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kedamono rengoku
作家さんの新作発表
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身体を繋ぎあい、長ドスで貫いて海に身を投げたはずの極道二人。
なのに、なのに、帰ってまいりました、ケダモノ!
もうあれで終わりにしてもいいのに、、これは九堂のための死んでも死にきれない亡霊のような執念の為の一冊でしたね。
何と言っても、2巻で土佐犬に襲われ、またその傷口をえぐるように久堂に貫かれ、廉の下半身は内蔵さえ飛び出し(グロ!)ていたはずなのに、死んでなかった、、、
久堂だって、玉を身体のあちこちに受け、土佐犬に骨を砕かれ、斬りつけられ、最後は胸を貫いたはずなのに、、生きてた。
それが、たったの3カ月で復活するでしょうか?(涙)
廉に至っては、たった3カ月でまた性交までして、本文を楽しむより身体の心配をしてしまいます~!!
九堂を慕うあまり裏切り行為をした九堂の片腕・磯瀬の裏切りで、記憶をなくした廉が利用されるという話。
誰もが九堂に魅了され、恐れ、焦れ、しかし九堂は廉しか目にない。
それが生む悲劇。
そんなお話で、久堂の為の一冊であったのです。
そして『修羅』は遡って『壊滅』の前の話です。
久堂の弟の仏壇の前での、ある意味での久堂と廉の結婚式です。
それは、あまりに久堂にふさわしすぎる演出でした。
どの巻もやりすぎなほど、飛ばしすぎなほど、タブー破りのてんこ盛り三昧の作品でしたので、ここまでくると、もう蛇足の感はいなめません。
しかし、それを上回る久堂の激しさの魅力があるのは確かなのです。