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あのバカな年俸一億円越えの野球選手×T大卒なのにエロ小説編集者のカップルのお話、第二弾。
半ば無理やりに同棲生活に突入させられた英典は、シーズンオフになった一誠の相手を毎晩させられ、身体はボロボロ。
どうしてもキャンプに英典を連れて行きたいという一誠に、「仕事を辞めろ」と言われるけれど、編集の仕事を続けることだけは譲れない英典はノーを言い続け、怒ったりすねたりする一誠に結局は無理やり抱かれてしまうという悪循環。
何度もドーナツ型クッションを職場に持ち込むことを考えるが、真性ゲイの同僚の目が気になって持ち込めず、身も心も疲弊する日々を送っていた。
長かったオフも終わり、一誠のキャンプインしたのを幸いに、仕事に精を出すけれども、どういう訳だか、今まで何も起こらなかった英典の周辺に暗雲が立ち込め始める。
まずは女に生まれそこなったお尻好きの元自衛隊員の作家の男心を揺さぶったとかで、いきなり「縛らせろ」と言われる始末。
おまけに、仕事がばれて婚約が破談になったというお坊ちゃんSM作家が「仕事の予定をキャンセルしてほしい」と言いだして、それを説得するうちにどういう訳だか、今度は英典が襲われかけてしまう。
挙句に、「家に帰ったら英典がいない」と一誠までもが仕事中の英典の職場に乗り込んできて――
という相変わらずのドタバタコメディぶり。
おまけに、前作ではほとんどわからなかった編集部員のクセのあるところがちらほらわかってきて、ますますカオスへ――。
まさしくドタバタバカバカコメディ。
なかなかこんな話はないので、これはこれでありだと思いますが、しっとり系とか切なくなる系を読みたい人には絶対に向かない。
読んだ後に。
「ありえねー」「ばっかだなー」
と思いたい人のみにオススメします。
たまにはこんなに頭が軽いのも悪くないと思うんですよね。
前作でも充分過ぎる馬鹿だというのにあの馬鹿が更に馬鹿に!!!
今作でも断言しますが、一誠[攻]は成人攻としてBL小説史上馬鹿ナンバー1の座に輝く事間違いなしの馬鹿ちんです。
脳味噌まで筋肉だろうって馬鹿な一誠は立派な体格とたいそうな巨根の持ち主で年中サカってる男なのに対して、犯やれまくる英典[受]は頭脳明晰で根は真面目な男(←勤務先はエロ出版社だけど)です。
あまりの一誠の馬鹿さ加減に英典がちょっと気の毒になっちゃいますが、なんだかんだ言って英典は一誠が嫌いじゃないし可愛いとも思ってるのでそれはそれで良しだ!!
さて前作では殆ど仕事をしてなかった(出来る状態じゃなかった)英典ですが、今回のメインの舞台は英典の勤務先、男性向エロエロ小説出版社ラベンダー書院編集部です。
担当作家の間で編集者として苦労したり、なんだかんだあったりするですが、個人的には作中で一番の山場は一誠がついに編集部まで英典に会いに押しかけてくる場面だと思います。
一誠はシャークの野球選手なんですが編集長はシャークの宿敵チーム、ジャガーズの大ファンときてます。
人気実力のある有名野球選手であっても編集長にとっては憎っきシャークの選手。
「英典に会わせろ」「馬鹿はここには入れない」要約するとこのやりとりなんですが、これが抱腹絶倒物で延々と続きます、くだらな過ぎて面白いったらないよ!!
フランス書院がモデルとなっているであろうラベンダー書院が舞台なだけに、男性向エロの小説内容や猥語が出てくるのでそういうの苦手な方は要注意。
BL小説内でこんなにも4文字の女性器名称が連呼されるのはラベンダー書院だけ!(※現時点で。ただこの先これ以上のが出てくるかどうかは謎)
体力馬鹿とほだされ編集者、馬並の巨根攻、猥語連発。
アホエロもここまでくればいっそすがすがしいです!人を選ぶとは思うですが大好き!
馬鹿パワーに神評価です。リピ率ハンパない好き作品です。
前作「発情中」を読み終わった後、すぐに読み始めたのがいけなかったのかも……
”発情中”では、「バカな子ほど可愛いのよ」と感じていた一誠ですが、そのバカさ加減に磨きがかかり過ぎたようで、胃もたれが…
英典との連絡が取れなくて、心配のあまり、英典の仕事場までやってくるのですが、もうバカっぷりが大炸裂!! 流石に、頭が痛くなりました><
いろんな意味で、英典に同情してしまったので、“趣味じゃない“よりの中立ということに。
もう少し時間が経ったら、読みなおしてみます(-。-)y-゜゜゜
追記 書き直しギリギリでもう1度読んでみたのですが、殆んど印象は変わりませんでした>< 脳ミソまで筋肉でできているのは、自分に合わないようです…
前作より英典の編集のお仕事が前面に押し出されている感じですが、一誠のバカっぷりはあいかわらず、というか磨きがかかっているというか。
一誠よ・・・大事な商売道具をそんなところに・・・ガクブル
よくもまぁという変人作家のオンパレード。そしてドーナツ座布団も登場した編集部の変人っぷりも笑えます。
馬鹿そのもののプロ野球選手・一誠と、官能小説の編集・英典の続編です。シリーズ1作目は、一誠の馬鹿さと勢いと巨根(!)にひたすら翻弄される英典のお話でしたが、今回は英典の働くラベンダー書院の編集者や作家さんたちも登場して、英典がひたすら苦労するお話になっています。
このシリーズの特徴はなんといっても一誠が馬鹿であること、それに尽きると思います。私が一番笑ったのは、英典を訪ねてラベンダー文庫の編集部を訪れた一誠と、一誠の所属する野球チームが大嫌い、したがって一誠のことも大嫌いな編集長の押し問答のシーンです。
「大きな僕、困るよ、うちは馬鹿入室禁止だから」と言われて、
「馬鹿だってこと、隠すから」
「無理、君が馬鹿だってことは隠せない」
「大丈夫、隠すから」
「うちは馬鹿は入れないの、入っちゃ駄目です」
「俺は馬鹿じゃないーっ、て言いながら入るから大丈夫」
なんも大丈夫じゃないwwもうほんっとくだらないんですが、この一誠がいかに馬鹿で馬鹿でどうしようもないのかがわかる押し問答に、実に30ページ近く割いているんですね。いくらなんでもそこまで枚数書けるなんて、逆に樹生先生天才だろ・・・と思いましたw
途方もない馬鹿で、人の倍はある巨根。
できることと言ったら、野球と、大好きな「俺のお××こーー!!」英典さんにつっこみまくって、ガクガクのズタボロにすることだけ。
この一誠、いっそここまで突き抜けると、すでに「人外」
英典としても、コミュニケーション可能な人間と見れば腹も立つが、
「大きな獣」と思えば、あきらめて、「かわいい」とか、思っちゃったりして。
英典の、いろんな事に巻き込まれ、それでも前向きに、好きな仕事にひたすら打ち込む姿は、もう、感動的!!
「人の話を聞かない攻め」は、基本的に嫌いだけど、一誠は「人語を解さない動物」。
ここまでくると、英典と一緒に「かわいい?」と思うしかないな。
実際読みながら何度も何度もそう思いましたよ。
編集者として、他にもいるほぼ変態さんの相手したり色々ハードすぎるお仕事こなしながらもあんなでかいブツをあんなところに・・・・・って。
可哀相でイタイタしいけど、面白いv
他の編集さんとか脇キャラが、いちいちいいカンジにリアルだなぁ~一巻も好きですが、二巻のが色んなキャラ入り乱れてってカンジで、主人公もだんだん魔性っぽくなって来て好きです♪