お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ミカエルの揺さぶりが功を成し、
ついにルシファーとしての記憶を取り戻したキース。
「影の館」を崩壊させた後悔、
そして「キース」という移し身に愛着を感じるルシファーは、
天上界(ミカエルの元)へ帰るのを拒みます。
シリーズ第1作目『影の館』では、
支配するもの・されるものという力関係にあった二人ですが。
ミカエルはルシファーを失ったことで、彼に対する愛を再確認し、
今まで彼に対して行ってきた仕打ちを多少、反省したように感じました。
そのせいか、強引で執着・粘着質は相変わらずなのですが。
この『暗闇の封印』でミカエルは、ルシファーに優しい気がします。
そしてルシファーもミカエルから遠く離れたことで、二人の関係を客観視し、
自分がいかに熱烈に愛されていたのかを理解というか、実感したのではないかと。
あと下界で揉まれたせいか、以前のルシファーよりも精神的に逞しくなっています。
微妙に変化というか成長した二人は再会し、
改めて相手に対する思いを自覚して………
長い長い冷却期間を置いて、遠回りの果てにやっと!「恋人」として向かい合える。
なんというか、じれったい二人に萌えました。
ただルカが救われたとはいえ、可哀想で切なかったです。