お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
doukyonin wa kedamono
丸ごと1冊表題作です。
田原純(本名「若山杳」・受け)の目線で進んでいきます。
一人目線の作品ではよくあるパターンなのですが、攻め視点からの謎解きがあります。なので、179ページからの謎解き場面に到達されましたら、冒頭の場面と合わせて読むと「この場面ではこういうつもりだったんだ」と理解が早いです!
他の方がレビューで「18歳と19歳では6年ぶりでも分かるでしょう」とご指摘されていましたが、鈍い私は皆様のレビューを読むまでそのことに気がつきませんでした(笑)ただ、セオリー的に気がついているだろうなとは考えていましたけれど。
確かに突き詰めて読めはアラのある作品だなとは思いますので、詳細は気にせず設定の流れに任せて読んでいく方が良いです。傲慢な弟攻め、愛される天然兄受け、社会人カップルがお好きな方にお勧めです。
弟(攻め)のツンツンの髪型はどうだろうとは思いますが、作者様のあとがきの後にある一馬先生のイラストの「おそろいのパジャマで眠る二人」はとても可愛らしかったです。
義兄弟モノって事で、近親モノスキーとしてはこれは読まねば!!!で読んでみたんですが、うーん……ストーリー的には可も無し不可も無しなんですが、設定がですね……無理有り過ぎます!
杳〔受〕は、6年間音信不通の連れ子同士の義兄弟の弟である遼一〔攻〕を探していて、偶然に彼がルームシェア相手募集している事を知り、髪を染めメガネをコンタクトにして偽名を使い遼一の同居人になります。
6年間会っていないといっても、別れたのは2人が19、18歳同士辺りですからそんなに滅茶苦茶変わってる訳ないし、それまでずっと兄弟として暮らしていたんだからバレるだろ!!!それ!!!って感じです。
トンチキストーリーと割り切るには火崎さんの作風はそこまでトンチキではないのでもう設定段階で無理有り過ぎるだろ……ともうそこが気になって話にのめりこめませんでした。
まあ結果的には最初からバレバレだったんですけどね……当然だろ。
個人的には、途中で遼一視点でバレてるよっていう複線入れておいたらまだ読めたかなあ。
ともかく設定に無理有り過ぎってのが自分的には最初の時点で何だかなーでした。
あらすじを読まずにタイトルの印象だけで読み始めました。
同居モノは割と好きなので期待していたのですが…恋愛面のストーリーは王道の範囲かなと印象でしたが、受け様の行動に色々無理があったかなと思いました。
受け様が天然なので、それを強調するためなのかもしれませんが…。
主人公2人が
全くの赤の他人ではないという事と同居ということで、もう少し甘いものを期待していたのですが、そこは完全に予想が外れました(笑)。
攻め様の態度もなんとなく中途半端な所が見えて、そういうところに攻め様の葛藤が出ていたのかもしれませんが、もうちょっと素直な所があったら可愛く見えたかもしれません。
残念ながら主人公2人共に余り魅力を感じられませんでした。
攻めに尽くしてやりたい。力になってやりたい。
受けの気持ちが暴走して独りよがりで、自分に酔っている感が気になりました。
一人称で受け視点なので二重にも三重にもこんなに攻めのことを考えている可哀想な自分をアピールされて、共感するよりも先に鬱陶しさを感じてしまいました。
無理矢理があるので、苦手な方はご注意。
若山遼一(24)マイペース攻め×建築デザイナーの卵・杳(25)(偽名・田原純)真面目一途受け
同居人を募集しているサイトで、遼一を見つけた。
杳は自分の身分を隠して、同居を申し込むことに。
同居は出来たものの、女は連れ込むわ、男も連れ込むわと、遼一はケダモノで。
思っていた以上に、同居生活は上手くいかなくて。
黒髪から茶髪にして、眼鏡をコンタクトにして、名前も変えて男の前に。
これなら相手にわからないだろうと思って、同居に持ちこむ。
再婚して弟になった遼一が大学の時に家を出て以来、一度も家に帰って来ずに消息不明でやっと探しあてたから、変装して潜入し理由を探ろうという訳ですが。
仮にも兄弟として生活していたのに、その相手にわからないわけがない。
声だって同じだし、年齢は同じ年にしているし。
受けの思い込みの激しさと、自分が弟に何かをしてあげられるという思い上がり振りが気になって、話に入り込めなかったです。
攻めの弟の方は全てを承知していながら、兄の茶番につきあってあげてと、攻めの方が一枚上手でした。
ただ、遼一が出て行った理由は、お決まりの理由だったのは残念でした。
攻めと受け共に当て馬の男となる2人の使い方も、使い捨て感がありありで可哀想でした。
エロ:★2 無理矢理なお初
総合:★2 受けの気持ちが重たかったです。