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主人公一葉は、没落した家を護るため、妹の身代わりに裕福な貴族に嫁入りすることになる。
夫となった貴族は強引なところもあり...毎晩。
紆余曲折ありつつハッピーエンド。
今どきのBL作家さんの中で一番好きな遠野春日さん。
今回完全なツボでした。ド真ん中!!星5つです!
「萌えシチュ」づくし!「ツボ」尽くし!
日本貴族!
輿入れ!
互いに誤解。
横恋慕する者。
ばあやは何でもお見通し!これは本当にすごい!
あさとえいりさんの挿絵も良かった!
カラーよりカットの方が上手いかな。
お勧めBLってことで、お友達に一年も貸していたので、久しぶりに再読したが。
ムリもあるが、やっばり私はこの作品、すっごく好き。
寡黙な奏さん、貞淑で健気な一葉。う~ん!!2人とも好きだ。
主人公の一葉の感情の流れがとてもよく描かれているし、ストーカーの書生も不気味だし、
とにかく私のツボに完璧にはまったと以前の感想にも書いたけど、本当に凄いや。
ほぼ完璧なツボの作家・作品に出会えた事は素晴らしいことです。
身代わり花嫁ものですね。
いやもう王道です。お約束です。それ自体は構わないんですが・・・こちらはどうも今ひとつでした。
私はもともと『女装・花嫁』が好みなわけじゃないんです。むやみに避けるほど苦手でもないですが。
なんというか、どうせ王道・お約束なら(個人的な好みで)もういかにもライトであまあまらぶらぶの方が『そういうもの』と割り切って納得の上で読めるからまだいいんです。
でもこれは、なんとも薄くてあっさりに感じるのに『あまあまを堪能する』という意味では物足りなかったんですよね。
どっちつかずと言うか中途半端な気がしてしまいました。
『貴族シリーズ』の1作らしいですが、これしか読んでいません。到底、他を読もうという気にはなりませんでした。
つまらん (´・ω・`)
あらすじのとおり「身代わり花嫁」モノなワケですが・・・
描写がねぇ プロットっていうんですか? そういうのを読まされてる気分でした
父がこう思ったのを彼は理解した とか
攻の性格の説明が 使用人のセリフ頼り とか 解説っぽくって
もっと具体的なエピソードとかセリフで表してくれよ~と思ったのでした
あと 当馬役の欣哉がキモかった マジストーカー ウヘー
受に男っぽさがち~~~っともなかったのも減点
結婚後数ヶ月間の話で 気持ちが通じあってメデタシメデタシなわけですが
受が気にしていた「跡取り」の問題より
17歳の受さんをいくつまで女装させるつもりなんでしょうか
そこの解決策が出ていないのでさらに減点でございました
妹のフリをして嫁ぐ…というのはBLでは何だか定番のような気がします
嫁いだ後姿形だけでなく寝所でも妻として抱かれる、というのも定番
ただしこのお話は細々としたエピソードにすごくキュンときて、自分も攻めの奏さんに恋できるんです!
設定的に傲慢な無理矢理男が攻めかと思えば今回の奏さんは一味違う感じです
寡黙、不器用という感じで主人公の一葉のことも無理矢理嫌がるのを押さえ込んでまで抱こうとはしません
一葉が今夜は嫌です、と些細な抵抗を見せたらそんな夜もある、とあっさり解放してくれたのには何だか私も拍子抜けして、その態度に好感が持てました
感じてるんだろう?だとかはしたなくここを濡らしているくせに…だとか、政略結婚モノって言葉攻めする強引な攻めが主流だと思うんです(笑)
個人的にそういった攻めは読み飽きた感があるだけに奏さんは新鮮でした
奏さんの冷たくも見える態度に隠された一葉を思いやる気持ちは読者には筒抜けで(笑)、
むしろ奏さんの気持ちが見えなくて困惑する一葉にもどかしさを感じそうな所ですが微妙にすれ違い勝手に傷つく一葉に萌えました笑
あと奏さんが一葉を「きみ」って呼ぶのが何か…いかにも貴族然としていて私的には萌えポイント
健気で可愛い、けれど自分の置かれた状況を理解して「良い妻」であろうと努める一葉が可愛くてよかった!
ぎゃあぎゃあ騒いでも仕方ないし一応貴族の跡取りだったから責任感があるんだなと好感が持てました
このCP初々しくて素敵です!
ストーリーはロマンチックだし、攻もかっこよかったし、おもしろかったと思うんですが、あまりにも受が女の子すぎて、女装でもなくて、脳内まで女子化していたのが、ちょっと……一応、BLなので、そこまで女の子になってほしくないラインを超えてしまった感じ。
それが気になりました。
華族制度が廃止された現代日本が舞台ではせいぜい「元」を付けるのが関の山なので、日本の貴族ものとなると必然的に近代が舞台の作品が多くなります。逆に言うと、近代設定ものを好んでいると貴族ものに当る確立が非常に高い気がします。
で、花嫁ものを読もうとすると、面白いように近代設定だったりするので、「花嫁」「華族」「近代」はもう1セットで一つの様式美という認識が私の中にインプットされつつあります。華族という独自の制度と時代背景的に「家」の持つ意味が非常に強くなるので、「花嫁」の必要性が他のシチュエーションより格段に強いからなんでしょうかね。
レビューするのに前置きが非常に長くなりました。
つまるところ、この作品の中において「家」の持つ意味が、とても重要な位置付けなわけです。
二人の関係は政略結婚が端を発しているのですが、何も最初から男同士結婚させようなんて酔狂な家はありません。当初結婚する予定だった受の双子の妹が事故でこの世を去った。そして受の家はここで伯爵家に嫁入り出来ないと破産。攻は受を代役に立てる提案までして結婚の意志が固い。と、お膳立てとしてこれ以上非の打ち所はありません。そうして晴れて男同士の婚姻と相成ります。
最初は男同士だったり世間を欺いていたりという背徳感やらで複雑な心境の受ですが、紆余曲折有りつつも攻に惹かれて行き、実は攻もはじめから受が……的な王道展開。攻の不器用さだったり、受の葛藤だったりに「展開読めちゃうけどはっきりこの目で見届けたいの!」という気持ちを強く抱いてしまいます。王道ゆえの安心感と言うのでしょうか。読みながら「この二人は絶対幸せになれる」と確信しつつ与えられる緊迫感に手に汗握ってしまいます。遊園地のアトラクションみたいなものですかね。ドキドキしたいけどリスクは負いたくない。安全にドキドキしたい。みたいな感覚。
そしてそのドキドキ要因の一つに、書生の欣哉という男が出てくるのですが、この欣哉さんのキャラがとにかく良いです。
実はCDからこの作品を知ったのですが、CDでの欣哉さんの演技が非常にキてまして、原作を読んだ時に、それに輪をかけたキワモノキャラだったので更に感動してしまいました。CDではカットされていた別荘での鬼気迫る追跡劇は、その後の奏と一葉の関係をより深めるためのエピソードとしても必読です。
見た目こそ可憐で可愛いだけの受かと思っていたのですが、不貞の輩に毅然とした態度を崩さなかったりとなかなかのしたたかぶりを見せてくれる一葉に、可愛い受があまり好きでは無かった私もメロメロでした。奏さんは無口な割にやることはしっかりやってくれるエロい人です。