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jyushin no yotogi
あらすじの「人を襲い、死ぬまで犯す淫鬼」の部分にちょっと腰がひけつつ、でも作家買い。
めっちゃ面白かった…。
もう一度書く。
すごく面白かった。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公は伽夜。「夜伽衆」と呼ばれる一族の長です。
「夜伽衆」とは、古来から有能な男性に仕え、彼らの能力を底上げするためにサポートする役割を担っている一族。その役割に偽りはないものの、実際はいつ現れるか分からない「淫鬼」から国を守ることを本来の任務としている。
淫鬼は不定期に現れ、人を襲い、死ぬまで性的に嬲るという鬼。そんな淫鬼との対戦に備え閨ごとにも対応できるよう訓練されている。
そんな「夜伽」の有能な夜伽の一人である天音が、淫鬼に捕まり嬲られるシーンから物語はスタートします。
淫鬼は、いつ、どこに出没するか分からない。放っておけば里に出て人を襲う。有能な天音ですら捕らえられ、命からがら逃げることができた。
そんな淫鬼を滅するために彼らの長である伽夜が取った行動は、淫鬼を殺すことができる「神」を召喚する事でー。
というお話。
設定が非常に面白い。
「淫鬼」という存在も、「夜伽衆」という存在も。ややファンタジー要素が含まれていますが、時代背景としてはあくまで現代なので、そのギャップもまた良し。
そして、このストーリーのキモは、伽夜が「忌み子」と呼ばれる存在だという点。
伽夜の母親が父親が誰とも分からない子を孕み、その子を有事の際にの捨て駒にしようと「忌み子」として育てられてきたという過去がある。
そのため、伽夜は自分に価値を見出せない。自分の命を人のために差し出すことにためらいがない。
けれど「夜伽衆」の面々が伽夜を慕い、そして伽夜の方も「夜伽衆」のために尽くしているのが見えているので、伽夜の決意がこれまた哀しい。
西野作品なので、淫鬼に性的に嬲られるシーンは勿論、伽夜が召喚した狗神である金剛・翡翠・藍晶の三人に抱かれるシーンはめちゃめちゃエロい。4Pものなんですよ。エロくないわけがない、という。
淫鬼に襲われるシーンは無理やりですし、触手とかも出てくるので、もしかしたら苦手な方もいらっしゃるかも。なのだけれど、エロだけではなくって、ストーリーも面白いのでストーリーに引き込まれました。
初めは「契約」として結ばれていた狗神たちと伽夜との間に恋心が育っていく過程にも激萌えしました。終盤に、狗神たちが伽夜を救うためにとった行動には思わず涙腺が緩みました。
西野作品で泣く日がこようとは…(いや、ごめんなさい)。
夜伽仲間の天音や氷雨といった魅力的な仲間も多く登場しているので、ぜひとも彼らのスピンオフも読んでみたいです。
西野さんらしいエロさはたっぷり詰まってますが、それだけではなくって、ストーリーにも引き込まれる。非常にツボに入る作品でした。
エロ・スペシャリストの西野さんと私のイメージではBL界の中ではどちらかといえば清純派の穂波さんがあまり結びつかず、しかしあらすじを読むとどう考えてもいつもの西野さんらしくエロエロなお話なので期待を持って即買いしました。私の知る限り穂波さんの作品で受けが同時に複数の攻めと・・・なんてのはなかったし、3Pどころか4Pですよ?おまけに触手とか・・そりゃ買うでしょ!
結果お話は安定の西野さんでえろえろで、挿絵も確かにエロかったけどあまり生々しくなくどこか癒し系で可愛くて萌えましたー!西野さんのお話では和風で不思議なエロ因習のお話が大好きであの設定が好きです。夜伽衆とかもっともらしいエロ単語よく思いつくなーと尊敬します。
夜伽衆は全員美人で正義のために戦ってるのにみんな同性の旦那がいて日々エロいことばっかしてるんだと思うと萌えました。短髪の氷雨も可愛かったのでどんな旦那がいるのか読んでみたい。あと冒頭からエロいことばっかりされてた天音のイラストも見たかったです。
エロエロばっか言ってすみません。
西野さんの小説も穂波さんの挿絵もどちらも好きだけど、まさかこの二人の組み合わせが実現するとは思わなかった…
もしかして今回に限ってエロ並盛りの大人し目だったりする…のか…?なんて一瞬でも思ってしまった私の想像は呆気なく外れた訳だが。
中身は500年ぶりに出現したという淫鬼(触手)の犯りたい放題に始まって、いつもと変わらないエロ特盛りが用意されていたのだった。
夜伽衆の長・伽夜は淫鬼を封じるには荒ぶる神で対抗するしかないと狗神の召喚を決意した。
狗神さま達は身体を張って自分達を呼び出した伽夜を大層気に入って、複数での挿入やら乳首開発を極めたりとこちらも淫鬼に負けじと犯りたい放題で、三兄弟で存分に伽夜の身体から快楽を貪っていた。
しかし!!
それでもこの話は西野さん作品の中ではまだ可愛いほうだと思うぞ。
腹黒い奴といえば諸悪の根源・ラスボス淫鬼位で、欲望をギラつかせたモブが出てこないってだけでも影響が大きいせいか、どす黒い感情とかドロドロさってのが無い気がする。
狗神さま三兄弟は常に甘い蜜を滴ららせているご主人様にじゃれつく大型狼…に見えない事もないし。
(えっ、無理があるって(;・∀・)?)
伽夜も、やたら自身が”忌み子”であるのに引け目を感じているものの、実際には里の中では他の子供と分け隔てなく育ててもらったんじゃないかな、どうだろう?
だって、里に住む仲間や年若い男の子達も皆「伽夜さまっ」って慕っているじゃないの。
日頃から閨房術や巫術を修練している夜伽衆ってのも何となくBL版くの一集団っぽいし、人里離れた村で暮らしているってのも忍者の里っぽいな、とも感じた。
円満な形でまとまってはいたものの、これ一冊では物足りないって思ったのは西野さん作品ではこれが初めてだ。
私も脇役でチラリと出てきた氷見が気になって仕方がない。
夜伽衆が見目麗しい男子揃いという設定ならば、他の美人受けのエロ濃厚な続編・スピンオフに期待を膨らませたいじゃないですか!!
相変わらずエロいのてんこ盛りな西野さんの一作。
今回は、いつもの複数と、触手と胸から……v
初っ端からうねうねしていて、はうっ!と思ったのですが、
天音ちょっと可哀想……
今回は主人公の伽夜も、
相手を好きで身体を開くというよりは、
自分の役目としてという義務感の方が強いので、
らぶらぶ至上主義の私としては、ちょっと萌えが足りない。
それでも、伽夜に悲壮感が無く、
そのことに強く自分の存在意義を感じている所が救われる。
そんな感じで、ちょっと可哀想シチュエーションが続くので、
西野さんにしては、
いつもの好きで好きでたまらないオーラが薄くて、物足りない感が。
もふもふさん達も、美味しいご飯が目の前にあるし、
それが働く代償なので、遠慮なく頂きますよ!という感じで、
いまいち愛を感じにくい。
私の大好きならぶらぶとろとろは、これからの展開で!という感じ。
それに、私は、
天音と彼の旦那様の敦久様のその後の関係がどうなったのか、
そこが非常に気になります‼︎‼︎
それでも最後のクライマックスでは、
もふもふさん達が伽夜にごろごろすりすりしていて、
いかにも大きなわんこ達が懐いているという感じがして、
ほろりとさせられました。
萌えの評価としては、私的には今回は「萌×1」なんですが、
全体の2/3がエロなのに物語がちゃんと成立している所は、
ホント、流石西野さんです!
設定も面白いし、天音も氷雨も気になるので、
他の方々同様、続編、スピンオフ切望で!