くて読みやすかったです。
ただ2人は前世の記憶がありお互いに当時の言葉で愛を囁くのですが、それがまどろっこしいのとこそばゆくなって笑いそうになるのが難点でした。 ww
今回レーベルに合わせて執筆されたとの事ですが、これまでとかなり雰囲気が異なります。
いつもの夕映作品を想像して読むと、ちょっと戸惑うんじゃないでしょうか。
内容ですが、生まれ変わりものです。
前世の記憶がある18才の青年・玲。
前世での誰より愛しい恋人の面影を探しに、小国カエルラを訪れます。
そこで記憶の中の恋人によく似た男性・アレクシオスと出会ってー・・・と言うものです。
まずこちら、ヨーロッパの小国をイメージした架空の国・カエルラが舞台です。
前世での二人は対立しあうそれぞれの王家に生まれ、愛し合いながらも許されない関係。
そして現代、二人は再び巡り合いといったお話です。
あのですね、ストーリーとしてはとてもロマンチックなのです。
前世では許されなかった二人が、今生で再び巡り合うー。
玲には前世の記憶がありますが、アレクシオスには記憶はありません。
しかし二人は出会った瞬間、互いに強く惹かれ合う・・・。
カエルラの美しい自然だったり幻想的な夜明けだったりと、目の前に浮かんでくるような瑞々しい情景描写が秀逸です。
その美しい情景描写の中で愛を確かめ合う恋人達と、とにかくひたすらロマンチック。
夢のようにドラマチックで甘い展開が続きます。
が、初めて二人が結ばれた翌日、何故か豹変するアレクシオス。
自身が過去の玲によって騙されて殺された前世を思い出していてー・・・と言った流れです。
ストーリーがですね、ロマンチックではあるのですが、なんだか全体的に深みが足りない印象を受けるのです。
前世での恋人達が再び巡り合い、誤解からすれ違う、主人公の深い愛情によって誤解が解けてハッピーエンドと、何だろう・・・。
あまりに捻りが無い。
あと、個人的に主役二人のキャラがどうにも合わなくて。
親の愛情に恵まれなかった玲が、前世での記憶に安らぎを覚えるのも分かるのです。分かるのですが、ひたすら前世に傾倒してるような言動にどうにも違和感を覚えちゃって。
また、彼は深い愛情で全てを受け入れる子なんですよ。
でもここでは、それはちょっと違うんじゃない?みたいな。
健気キャラは好きなのですが、度を超した自己犠牲についていけませんでした。全てを赦すのが愛情では無いと思うんですよね・・・。
そして、今回どうにも我慢ならなくて評価を落としちゃった原因が攻めであるアレクシオスです。
マジ豹変なんですよ。豹変時のあまりの変わりように、玲ならずとも呆然としてしまう・・・。これは無いわーと。
あまりに突然過ぎる衝撃の展開に、玲が可哀想で仕方なくて。
もう止めてあげてー!!
また、終盤のエピソードにより、これまたアッサリ絆され。
ちゃんと彼には彼の理由がありと納得の行くエピソードがございますが、どうにも態度の変わりようについていけませんでした。
彼は器が小さすぎるよ・・・(´・_・`)
う~ん・・・。美しい情景描写だったり、ストーリー自体はとてもロマンチックで心を惹かれるのですが。
せめてストーリーに捻りがあるか、キャラクターが好みならもっと萌えたと思うのですが。
今回、どちらも個人的に合わなくて、ちょっと残念な結果でした。
ただ、とても正統派で、ある意味BLでは王道のストーリーです。
そして、ひたすら健気な受けと、愛故に憎しみが暴走しちゃう攻めが好みなら楽しく読めると思います。
タイトル買い。夕映先生、初リンクス&初ファンタジーとのことで、舞台はファンタジーだけど現代、架空の国カエルラ共和国(アルプスの中腹にある小国)でした。切なめ純愛 とでも言えばいいのかな。ただ、「なぜそうなる?」というシチュが少々あってあんまりシンクロできなかったので中立です。ポイントは監禁(愛憎ゆえの)、首輪足輪等でしょうか。本人が良しとしているように思えたせいか、イタイとは感じませんでした。本編250P弱+あとがき+後日談SS5P です。
お話は、カエルラ国に間もなく到着するとCAに声をかけられ、玲が目覚めるところから始まります。初めて来る国だけど、玲の気持ちは「帰ってきた」。幼い頃から夢の中で「レイン」と呼ばれ、王子様のような「アレックス」に出会っていた玲。ある日祖母に「どうやったら王子様に会える?」と聞いたところ、おばあちゃんのおばあちゃんがカエルラの人だったと聞き、いつかカエルラに行きたいと頑張っていたのです。到着後、あちこちの風景をやっぱり「知っている」と思いつつ、早速城に向かって・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は、城で偶然知り合ったコニー、攻めの執事ぐらい。
*******以下は内容に触れる感想
2回よむと、ああ受けが健気でいいかも と思いましたが、最初びっくりしてついていけませんでした。何にって、攻めさんが受けさんを全裸で監禁するんです。受けさんは小さいころから少しずつ少しずつ前世を思い出しているのですが、攻めさんは受けさんと気持ちを交わした夜に思い出したようで、一気に豹変→監禁。そしてなぜか全裸で首輪&苛め。いや色々あったのは分かるよ、だけど人権問題とかあるじゃんよ、あんた元王族でしょ とか言いたくて言いたくてw。愛憎入り乱れて感情の整理がつかないんだろうなあとは思うのですが、そのあたりの攻めの苦悩にもう少しシンクロできれば良かったんだけどなー、凡庸な日本人の私にはちょっと難しかったです。
最後は仲直りハピエンで、読後感はどろどろではないと思いますのでご安心を。
この作品は、BL初心者の方にはおすすめしません。
輪廻転生物の初読み本にするのもやめたほうがいいと思います。
帯文は「何度生まれ変わっても、僕はあなたに恋をする―」です。
帯を外してみたら、前世の美しい2人が現れたのは良かったです。
(ネットなどで見る書影は元々帯がない状態ですけどね。)
水島玲は、日本人ですが両親に似ておらず西洋人のような容姿をしています。
その先祖返りの容姿のせいで両親からの愛情をろくに受けられずに育ちました。
幼い頃から前世と思われる世界を寝ている時に夢で見ていて、その夢の中の王子様に恋焦がれていました。
玲は18歳になり高校を卒業した春に、夢で見続けてきた異国・カエルラへ旅行します。
前世に関係する場所を訪れて、玲は既視感と前世の思い出をより深く感じます。
前世では対立する2つの王家の王子同士でありながらお互いを想い合っていた2人ですが、
やっと再会できたと思った王子様に似た男性・アレクシオスには前世の記憶がありませんでした。
それでも、アレクシオスも運命的なものは感じている様子で、玲には甘い態度で接してきます。
玲が見たかった春の到来を祝うカエルラの祭り「マルティヌス祭」を2人で過ごします。
ここまでは良いのですが、アレクシオスに前世の記憶が蘇った時、玲への憎しみが生まれます。
玲はカエルラの歴史として「青の戦争」を知っていましたが、それが前世の最期に深く関わっていた事を、
2人がとても悲しい別れ方をした事をまだ知らなかったのです。
豹変したアレクシオスの玲に対する仕打ちが理解できませんでした。
前世も今もアレクシオスと玲には10歳の年の差があり、今の玲は18歳なのに容赦がありません。
話の盛り上がりの前に「落とす」にしても、なかなかの酷さです。
前世の死別の経緯に誤解があったけれど、誤解が解けてもさすがに修復は難しいはずです。
でも玲は全てを許してしまうのでハッピーエンドなのですが、ちょっと強引に感じました。
2人にはもう少し心身のリハビリが必要だし、アレクシオスにもっと贖罪の時間があって欲しかったです。
玲視点のせいか、アレクシオスの心情や葛藤がつかめなくて物足りないのだと思います。
夕映月子先生の初ファンタジーBLだそうですが、私には夕映先生の初読み本で話の展開に驚きました。