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fukurou wa naze karasu wo kuroku sometanoka
鳥擬人化話。
よく考えたなぁと思いながら、政治の話で堅苦しくなるところを、鳥の世界という一捻りでクスッとなり、楽しく読めました。
親同士が険悪だった幼い頃に出会った2人、深森と黒羽は些細なことからケンカになり、それ以降仲違い。
深森は議員になり、自分の秘書に黒羽をスカウトするが、心惹かれながらも中々良い返事をできない黒羽。。。
秘書への誘いなのか、恋人になれとの誘いなのかあやふやだけど、色気のある深森のスカウトがカッコいい。
そして、なかなか結論がだせない黒羽だが、決心したら男前!!
サブキャラの鳥設定とか、かなり面白いです。
特にニワトリ(笑)
人でいいじゃんと思う内容ですが、鳥擬人化だからこその設定が各所に散りばめられているので、あぁ!と納得しながら読むのも良いです。
このカッコいい表紙と意味深なタイトルから誰しもシリアスを想像しませんか??
私はしてた!そして買ったはいいもののシリアスは後でいいか、と積んでしまっていました。
いざ読んでみたら…なんという楽しい世界観なんでしょう!カラスにフクロウにエナガにニワトリにフラミンゴにハシビロコウに…鳥さんの特性・習性をいかしたギャグ?やネタ満載にクスッ時々ブフッ。知っていればもっと早く気楽に読めたなぁ、またも思い込み…。
多分私初めて小説で擬人化モノを読みます、漫画でも数えるほど。
なので最初はこの人(鳥)達は鳥だけど人となんら変わらない姿でなんら変わらない生活をしているのだ!と思いながら読んでいたのです。でもとある挿絵の一枚に人間の姿の鳥と本物の鳥(サイズ大きめ)が一緒に描かれていて、あっこれは難しく考えちゃダメなやつ。自分の都合のいいように想像して楽しんじゃおう!ってなりました笑。
政治の世界の話とはいえ議題は百舌の早贄にカッコウの托卵など力の抜ける物ばかり。そうかと思えば政治描写は生々しくかつリアルなので真剣に読んでいると、鳥ならではの笑いどころが都度でてきて…っていうある意味では気の抜けない?作品。事件解決のくだりなんかは、エンタメ色の強い本格2時間ミステリードラマみたいな感じです。
恋愛も良かったです!コミカルなやりとりが楽しかった。
最初陰気な黒髪を気にしているカラスの方はもっと天然魔性的な大人しいキャラかなぁ、と思っていたので三枚目よりで意外だったかな。
カリスマ議員のフクロウは溢れる雄みで色気ムンムンだけど、根っこは好きな子をいじめたい小学生なので笑こちらも三枚目よりかなーと思った。
好みとしてはどちらかがもう少し寡黙めな方が良かったけど、二羽ともめっちゃ良い鳥(ヤツ)で好感度高いカップルでした。
これ続きあったら読んでみたいです!
政治色薄め、鳥ネタ多めでぜひぜひ笑
私も作者買いだったのですが、
期待を裏切らない読後感!
あぁ、もう鳥好きーにはたまらない一冊であります!v
山本小鉄子さんの「とりたん」しかり!
今回も烏がメインな作品なのですが、
今回は鳥の擬人化ということで、色々な鳥が出てきます!
楽しくてわくわくしますvvv
これはもうシリーズ化を希望します!
今回のメインカプの続編でもいいですし、
新しい鳥のお話でもいいので、
この世界観でまた読みたいですね!
お話自体は、もう一山盛り上がりが欲しかった気もしますが、
テンポよく一気に最後まで読破。
とにかく周りの鳥達が隅々まで魅力的ですv
楽しかった‼︎
もっとおかわり!という感じで、評価は「神」で!
ザ・エンターテイメントですね!
しかも鳥の世界で政治家と秘書!
政治家のお話は政党や政策、難しい言葉や登場人物が必然的に多くなりちょっと敷居が高いのですが、今作はそこまで難しくなく楽しく読めました。
鳥の設定にどこまで理解と共感ができるかも大事かも。
中原作品にまたまたスーパー攻めが新たに登場しましたね。大人で男振りが良くて逞しく政治家としても一級で、しかも子供の頃からの執着攻めに求愛行動。受けが鈍くてからかわれてると思い込んでて。
受けこと黒羽の議員の企みを攻めこと深森と一緒に探るが、罠にかかった黒羽をなりふり構わず助けに現れる深森。
梟ならではの身体能力にしびれます。
深森は黒羽が想い描く理想の政治家ですね。
やっと深森の秘書になって大臣まで出世させて欲しいです。そして私生活でもラブラブなロミジュリな二人で。
脇キャラも良かったですね。志麻くんや富良さんなど。
事件あり恋愛あり拉致監禁に脱走とてんこ盛りでした。
攻めの男前さと政治家としての心意気に惚れます。
そして黒羽のコンプレックスだった黒髪に萌える深森。顔を埋めて!黒羽もどんどん欲望に忠実に積極的になって、いいですね!
スズメ目カラス科カラス属に分類される黒羽(受)は、与党「はばたけ」雀派に所属するスズメ目モズ科モズ族のベテラン議員の秘書をしているのですが、同じ党の梟派フクロウ目フクロウ科シマフクロウ属の深森(攻)に俺の秘書になれと口説かれる…という話です。
鳥綱って何?って無知状態で読みましたが、とても楽しかったです!属も習性も容姿もまったく分からなくても、ストーリーに邪魔にならない程度にさらりと説明があります。鳥たらし、鳥だかり、鳥の好さ、と見事に鳥ざんまいでそれがとにかく面白かったです。
続編でもスピンオフでもない、全く違う登場人物が出てくる話でも良いので、もっとこの鳥ワールドを堪能したいって思ってしまいました。
読後、志麻のエナガ属ってどんなの?と思って画像検索して、思わず吹き出してしまいました。
メンフクロウも画像検索して、シマフクロウの深森の方が強かったことも納得。鳥がぱっと浮かばないような詳しくない方が後の展開が読めずに面白いかも?とも思いました。
奈良先生のイラストが文章の面白さを更にパワーアップしています。私のお気に入りは深森に誘われて汗だらだらの黒羽のイラストでした。
中原一也さんの作品は大好きなのですが、今回の「鳥の擬人化BL」は腰が引けてしまいなかなか手に取ることができませんでした。
私自身は鳥に特別な思い入れはないし、擬人化に惹かれたことも全くないし・・・と。
ただ、ちるちるや他でも評価が良かったので結局購入。
結果、購入して良かった!
もっとイロモノを想像していたのですが、実際読んでみるとコメディとシリアスがいい塩梅で混ざっていて最後まで楽しく読めました。
なんといっても鳥の擬人化なので、登場人物の性質や名前が「鳥」縛り。
小さなネタも鳥に関するものばかり。
そこを突き抜け過ぎると(やり過ぎると)コメディに大きく傾いてしまってバランスが悪くなると思うのですが、政治絡みの事件パートは真摯で熱意に溢れた仕事ぶりを表現し、ベッドシーンは中原さん特有のエロさ。
事件解決の後半はシリアスながらも笑ってしまう場面もあるので、全体通して感じるのは明るさやポップな雰囲気。
主人公二人ももちろん魅力的ですが、深森(攻め。フクロウ)の美人で有能な女性秘書の富良(フラミンゴ)がいい味だしていました。
BLにおける女性キャラクターの立ち位置というのは難しいと思うのですが、富良の言動は頼りになるお母さん的な(笑)。
深森(攻め)と黒羽(受け)以外の登場人物もキャラが非常に立っていてこの一冊で終わるのは勿体無い!
巻末の奈良千春さんのキャララフもとっても良かったです。
その絵を眺めながら、シリーズ化しないかなぁ、と呟いてしまいました。
楽しい読書時間をお求めの方へお勧めです。
政界のお話でさらに鳥人ものと聞いて
私は小難しいのが苦手なのでつい尻込みしてしまいました。
ところが全くそんなことはなくて
国会で提出する法案が“カッコウの托卵の規制”だったり
鳥(キャラ)の特性がそれぞれに出ているので
とても世界観に入り込みやすかったです。
主人公・カラスの黒羽の冷静沈着で仕事が出来る政策秘書、
なんともお固い人物かと思いきや
極度の音痴ってそんな気の毒なwwwww
容姿がクールで隙が無さそうな分、いとおしいんです。
黒羽を実は幼いころからロックオンしてきた、
議員であるフクロウの深森がまたいい男で
あのバイタリティと高みを目指す姿勢は
黒羽も惚れないわけがないじゃないかと思わされました!
自分の秘書にスカウトしたいと口説く言葉が
もう甘いっていうか引力でもありそうな魔法っていうか…。
いくら理性的な黒羽でもひとたまりもない……。
唇で言葉を遮られる時の吐息の描写!!
中原さんの喘ぎ描写は本当に最高級だと思うんですよ!!!
抗いたくてもその熱さと快感に身を委ねざるを得ないような…!!
もう溶かされちゃってましたもんね。
深森も、黒羽がなかなか落ちてくれなかったから本気出しちゃうわけですよね。
相変わらず雄みのある濃厚なHでした!
事件のピンチにもくすっとするエピソードがあったりして
さすが中原さんという感じでした。
奈良さんのイラストも非っ常ーに麗しい!!!!!
一枚一枚のクオリティ…パねぇったら……。
カラーの雰囲気も相当に色っぽいです!
ビシッとスーツなのに肌が出ているよりセクシーって凄い!!
鳥の擬人化という事で興味を持ちつつも、大丈夫かなーと不安な面もあり、しばらく積んでいました。心配無用でした(笑)。 他の方も書いてらっしゃいますが、シリアスパート(政界もの)とギャグパート(鳥の擬人化)のバランスが絶妙でした。
こういった試みって難しいですよね〜。鳥の擬人化設定が全く活かされず、終始通常の人間界の話になってしまうか、鳥の擬人化に重点を置き過ぎて、奇想天外な話になってしまうか、どちらかに陥り易いリスクが高いですが、この小説は見事に上手くシンクロされています。結構真面目にこだわって鳥ネタをされていますし、政界絡みの事件が中心になり、シリアスムードな中盤から後半にも、忘れた頃に鳥設定ネタが出て来て、緊張が緩んでクスクス笑ってしまう効果がありました。
この本を読む時、出てくる鳥の種類は知っていても、ネットで画像を調べる事をオススメします。よりムダに笑える効果が有りますww
攻のシマフクロウは画像や動画を見て、余りゴージャスで驚きました。スパダリ設定なのは納得(笑)。受の烏は一般的に陰湿だの執念深いだの集団じゃないと行動出来ないだのネガティヴな面を連ねられる事が多いですが、可愛らしいクセのない烏設定でした。梟に黒く染められる前のピュアで白い烏のイメージかな?? 天敵と言われる梟と烏ですが、沢山の言い伝えや民話があるようですね。
まさしくロミジュリ設定・・は笑えました。深く考えず楽しんだもの勝ちかと。巻末の奈良千春先生の鳥設定イラストも良かったです。
少し残念なのは、二羽が巻き込まれる肝心の政界絡みの事件の内容がありきたりだった所です。もう少し一捻り欲しかったです。それでも鳥設定が活きて、楽しめましたがww これだけ難しい題材を扱い、ここまで仕上げられたのは流石としか言いようないですね。
鳥か…鳥だよねぇ…。タイトルからして『フクロウの染物屋さん』の話が絡むんだよな~とは思っていましたが、本当に鳥だとは思わなかったのでびっくり。さらには政界の話でまたびっくり。
中原一也さんなので確かに面白いんです。電車の中でいけない、いけないと抑えようとしても、それでもにやにや笑っちゃっうくらい面白いんです。鳥のもつ特性をいかした名前がついてたり、各々の人物の行動もよく練られているし…
でも、わざわざ鳥にしなくてもよかったんじゃないかって気がしてしまいました…。根本的なところを覆すようで大変申し訳ないのですが…。
牡の魅力を十二分に備えている攻めと、そんな攻めがたった1人だけ我を忘れてしまうくらい夢中になってしまう受けって話だけでもすごく萌えるので、私にはむしろ鳥の部分がちょっといらないかなぁ~って感じてしまいました…う~ん。
面白路線もいいのですが、骨太男子が牡のフェロモンを巻き散らかしながら、言葉責めや、ときにお道具なども使って受けの被虐心を煽りながら掌で転がすように、とろとろに蕩けさせるという展開が非常に上手い作家さんなので、奇をてらわずにストレートに人間のままで、政界がらみの話をじっくり読ませてもよかったんじゃないかなぁ~と思いました。
鳥の生態を擬人化しているというのか、ディテール細かく、こだわりもあって面白い!
名前の読みも違う読み方するとその鳥に関わりあるものだし、すっごく凝ってる!
某議員そっくりの人物も出てくるし(笑)
政治絡めてるんだけど、固くなりすぎず、鳥絡めてるからかソフトでとっつきやすいです。
出てくる鳥人達の形容や役割にはクスっときます。
烏のカラオケ・・・ちょっと聴いてみたい!
そして、サスペンス要素もあり、二人・・・基い二羽の関係の変化等凄く気になる展開でお話が進んでい
きます!
設定とんちきでも、あっという間に作品に惹きつけられました~。魅力満載です!
それにしても圭太の鶏の習性には思わず笑っちゃいました( *´艸`)
頑張った!
黒羽が深森を形容する、惚れても勝つ男ってフレーズ好きです。
なんか、ぎゅっと抱きしめられた感じで。
奈良先生のイラストの鳥人達素敵でした~。
おまけラフも収録されてて、それぞれの小鳥時代がとってもキュートで!
コミコミ特典ペーパーも良かったので、また彼らの物語読みたいです!