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yoakemae made
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あとがきに、この作品の土台部分は、デビュー前の同人誌で、
実は、仁義なき嫁より古い作品だと書いていました。
スピンオフの仁嫁が、今は逆、すべてを飲み込む仁嫁。
真幸と美園について書かれた一冊です
真幸の生い立ちが想像以上に、過酷で気の毒な内容だった。
悲惨な真幸の物語は、読んで幸せには成れない暴力の連続。趣味じゃない人は止めたほうがいいかも。
紹介文には、簡略に
「政治活動家の父に捨てられ、養父となった男からは売春を強要され…そして真幸は、関西系暴力団の若頭・美園に命を買われた。
拳銃密売の隠れ蓑であるフラワーアレンジメントの店を営みながら、美園の性欲処理人形となって三年。美園は気紛れで傲慢で…」
・・とある。
本文には、真幸の養父・左翼思想家の伊藤の鬼畜ぶりが書かれています。
母は組織に殺され、父は某国に単身逃亡。
孤児の真幸を、伊藤は利用するために養父になる。
鬼畜な・伊藤は真幸を男娼に仕立てる為に強姦、真幸を騙して身売りさせて稼ぐ。
真幸は伊藤に共依存。売られて、美園の愛人になっても、伊藤との縁を切れずにいる。
美園が不器用な接し方をした為、真幸は勘違い。
真幸から逃げる為に伊藤の誘いに乗る寸前になる。
養父の伊藤は、美園から真幸を取り戻すために美園の取引を密告した。
この作品は、真幸が美園の前から失踪する前までのもの。
後半少しだけ周平が登場する。
この後、真幸が美園を守る為に失踪して、どんどん苦労していく。
左翼思想集団は、嘘ばかりの理想論を掲げて、
やくざより人権を無視した要求を賛同者に革命資金集めと無償の労働を強いる。
親の勝手な思想活動の犠牲になっていた真幸。
・・関西は、某大学の寮がアジトになったり、左翼活動が今も活発なので、
関西出身の高月先生だから書ける内容。
左翼思想で人生を潰した人の悲哀を知ることができたので、読んだ甲斐がありました。
えー
ちょっとよく分からなかったです……
まず、受け攻めどちらも好きになれなかった。
受けの真幸は、全てが不幸すぎました。
愛情を知らないまま養父に食い物にされて育ち、
挙げ句の果てにヤクザに売られるという……
そして、買われたヤクザの美園に初めて恋をするのです。
美園は、傍若無人で高圧的だが魅力的な男。
皆を虜にする雰囲気のある男みたいなので、
まぁ真幸が惹かれるのも納得しました。
だけど、美園は乱暴でいい加減に真幸を扱ってきたのに、
真幸が養父と共に中国に渡ろというタイミングで、
真幸に惚れてると言い出すとは⁉︎
いつから?
どこが?
……そこら辺が一切明かされないまま終わってしまいました。
モヤモヤしか残らなかったです。
また、クソ養父は一体何だったのか?
下手うってヤクザに消されたそうですが……
その養父にノコノコ着いていってしまう真幸も嫌いだし、
急に甘やかし始めた美園も嫌。
しかも、忙しくて会いにこられない間は、
真幸のことを考えながら女を抱いているとか……
舎弟の三笠だけが魅力的なキャラとして印象に残りましたが、
あとは出てくる人出てくる人、皆嫌でした。
もしかして最後にストンと納得できるようなオチがあるの?
と思いながらなんとか最後まで読みましたが、
なにもなく終わってしまい本当に残念です……