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flesh&blood
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
F&Bの六巻です。
前巻で無実の罪で投獄されていた海斗でしたが、無事釈放され、そろそろロンドンからプリマスへ戻ろうかという辺りからスタート。
カップルは当たり前ですが、変わらず。
日本人で、タイムスリップしてきた海斗と、私掠船長のジェフリーです。
プリマスへ戻る前にフランスからの使者を送ることを女王から命じられ、その行程で海賊と戦ったり、海斗は女王との会話を回想したりと、お話的にはあまり進みはありません。
このフランスの使者であるアルトヴィッチはなかなか良い男。
この時代は、皆、自分の利益を追求することに貪欲です。
生きることに懸命にならないとあっという間に失われるので当たり前なのですが、そんな人ばかりでちょっとくたびれていたんです。
なので、アルトヴィッチが心地よい人物でホッとさせられました。
これから先も登場機会はあるのでしょうか。
ふたりが出会ってからまだ半年ということですが…半年の間に色々あり過ぎでしたね(苦笑
半年と考えると、ノンケの海斗がジェフリーに惹かれるまでが速かったなあと感じますが、もう六巻なんだからそろそろどうにかしてあげて!とも思ってしまいます(笑
次巻はラブ度が高めだとお聞きしたので、楽しみにしております!
ロンドンの宮廷から、舞台は海へ。
貴族の陰謀策略も面白かったですが、やはり主役は海賊たち。
大海原が舞台となるとイキイキし、読んでいても気持ちがいいです。
フランス国王の使者・アルトヴィッチがお茶目で好きです。
甲板で変色したロープに「これでもか」と水をかけていた場面が、笑えてしまって。
緊迫した場面だったんですけど、何だか和みました~(笑)
そしてイングランドチームのトライアングルも、切なさがますますアップ。
『俺はお前を愛している。お前のためなら命を賭ける』
ジェフリーの台詞です。
これが恋人(海斗)でなく、親友(ナイジェル)に対しての言葉というが、
泣かせるではありませんか! 海斗もナイジェルを大切に思っているし。
この三人が誰も傷つかず、上手くいく方法はないのだろうかと。
無理は承知ですが、思ってしまいます。
あと孤独な女王エリザベスの占いには、泣けました。
そして不穏な動きを続けるビセンテが気になりつつ、物語は7巻へ。