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kirakira
タイトル通り『きらきら』した青春ストーリーです。
昔の少女漫画・あるいは昔の(最近のは知らないので言及しようがない、というかもうこれ自体死語か?)少女小説のようでした。
本来の『コバルト文庫』のイメージそのもののようなピュア~さ(私のイメージ自体が古い気はしますが)。
H皆無ではないんですけどね。所謂『朝チュン』てヤツ?いやもう、いっそ中学生向けなのかという感じさえしました。
それはそれでいいんですよ。爽やかな青春ものちっくなのもHが薄いのも別に構わないんです。
ただ、キャラクターがあまりにも決まりきった型通り過ぎてどうも入り込めませんでした。
何よりも、お互いのラブに至る気持ちの動きにまったくついて行けませんでした。友情に置き換えればまだわかるんですけどね。
『自分と正反対だからこそ惹かれる』というのはありがち過ぎではあるけど理解はできるんです。
でも、それが友情を越えて『男同士の恋愛』へ一気に行っちゃうほどのものだとは(このストーリー・描写では)思えませんでした。
単なる『青春・友情もの』ならともかく、ラブストーリーとしてはまったく好みでも面白くもなかった。キライではないですが。
そして、3・4編目の当て馬(?)葉山が鬱陶しかったな~。
すべてにおいて浅過ぎ・薄味過ぎてさら~っと読み終わってしまいました。読み応えのカケラもなかったです。
穂波さんのイラストだったので、完全にジャケ買いです。
コバルトなのでエロへの期待0で、そこらへんは想定の範囲内
だったんですが、イマイチ2人が恋に落ちるポイントすらわからず、
いきない両思いっすか!?って展開に少しついていけなかった状態です。
でも、まぁコバルトだし、そこらへんは気にしない方がいいのかな?
まるで少女小説のような幼い恋をする2人はかわいらしく、
初めての恋に悩み過ぎて、ひねくれた考えになってしまう受君に
懐かしさを感じしたりしました。
1・2話より、神谷さんが登場する3話からの方が面白かったです。
下心アリアリで近付いてくる神谷に気付かない純粋で鈍感な慧に
イライラする隆之と、それを面白がる神谷の三角関係は良かったなぁ~
描きおろしの4話に関しては、隆之よ、慧のこと可愛いって言い過ぎ!
スクール水着姿の同級生にそこまで興奮するのか!?と、BLを読み
慣れた私ですら冷めた感じになっちゃいました。
それでも、穂波さんのイラストと、エロ皆無のかわいさに助けられ、
気楽に読み切りました。
BL超初心者・入門編ですね。
こっちの世界への第一歩としてオススメしたい本です。