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中盤から作者が書きたい事は何となく伝わって来るんですが、それが成功しているかというと残念ながらあまり効果的な展開って感じではない。
伏線は幾つかあるんだけど、肝心の叔父和博の伏線が弱いなあという感じ。
それでもまあ結構楽しく読めたのは、両親を揃って亡くし、引き取られた叔父夫婦でも叔母が亡くなってしまうという不幸続きにも関わらず実希が実に真っ当というか必要以上に落ち込んだりもしないし、現実を見据えているしっかりしたポジティブ思考の高校生だった所。
彼の真っ当さにイマイチまとまりが悪いストーリーが引っ張られた気がします。
小田切によって和博に対しての説明はされてるんですが、もっと途中からガンガン伏線をはってくれた方が説得力があった。……いや伏線はあったのかな?あれが伏線なのかー、でも分かりにくい。
実季の真っ当なキャラは割と好みですが、それをプラスしてもまあ中立かなあ。