最愛の幼なじみは掌のなか

saiai no osananajimi ha tenohira no naka

最愛の幼なじみは掌のなか
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×212
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
9
得点
92
評価数
25
平均
3.8 / 5
神率
28%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866575674

あらすじ

可愛いな… もっとダメになってよ

新社会人の結人は、4歳年上で眉目秀麗な幼なじみの維織に想いを寄せていた。
ある日、酔った勢いで彼に好きだと告白してしまった結人。
拒絶されると思ったのに、なんと付き合うことに!
戸惑いつつも恋人になれたことは嬉しくて心躍らせるが、
その後も以前と変わらずただただ優しい維織に不安を感じはじめる。
もっと甘く濃密な関係になりたいと思う結人だが…!?

表題作最愛の幼なじみは掌のなか

土屋維織,有能なリーマン,8歳→26歳
樋口結人,営業企画部で働く新社会人,4歳→22歳

その他の収録作品

  • 神サマとの密約
  • あとがき
  • おまけイラスト(兼守美行先生)

レビュー投稿数9

私は好きだなぁ

松幸かほ先生の作品を読むのは「恋知らずのラプンツェル」以来久々だと思います。

今回はタイトルとあらすじに惹かれて購入を決めたんですが、私的には大当たりでした。こういう作品大好物なんです。

穏やかで笑顔なのに怖い攻めって最高じゃないですか!他人に興味が無くて大事なのは結人だけって、私の大好きな執着攻めの集大成のようなキャラが維織でした。兼守美行先生のイラストもピッタリでうっとりしました。

結人を真綿で優しく包み込んでおきながら、横から攫われそうになった時に出てしまったSっ気まで完璧でした。

そんな維織に愛されるのが、成人男子とは思えない無垢さで可愛らしい結人なんです。
なんせ神様に愛されるくらいの純真さだし、維織に大事にされ過ぎてちょっと普通よりズレてても気にならなかったです。むしろ、それで良いと思ってしまいました。

周りも読者さえも維織の結人に対する愛情を疑ってないのに、本人だけが信じられなくて負のループをグルグルしてるんです。
いつ、そこから抜け出すのか、どうやって維織が誤解を解くのか楽しみながら読むことが出来ました。

維織は結人に関してだけ感が働き、結人を守る為なら容赦が無い怖い人物なんですが、それが維織だけの意思なのか凄く気になる点でもあったんです。

でも「神サマとの密約」で維織自身が結人をとても大事にしている事が分かって納得しました。

ほんのちょっとだけファンタジー風味で面白かったです。
でも松幸かほ先生の作品で1番好きなのは「君に触れたら」なんです。あれを超える作品にはまだ出会えてないです。
こちらの作品が神ならあちらは神2ですね。

6

面白かった。

初読み作家。
この作品が面白かったら、長編シリーズを読んでみようと思って、選んだ一作。

ペンネームが三つある作家。
松幸かほ(あきた小町)/朱藤まい
自己紹介から・http://paellablog.blog52.fc2.com/blog-category-3.html

賞歴ある実力ある作家、
この作品は伏線の仕込みが面白かったので、長編の狐シリーズも読む事にしました。

維織の結人への察知力は、神がかりの賜物。神社の神霊の加護があったから
結人は、神霊と合体した維織に、守られながら生きている。

それを唯一知るのは、維織の弟。
巻末の弟視点のSSが無ければ、面白みが伝わらないので、
難を言うなら、頁数の兼ね合いだと思うけど、弟視点の描写をもっと増やして欲しかった。

どうして「神社の神霊」が登場するのかなー、と思って著者の作品歴を見たら、
稲荷とか、妖ものが得意な作家なんですね。

3

タイトル通り!

松幸かほ先生の作品は初読み。めちゃくちゃ楽しかった!

結人が維織をすごく頼りにしてるのは分かるし、維織のスペックを考えると納得。だけど、裏にあんなに緻密な策略があったとは(笑)

結人には有り得ない展開だけど、仕事に一生懸命で直向きに慕ってくれる結人は、維織にしたら可愛くて仕方ないと思う。溺愛するだけではなく、結人の能力を信じてるのも良かった。

段々と維織のヤバさが浮き彫りになってくのが面白かった。結人は恋を知り、愛されてる事を実感できて良かった。 弟の尚くんや上司が良いキャラで、楽しかったです✧*。

兼守先生のイラストが可愛くて綺麗で素敵だった
♡(❁´◡`❁)

2

笑っちゃうほどの執着攻め

いやーーー面白いものを読ませて頂きました。ドえらい執着攻めでした!しかも二重人格?攻めの維織はサイコパスの属性も持っていました(笑)


普段は甘くて優しいのに、結人が上司にお持ち帰りされる危機感じるや否や、ド執着のドS攻めに豹変する維織。今までの彼からは想像もできないほどの変わりよう…そしてエロのお仕置き。エンドレスセックス&エンドレストロトロです。セックスのプレースタイルは、激しめです。

攻めは粘着質ですが、ストーリーは割とアッサリとしていて読みやすいです。最初結人に手を出さないのは、なんか裏があるなぁとは思っていましたけど、ここまでの執着とは思わなかったです(笑)背中がムズムズする程に過保護で溺愛のイケメンスパダリ維織……色んな意味で怖い。


結人のキャラがあまり好みじゃなかった。
女の子のような風貌と扱い。20代なのに「維織ちゃん」って呼び方もどうだかな…。せめて「くん」じゃない?重い荷物は持たせて貰えない、食材費やデート代は維織が払ってくれる。
社会人男子ですよね…?

維織に好きな女性がいると勝手に思い込んでは、別れるときのことを考えてウジウジ…。
ずっと好きだった人と恋人になったんだから自信持って欲しい。維織を信じないで、何で避けたり逆の方に行くのって少し苛立ちながら読んでいました。
しかも上司にお持ち帰りされる危機感も持ちながら同意するとか…。維織がなかなか手を出さなくて落ち込むのに、上司の誘いには乗るんだ?って、結人の行動に疑問すら湧きました。

お仕置きセックスも当たり前です。結人がもう少し芯のあるキャラだと安心して見ていられました。維織のサイコ攻め属性はむしろ好みなので、こちらは問題なし。大好物!


ストーリーと攻めキャラは好みで、楽しく読ませてもらいました。維織の名前が、繊維(せんい)とたまに読んでしまいました。字面が似ていて紛らわしかったです(笑)


最初の御百度参りエピソードが、エンディングで回収されました。維織の二面性や運の強さの謎が分かるんですが、ファンタジー色を強調したかったのかな。別に無くても良かったです。

神様も執着攻め属性。
執着攻め2人(人間+神)相手に結人は大変だ…。維織の最大のライバルは自分(の中にいる神)で、ずっと結人を共有し続けていくという不思議なオチ。これは変化球すぎて予想できませんでした(苦笑)


でも。あまあまの溺愛ストーリーが好きなので概ね満足です^ ^

4

独占欲か恋愛感情か

溺愛系あまあま執着ラブストーリーとのことで。

謎の多いお話ですね。
結人の恋心は健気で一途で大変良かったですが、ちょっと依存気味かな?何でも頼れるお兄ちゃんに本当に何でも頼ってる感じで。
家族問題もあっての余計甘えてるのかな?

謎の存在維織。
いつから結人をそういう目で?
可愛くて独占欲からとはいえ恋愛感情はあったの?彼女いたのに?
お付き合い始めたのになぜ全く手を出さなかったの?
笑顔でキレて抱きつぶし服から靴まで捨てて逃げられないようにしたときはどう思っての行動だったの?

そんなことされたのに結人は最後は怖がらずに何事もなかなかったようにまた部屋へ通って良かったの?

維織の行動は氏神さまに制約されてたから手を出せなかったの?うーん。不思議です。

結人の職場での不可解な出来事まで口を出す維織もすごいですね。
なにより仕事辞めてもいいよ、なんなら結人を連れて海外へ逃げようねって、すごいなあ。維織なしでは生きていけないくらいぐずぐずにするつもりで。
独占したい渇望は共有ということで永遠に満たされないのかな?

結人の意思は?人権は?
こういう囲い込む系のお話を読むたびに、萌えると共に受けの人権を考えてしまいます。

3

囲って離さない

タイトル買いです。

ファンタジーな感じからお話が始まったので
ファンタジー…?と思ったのですがそこまでファンタジー感は強くありませんでした。



執着攻めレーダーが反応して購入したのですが、とても良い執着攻めでした。
余裕のある年上のお兄さんという雰囲気を出しつつ
絶対に受け(結人)を逃がさないという維織の執着心が最高なんです。


幼なじみの維織と結人のお話で、基本的には温厚な維織。
終始甘く、穏やかにお話は進んでいくのですが
とあることがきっかけで維織がすっごい執着を出してくるシーンがあり
そこでもうダメでした…!
ギャップに負けました…!(*´▽`*)

結人も健気で可愛いんです。
やっぱり健気受けに弱いなぁと一人しみじみしながら読みました。


ちゃんとした意味で両思いになった二人を
もっともっと見たいなぁと思った作品でした。
あぁ…素晴らしい執着攻めでした…。
ありがとうございました…!(*´▽`*)

0

設定とか、めっちゃ面白いけれど。

松幸さん作品はほのぼのっていうのかな。じんわり温かい作品が多い気がしますが、今作品もそのイメージを損なうことのないほこほこなお話でした。そのほんわかなストーリーに、ちょっぴりファンタジー要素も加わった、スパダリ×一途な受けちゃんのお話。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は新社会人として働き始めた結人。
結人にはひそかに想いを寄せる人物がいる。幼馴染で、4つ年上の維繊だ。
維繊には結人と同じ年の弟・尚頼がいることもあって、子どもの時から彼ら3人はまるで兄弟のように育ってきた。

イケメンで優秀で、頼れるお兄ちゃんのような存在の維繊。
憧れだけで良い、傍にいられるだけでいい。そう思い自分の想いに蓋をし続けてきた結人だったが、ある日酔った勢いで維繊に想いを告げてしまう。

はたして維繊の答えはOK。
恋人として晴れて付き合いだした二人だったが…?

維繊という男性はですね、とにかく結人への愛情を隠すことがない。
結人が、彼のすべて。

周りの人には(読者も含めて)それがまるわかりなのに、結人には今一つ伝わっていないのは、こういうお話のお約束か。

スパダリ・維繊に愛され溺愛され、結人は仕事も頑張るが―。

と、こういうお話ならよくあるお話でして、今作品にはそこにもう少しプラスされる因子があります。

ファンタジー、って言って良いのかな。
その伏線が序盤に提示されていて、結末はどうなるのかな?とページを捲る手が止められませんでした。

が、うーん。
普段執着攻めを好んで読むからか?
維繊の執着心が今一つ刺さらない。いや、これくらいで十分「溺愛」であり「執着」ではあると思いますが、いかんせんこれは私の癖ですね。怖いくらいの執着、ワンコを通り越すほどのオオカミ攻めが好きなのでちょっぴり物足りない。

で、何より結人がですね。
これも完全に好みだと思いますが、彼が、なんて言うのかな。
幼過ぎる、と言えば良いのか。

セリフの語尾に「~もん」ってつく成人男性ってそんなにいないと思うんだよな…。こういうおぼこい受けさんがお好きな方ってたくさんいそうですし、可愛いとは思うんですけれども。維繊ラブなのは分かりますが、仕事中はせめてきちんと初めから苗字でやり取りして欲しいなあ、とかね、思ったりしました。

肝心の「ファンタジー要素」の部分ですが、ああ、そういう…、という、ちょっとした失速感は否めなかった。もう一捻り欲しい…!

彼が実は養子だとか、維繊の周りに登場する女性の存在とか、いやそれらは意味はあるのですが、なんて言うかちょっとあっさりしすぎな感も否めなかった。

設定とかストーリーはとても面白くツボに刺さる作品でしたが、それ故に、もう一声ほしかったなあ、と。が、兼守さんの美麗イラストにも支えられ、痛い展開になることはほぼほぼなく、読後ほっこりする可愛らしい1冊でした。

10

待ってました!

松幸先生だし兼守先生なのでマストバイ。途中で「まってました!!!!」的展開で嬉しかったので萌2よりの萌にしました。可愛い受けをひたすら囲い込む攻めがお好きな方でしたらぜひぜひ。本編260頁弱+後日談9頁ほど。

幼い頃に隣家に引っ越してきてからずっと何くれとなく見守ってくれた優しい維織が大好きな結人。社会人デビューしても、維織の弟の尚頼と3人仲良くしていましたが、いつかは維織も結婚するだろうし…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
尚頼(ナイス)、上沢(受けの会社上司)、その他受けの会社先輩等。

++攻め受けについて

受けは純粋で無菌室培養された大人しく可愛い小型犬って感じの方。多分そばにいるだけでマイナスイオンたっぷり浴びれそうな感じです。ただ前半ぐるぐるがほんとーに長く感じられてどうしようかと思っていましたが。

そのぐるぐるなげーなというのを全てぶっ飛ばしたのが攻め。長年手塩にかけて純粋培養してきた愛し子を、かっ攫われそうになったもんだから、クールな表情を保ってはいるけどブチ切れ。初心者相手にやりたい放題、何回やったんですかね…?こんだけぐるぐる長く悩ましといて、ブチ切れて抱き潰すなんて、大人気ないですよねえ…つきあおうって言ったのに手出さないあんたが悪いと思うんですけどね。

クールに余裕ぶっこいているイケメンが豹変溺愛するところが好きだった一冊でした。

1

ほっこりするけど

 軽い甘々イチャイチャな話が読みたくなって読み終えたが、なんか色々謎のまま終わった。
 一番疑問なのが、なぜ幼い頃から結人ことを好きなのに彼女がいた時期があるのか。彼女いた云々は架空の話なのか?
 泳がせるでもなくハラハラさせるでもなく、結人からの告白をとてもあっさり受け入れ付き合い始めたのも呆気なく感じた。(同性愛によくある葛藤とか難題がないのは良い)
 結人と付き合い始めてから、長い期間手を出さなかった理由は? 神に反発でもしていたのか?
 軽い話がいいなとは思っていたけど、軽すぎたというか内容が薄すぎた。

1

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